スポーツ
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スポーツ 2012年09月02日 11時00分
日本代表招集辞退へ マンU“ソッポ”で尻に火がついた香川真司
イングランドのプレミアリーグが開幕、香川真司(23)が移籍したマンチェスター・ユナイテッド(マンU)は8月20日にエバートンと対戦した。 本来ならロンドン五輪以上に狂喜乱舞するところだが、盛り上がりに欠けたのは、香川のレギュラーポジションが危うくなったからである。 「貪欲なまでにプレミア奪回を目指すマンUは開幕1週間前になって、昨季リーグの得点王だったオランダ代表のファンペルシーをアーセナルから獲得して、香川中心だった戦略を一変させた。香川の移籍金は1700万ポンド(約21億1000万円)ですが、ファンペルシーは2400万ポンド(約29億8000万円)。クラブがどちらを優先させるかは、おのずとわかる」(サッカー専門誌記者) なぜ、マンUは香川に冷淡になったのか。実は、日本代表戦に大きな要因があったという。 「ベネズエラ戦です。プレミアリーグ開幕前の大事な時期に親善試合で4日間も日本に戻った姿勢がクラブ首脳の怒りを買ったのです。ベネズエラ戦が行われた8月15日にファンペルシーの獲得を発表したのは偶然ではない。欧州のクラブでは代表戦より、リーグ戦が重要視され、ファンの人気も高い。6月のアジア最終予選を2勝1分けの首位で終えた日本代表は9月11日にイラク戦を迎えますが、尻に火がついた香川は召集を辞退する可能性がある。またぞろチームを留守にすれば、居場所を失いかねないし、期限付き移籍の可能性すらある」(元日本代表のサッカー解説者) マンUの場合、プレミアリーグ38試合のほかに欧州チャンピオンズリーグ、FAカップなど年間計60試合近くをこなす。ハードな日程のため、エースのルーニーですら年間の出場試合は30数試合。チームに専念しさえすれば、香川の出番はルーニー、ファンペルシーと同列になる可能性はあるわけだ。 「先のベネズエラ戦では後半29分から初めてトップ下の本田圭佑(CSKAモスクワ)の1トップを試したが、その際、空いたトップ下には香川ではなく、敢えて中村憲剛(川崎)を付けた。このことはとりもなおさず、香川不在の場合のイラク戦を想定している」(スポーツ紙記者) マンUで不動のポジションを勝ち取るまで、日本代表での香川の雄姿はしばしお預けのようである。
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スポーツ 2012年09月01日 17時59分
元ヤクルトのセーブ王・高津臣吾がついに現役引退!
元ヤクルトのセーブ王で、現在は独立リーグのBC(ベースボール・チャレンジ)リーグに属する新潟アルビレックス・ベースボール・クラブで選手兼監督を務める高津臣吾(43)が、ついに現役引退を決意。今季限りで、ユニフォームを脱ぐ。 高津は先の甲子園に出場した広島工業高校、亜細亜大学を経て、90年のドラフト3位でヤクルトに入団。当初は先発でも起用されていたが、3年目の93年に抑えに転向。6勝(4敗)20セーブを挙げて、最優秀救援投手のタイトルを獲得。チームのリーグ優勝、日本一に大いに貢献した。 その後も、ヤクルトのクローザーとして活躍し、01年には自己最多の37セーブをマーク。03年には34セーブを挙げて、佐々木主浩(元横浜)の持つ当時の通算セーブ記録(NPB)229を更新した。 同年オフにFA権を行使して、MLBのホワイトソックスと契約。04には6勝(4敗)19セーブをマークしたが、05年途中にメッツに移籍。 06年には3年ぶりにヤクルトに復帰し、佐々木に次ぎ日本人2人目となる日米通算300セーブを達成した。 07年オフには自由契約となり、08年1月にカブスとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加するが、オープン戦で打ち込まれて戦力外。