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引退表明の明石市長、過去には「火付けて捕まってこい」など数々の暴言も市民評価は高い?

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泉房穂氏ツイッターより https://twitter.com/izumi_akashi

 兵庫県明石市の泉房穂市長が、来年春の任期限りの政治家引退を表明し、自身のSNSでも引退の意思を報告している。泉氏は市議会議員に対する「選挙で落としてやる」といった暴言が問題視され、市議会から問責決議案が出され、可決されていた。泉氏は暴言の事実を認め謝罪。責任を取る形で政治家引退を表明した。

 泉氏の起こした騒動は今回ばかりではない。ある意味では暴言のオンパレードとも言える。

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 泉氏の知名度を悪い意味で上げてしまったのが、2019年に明らかになったパワハラ報道だろう。2017年、国道の拡幅工事に必要な立ち退きに関する土地交渉が難航していたことに対し、職員に「火付けて捕まってこいおまえ。燃やしてまえ」「おまえら1人ずつ1千万円出せ。自分の家売れ。その金で払うたれ」などと暴言を吐いたと報じられた。泉氏としては職員に対する叱咤激励のつもりだったのかもしれないが、言葉が過ぎたと言えるだろう。報道を受け泉氏は辞職するも、出直し選挙で当選している。

 2020年には小学校区の新年会の席上、酒に酔った状態で市議会議員と口論になり、「もう議員辞めてまえ」と暴言を浴びせた。泉氏はその場で謝罪し、発言を撤回している。

 2021年には「全国豊かな海づくり大会兵庫大会」のプレイベント会場において、税金が投入されているのに明石市のPR要素が少なすぎると苦言を呈した。さらにイベント運営業者に対し、「知事に言って業者を変えてやる」と恫喝したと一部メディアに報じられた。業者は市への抗議も行ったが、こちらに関しては泉氏は発言の事実を否定している。

 こうして見ると、泉氏は激高しやすいタイプなのは確かかもしれない。ただ、そうした人物像を踏まえたとしても、子育て政策などに一定の評価があり、市民人気は高い。パワハラ報道を受けての辞職後の出直し選挙でも、7割の得票率で再選している。今回の引退表明を惜しむ声もあり、今後の動向も気になるところだ。

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