6月に韓国プロ野球のウリ・ヒーローズに入団し、18試合で1勝(0敗)8セーブを挙げた。 09年は再びMLBに挑戦。ジャイアンツとマイナー契約を交わしたが、メジャーには昇格できなかった。 10年は台湾の興農ブルズに入団。40試合で1勝(2敗)26セーブをマークしたが、オフにブルズから契約を打ち切られた。日本人で日本、米国、韓国、台湾の4カ国でプレーしたのは、高津が史上初。 11年には新潟に入団し、27試合で0勝(2敗)16セーブの成績を挙げる。今季は監督を兼任し、公式戦では1度の登板もなかった。 日米通算313セーブは、日本人では佐々木の持つ381に次いで歴代2位。日本(NPB)のみでは、通算286セーブで、岩瀬仁紀(中日)の343(8月31日現在)に次いで歴代2位。 記録の上でも、記憶の上でも名を残し、4カ国を股にかけてプレーした伝説のクローザーが、現役生活に終止符を打つ。(落合一郎)
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スポーツ 2012年08月31日 15時30分
少子化問題に直面した高校野球の未来像
第94回全国選手権大会(以下=夏の甲子園大会)は、8月23日に決勝戦を終えた。その大一番を前後して、“興味深いウワサ”がネット裏で広まっていた。 「来春のセンバツ大会で『連合チーム』が選ばれるのではないか…」 当事者に迷惑を掛けたくないので、「ウワサ」だということは強調しておきたい。だが、高校野球は転換期を迎えており、何かしらの制度変更も予想されているのだ。 「秋季大会は覚悟しています。甲子園を経験させていただいた以上、仕方ないことですし」 今夏の大会に勝ち上がった某高校の監督が語っていた。どういう意味かというと、夏の甲子園に勝ち上がった分、3年生の卒部に始まる『1、2年生中心の新チーム作り』が遅れてしまう。県代表の座を争ったライバル校は地区予選敗退と同時に『新チーム』での練習をスタートさせており、夏の甲子園を経験した「約1カ月分の遅れ」は秋季大会に影響する。また、来春のセンバツ大会だが、秋季大会以降の公式戦の成績が選考材料となる。したがって、出遅れた側の甲子園出場校も秋季大会を気にするのは当然で、史上7校目となる春夏連覇をおさめた大阪桐蔭、3季連続で甲子園の決勝戦に進出した光星学院には改めて敬意を表したい。 そんな両校は野球部員数がともに60人を越えており(光星学院=67人、大阪桐蔭=66人)、県外出身者の多いチームとしても知られている。私見としては「将来の目標を持って、親元を離れた彼らの勇気」を応援しているが、今夏の地方予選前、興味深いデータも発表された。『少子化問題』である。 今年の地方大会の参加校は、3985校(連合チームは『1校』で計算)。昨年より29校減ったことになる。前年までのデータを見直してみたところ、4000校を割ったのは23年ぶりで、2003年の4163校をピークに『9年連続の減少傾向』となっている。国勢調査に基づく政府関連資料によれば、高校生の人口自体、この10年間で約70万人も減ったという。 高野連加盟校数は4071校(今年5月末時点)。少子化による高校生の人口低下を照らし合わせれば、『7年連続での減少』の事態も当然の結果だろう。しかし、野球部員数は16万8144人で、昨年よりも1219人増えている。また、『部員数100人以上の高校』は全国で68校もあり、2000年代前半と比べ、2倍近くも多くなっている。同様に、『部員数10人以下の高校』は118校。こちらも2000年代前半と比べ、2倍近くになっていた。 野球部員は微増、少子化の影響で加盟校は減少。野球部員は競合・有名校に偏り、地方の無名校は人数不足に悩まされている−−。 今夏は31の連合チームが参加した。部員数不足による11チームが新たに参加、学校の統廃合による19チーム、東日本大震災の影響による『相双福島』を加えて、31チームが地方大会を盛り上げた。『連合チーム』は学校の統廃合等に限って認められてきたが、高野連はこの制度を緩和した。「部員数不足で2大会以上を棄権した高校が全国で96校もあった」からである。 また、東京都も『東西地区割り』の再編成を行う(来年2月承認)。現在、東東京・151校に対し、西東京は120校。この「31校」の格差を解消するためであり、こちらも多摩・八王子地区の公団住宅街の人口減少も影響してのことだろう。高野連はこうした少子化による社会的影響を受け、制度の変更(緩和)も避けられなくなった。球児のためになる規定緩和は大歓迎だが、野球はサインプレーのスポーツでもある。試合中のブロックサインは統一できるとしても、学校行事やスケジュールが異なるため、十分な練習時間を確保できていないという。「試合に出る」だけが目的ならばそれでいいかもしれないが、今夏の光星学院の健闘もあって、高校野球ファンの関心は東北勢に向けられている。東日本大震災でクローズアップされた連合チームもないわけではない。21世紀枠による連合チームのセンバツ出場説が噂されるのは、そのためである。 「限られた練習時間」でどうやって野球レベルを高めるかは、各連合チームの課題だ。現行として、連合チームは「人数不足」(=少子化)に直面した学校の救済法にすぎない。しかし、『施設不足の解消』『行政支援』を目的とするスタイルも認められるとすれば、もっと強い連合チームが出現するだろう。 越境入学者の多い高校が県代表に勝ち上がると、「地元出身者が少ないから応援しない」とこぼす大人も多い。個人的には、こうした学校が野球部員を地元ボランティアに参加させている姿も見ているので、こちらも応援していきたいと思っている。東京都の東西地区割りもそうだが、少子化の問題は高校野球の伝統も変えてしまうかもしれない。炎天下のスタンドで声を張り上げている応援団を見て、高校野球は『地元スポーツ』だということを再認識させられた。少子化問題と同時に、いかに地域に密着し、愛されるチームを作るかも検討しても良いのではないだろうか。(スポーツライター・美山和也)
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スポーツ 2012年08月31日 15時30分
また出たDeNA中村ノリのわがまま病 2000本安打達成にも影響か?
DeNA中村ノリこと中村紀洋内野手(39)のわがまま病が再発、それが原因で2軍に懲罰降格させられていたことが分かった。 ノリは8月16日、球場入りした際に車のエンジンを切ろうとキーを回した時に、右ヒジに痛みが出たという信じられない理由で、同日の阪神戦(横浜スタジアム)を欠場。18日には、「長引かせるより、早く決断してきちっと(治療に)専念するということ」として、1軍の出場選手登録を抹消されていた。 ところが、ここに来て、2軍降格は故障のためではなく、懲罰降格だったことが明らかになった。15日の阪神戦(横浜スタジアム)で、7回裏の攻撃中、二死一塁、ノリが打席の場面で、盗塁のサインが出て、一塁走者の内村賢介内野手(26)が盗塁を決めた。この際、打席で制約が生じて三振に倒れたとして、ノリがベンチに戻ってから、内村に対して、「何で走るんだ」と激怒したという。チームは采配批判と判断。中畑清監督(58)はノリを注意したが、翌16日には右ヒジ痛を訴え、試合途中からベンチ裏に姿を消した。一連の態度から、チームはノリにペナルティーを与えたのだ。 懲罰降格を認めた中畑監督は「どこの世界にもルールがある。ルールを守れない人間は使わないということ」と話した。故障した右ヒジは回復しており、「下で結果を出して段取りを踏んで帰って来させるつもりでいる」(中畑監督)とのことで、ノリは31日にイースタンリーグの2軍戦(ロッテ戦=平塚)に出場し、早ければ9月1日にも1軍に復帰する予定。 今季のノリは中日時代の08年以来といえる好調を維持。96試合に出場し、打率.295(リーグ8位)、10本塁打、56打点。得点圏打率はリーグ3位の.345で、勝負強さを見せつけている。チーム内では3冠王のアレックス・ラミレス外野手(37)に次ぐ成績を残しており、ファン投票で、8年ぶりのオールスター出場も果たした。近鉄時代の01年以来となる、11年ぶりの3割到達の可能性も十分。 今季の成績は立派なものだが、わがまま病再発で来季の契約に暗雲が垂れ込めてしまった。ノリのお山の大将ぶりはいたく有名で、これまでの所属球団関係者はとかく手を焼いてきた。06年オフにオリックス、10年オフに楽天を自由契約となったが、獲得する球団がなかなか現れなかったのは、それが原因とされる。 ノリの活躍ぶりに、シーズン前半の6月には、池田純球団社長が来季の残留を早々に示唆していた。だが、こうなると、現場サイドがノリ残留にNOを突きつけてくる可能性が出てきた。もし、DeNAがノリ解雇を決めた場合、風前の灯となるのが悲願の2000本安打達成。現在、ノリの通算安打数は1948本(30日現在)。横浜の残り試合は33で、あと52本打つのはむずかしい。名球会入りするには、来季、プレーさせてくれる球団があることが前提だ。区切りの400本塁打にも、あと11本と迫っており、こちらも来季達成見込み。従って、ぜがひでも、あと1シーズンは現役を続けなければならない事情がある。 これまでの経緯からいって、ノリを新たに獲得しようという球団が現れるとは考えがたい。そうなれば、2000本安打も400本塁打も達成目前で露と消える。身から出たさびとはいえ、ノリに残された選択は、中畑監督に誠心誠意、謝罪し来季の契約更新を勝ち取るしか道はなさそうだ。(落合一郎)
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スポーツ 2012年08月30日 15時30分
松坂大輔 復活勝利も大幅減俸必至!
昨年6月に右ヒジじん帯再建手術を受け、長期戦線離脱していたレッドソックス松坂大輔投手(31)が、8月27日(日本時間28日)、フェンウェイパークでのロイヤルズ戦で先発。7回を投げ、5安打1失点の好投で、今季初勝利。昨年5月8日(同9日)のツインズ戦以来、477日ぶりの勝ち星を挙げ、日本人4人目のメジャー通算50勝目に到達した。 実に長い道のりだった。昨年6月10日(同11日)に手術を受けた松坂は、6月9日(同10日)のナショナルズ戦で、1年1カ月ぶりにメジャーで復帰登板。5試合に投げたが、白星を挙げることはできぬまま、右僧帽筋を痛めて、7月3日(同4日)に故障者リスト(DL)入り。マイナーでの調整を経て、ようやく復活を果たした。 ところが、翌28日(同29日)には、松坂が獲得球団を募るウエーバー公示されたことが分かった。日本では放出を前提にする印象が強いウエーバー公示だが、メジャーでは必ずしも移籍を意味するものではない。選手の他球団の評価や市場調査を測る意味合いもある。 獲得希望球団があっても、条件が合わなかったり、トレード拒否権を持つ松坂がこの権利を行使すれば、交渉はまとまらない。レッドソックスは25日(同26日)にウエーバー手続きを経て、主力4選手をドジャースに放出しており、来季に向けた戦力の見直しを図っている。 松坂とレッドソックスとの契約は今季が最終年。松坂は06年12月に、6年総額5200万ドル(約61億円)で契約。今季年俸は1000万ドル(現在のレートで約7億8600万円)とされる。故障があったとはいえ、昨季3勝、今季まだ1勝で、09年以降は4年連続1ケタ勝利にとどまっている。今の松坂が年俸に見合う働きをしていないのは明らかだ。 そこで、ウエーバー公示の話に戻るが、獲得球団が現れれば、交渉がまとまらなくても、他球団の松坂に対する評価も分かる。レッドソックスとしては松坂が残留するなら、市場価値を把握した上で、来季年俸を決めることになるだろう。 某メジャーリーグ関係者によると、「今の松坂なら年俸200万ドル(約1億5700万円)〜300万(約2億3500万円)ドル程度じゃないか」との説もある。移籍するにせよ、残留するにせよ、ここ数年の松坂の成績では、現在の高額年俸を維持するは不可能で、大幅減俸は必至の様相。少しでも、自身の価値を上げるためには、残された登板機会でいい結果を残す以外にない。(落合一郎)
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スポーツ 2012年08月29日 17時00分
24時間テレビで超有名人となったプロレスラー佐々木健介 だけど本業はトホホの現実
8月25〜26日に日本テレビ系列で放送された「24時間テレビ35 愛は地球を救う」。今年、恒例のマラソンに挑戦したのは、プロレスラー佐々木健介、その妻でタレントの元女子プロレスラー北斗晶、長男・健之介君、次男・誠之介君のファミリー。 家族4人で力を合わせ、リレー形式で約120キロを完走した姿は、日本全国に感動を与えた。2日間を通じた全放送時間の平均視聴率(以下、すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)は17.1%だったが、フィナーレの26日午後7時〜9時9分は28.0%。なかでも、健介ファミリーのアンカー、北斗がメーン会場の日本武道館にゴールする直前と直後のシーン(午後8時57分、58分)では、瞬間最高視聴率39.1%という、驚異的な視聴率を示した。 全国でこれだけの視聴者が健介ファミリーの走りを目撃したわけだから、もはや健介は超有名人。バラエティ番組への出演も多く、知名度では現役プロレスラーの中でナンバー1といっても、過言ではないだろう。 今回の24時間テレビで、さらなる知名度アップに成功したとあって、今後、本業のプロレスでも、さぞやウハウハかと思いきや、こちらはからっきしダメだというのだ。 ベテランの格闘技ライターのA氏は、「WJプロレスを退団し、フリーになった当初は、引っ張りだこになった時期もありました。しかし、今は自分の団体(DIAMOND RING=以下、DR=旧名・健介オフィス)を旗揚げし、その自主興行のほかは、プロレスリング・ノア(田上明社長)への参戦ぐらいしか仕事はありません。そのノアも、財政難から、ほぼフル出場だった健介へのオファーは激減しており、プロレスでの実入りは確実に減っています」と語る。 実際にDRの興行実態を調べてみると、8月はマラソンに備えた影響もあって、収容能力200人ほどの道場(埼玉県吉川市)での興行が4回あるだけ。9、10、11月は道場マッチ以外の地方興行が月1回ずつ予定されているだけ(29日現在)。他団体への出場となると、めっきり減っているのが実情だ。 「プロレス界自体が不景気のため、ギャラが高い健介は、どの団体も使いづらい環境にあります。いくら、24時間テレビで有名になったからといっても、それでオファーが殺到するような業界の現状ではありません。自主興行といっても、DRは所属選手が少なく、他団体やフリー選手頼みであるため、なかなか数も増やせないところです」(前述のライターA氏) 超有名人になっても、増えるのは芸能の仕事だけ。肝心の本業は、トホホの現実とは悲しいばかりだ。(坂本太郎)
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スポーツ 2012年08月28日 15時30分
ダメ虎もう白旗!? 早くも来季の組閣へ
まだ、8月だというのに、不動のセ・リーグ5位に低迷する阪神が、早くも来季への組閣人事へ動き出した。公式戦を32試合も残しているというのに、異例の早さでの行動は、今季はあきらめたのも同然だ。 阪神は27日現在、112試合41勝59敗。CS(クライマックス・シリーズ)への出場の可能性は残っているが、3位広島まで8.5ゲーム差、4位ヤクルトまでは6ゲーム差で、4位以上への浮上は至難のワザだ。最下位DeNAには5ゲーム差で、最下位転落の危機もはらんでいる。 ただ、用兵についてはすでに、ベテランや外国人を排除した若手選手起用に切り替えており、もはや今季に関しては、白旗を掲げたようなもの。 この現場の状況に、フロントの動きも素早かった。元阪神監督で、オリックスではGM、監督の経験をもつOBの中村勝広氏(63)が来季、GMに就任することが濃厚となった。オファーを受けた中村氏は「受ける方向で考えている」と語っており、来週中にも正式決定する見込みだ。 また、OBで解説者の赤星憲広氏(36)をコーチとして、招へいするプランもあることが明らかになった。 こうなると、非常にやりづらくなるのは現首脳陣だ。32試合も残しているのに、球団が来季組閣人事へ着々と進んでいる現状では、コーチ陣も落ち着いて選手の指導に当たれない。26日の広島戦では、有田修三ヘッドコーチ(60)が体調不良となり、試合中に球場を離れて静養する波乱があったばかり。有田コーチは胃腸炎といわれているが、失職を恐れて悩んでいたのだろうか。 和田豊監督(49)にとって、中村氏は大先輩で、かつては監督と選手という間柄。さすがに、現役時代、監督だった中村氏がGM職に就くとなると、自分の意見が通りづらくなるのは必至。 和田監督の来季去就は未定だが、不振の責任を取って、わずか1年で辞任に追い込まれる可能性もある。監督を続けても、昔の師匠に気を遣いながら、采配しなければならないという地獄が待ち受けている。和田監督にとっては、潔く身を引いた方が幸せなのかもしれない。(落合一郎)
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スポーツ 2012年08月27日 15時30分
2軍でまた炎上の斎藤佑樹 日本ハム球団・首脳陣の悩みの種
2軍で調整中の日本ハム・斎藤佑樹投手(24)が、またも首脳陣の期待を大きく裏切った。 8月25日、イースタンリーグでのヤクルト戦(鎌ヶ谷)で、2軍降格後、4度目の先発をした斎藤は、6回を投げ、11安打7失点の大乱調。チームは0-8と大敗し、これでファーム落ちしてから、自身4連敗となった。 斎藤は「全体的に良くなかったですね。悪かったところ? 全部です」と反省しきり。1軍再昇格への思いは強いが、「今は1軍に上がるとかいうより、自分の実力を上げることをメーンに考えないといけない」と、根本的な修正を目指す覚悟を固めた。 2軍降格後、4日のフューチャーズとの非公式戦(鎌ヶ谷)で、6回6安打5失点。11日のヤクルト戦(戸田)では6回4安打3失点、19日の楽天戦(南三陸)では5回7安打6失点。そして、25日のヤクルト戦では、これまでで最悪の投球内容となっただけに、斎藤も意気消沈。これで、2軍では23回を投げて28安打20失点(非公式戦含む)の惨状となり、公式戦のみの防御率は6.35。 この事態に頭を悩ませているのは球団と首脳陣だ。本来なら、降格→早期再昇格の青写真を描いていただけに、それは露と消えた。 折りしも、パ・リーグから第3クール終了時点(開幕〜23日まで)の観客動員数が発表され、日本ハムは同じ消化試合数との前年対比で、観客数が減少したことが分かった。チームは優勝争いを繰り広げているが、成績が良くても観客動員が落ちたショックは小さくない。 人気の点では、ダルビッシュ有のMLB移籍が響いているが、その後釜として期待したのが斎藤。球団としては、客寄せパンダの斎藤に早く帰ってきてほしいのがホンネ。斎藤を寵愛する栗山英樹監督にとっても、早期の1軍復帰を願うばかり。 そんななかで、2軍で背信投球を続ける斎藤。こうなると、しっかりとした結果を残さなければ、1軍再昇格はさせづらくなってしまった。なお、斎藤の次回登板は、9月4日の西武戦(西武第2)の予定。(落合一郎)
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スポーツ 2012年08月27日 11時00分
地元も見放す阪神の“集客力”
阪神タイガースの観客減が止まらない。 ここ7年、勝とうが負けようが、観客動員に関しては常にトップを走ってきたが、今季の甲子園の観客動員数は開幕から伸び悩み、前半戦主催30試合を終わった時点で約120万人。昨季をかなり下回るぺースで、このままだと観客動員のトップを巨人に奪回されそうな雲行きなのだ。 伸び悩みの最大の原因はもちろん阪神の不甲斐ない戦いぶりだが、加えて今年はファン心理の変化も大きく影響している。 「去年までの阪神ファンは『勝っても負けてもタイガース』。それが今年は、コアなファン以外は『弱い阪神なんか見たくない』という風に変わっている。ここ数年の低迷で、我慢もいよいよ限界に来たということでしょう」(スポーツ誌記者) 上位追撃どころか、最下位転落の可能性まで出てきたとあっては、愛想づかしも無理はない。ファンの甲子園離れは、チケットの売れ行きにも、はっきりと表れている。甲子園の阪神戦と言えば、去年まではプラチナ・チケット。対戦カードの如何を問わず「2倍の値段はザラ」(なんばのチケットショップ)だったが、今年は好カードでも1.5倍程度が相場という。 それどころか、カードによっては外野席1200円(定価1900円)というチケットまで現れるほどで、窓口でも「土日の巨人戦以外はほとんど当日券があります」(某プレイガイド)という有様なのだ。 「今の阪神は野田内閣と同じ。“決められない野球”をやっているから反感を買う。弱いなら弱いで、ファンが納得する、来年を見据えた野球をするべきです」 阪神OBの評論家・マイク仲田氏はこう叱咤激励するが、もっとも甲子園球場のお膝元からは、こんな声も上がっている。 「勝敗に関係なしの馬鹿騒ぎが少なくなって、静かな夜が戻ってきました。地元からすれば、今ぐらいがちょうどいいんですわ」 本誌発売頃には、高校野球に甲子園を明け渡し、死のロードに出ている阪神も、地元から愛想をつかされるとは皮肉な話である。
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スポーツ 2012年08月25日 17時59分
ダメ虎 ファンも見放した!? 観客動員大幅に減少!
プロ野球セ、パ両リーグが、第3クール終了時点(開幕から8月23日まで)の観客動員数を発表した。昨年の同じ消化試合数との前年対比では、セは1試合平均2万7625人で0.5%減、パは2万2317人で3.3%減と、両リーグともに微減となった。 12球団トップはセで首位を独走する巨人で、10.2%増の4万1042人。パではソフトバンクがトップで5.5%増の3万3651人で、他の5球団はすべて減少し、ロッテが8.8%減と最も減らした。 最も観客数が減少したのは阪神で、12球団ワーストの9%減で3万8036人だった。阪神は観客数が実数発表となった05年以降、昨年まで7年連続でセ最多の観客動員数を誇っていた。その間、09、11年にはBクラス(ともに4位)転落も経験したが、それでもリーグトップの座を保っていた。 しかし、今季は24日現在、110試合40勝58敗12分けの借金18で、不動の5位。3位の広島までは8.5ゲーム差を付けられており、CS(クライマックス・シリーズ)進出の可能性は、わずかに残っているが、ほぼ絶望的。逆に最下位DeNAには5ゲーム差で、調子を落とせば、最下位に落ちる恐れもある。 ここ数年、成績にかかわらず、熱狂的な声援を送り続けてきた関西の虎ファンだが、さすがに今季の不振ぶりにソッポを向いてしまった格好。 観客動員に限らず、在阪の民放各局の阪神戦中継の視聴率も苦戦している。4月までは平均視聴率が10%を超えていたが、5月以降は1ケタ台が続いている。もはや、ダメ虎ではファンも見放してしまったということか…。(落合一郎)
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