先場所は横綱になって自己ワーストの10勝5敗。平成20年名古屋場所以降の4年間、2場所続けて優勝を逃したことがないだけに、今場所はどうやって巻き返すか。
「決して老けこむような年齢ではないのに、もうベテラン気どり。朝青龍も引退前は番付発表の直前までモンゴルで過ごし、初日前に数日間、よその部屋に出稽古して調整し、本番に突入するという方式を取っていましたが、最近、白鵬も同じような手抜き稽古が目立ってきました。東京での最後の稽古日だった6月16日も、なかなか稽古場に現れず、関係者が自宅まで迎えに行きましたが、疲れていると言ってとうとう起きて来ず、昼に予定されていたテレビ番組の収録もドタキャン。師匠の宮城野親方(元幕内竹葉山)は、こんなことは初めてだ、と苦い顔をしていました」(担当記者)
そう言えば、モンゴルにも先場所後から名古屋入りするまでのわずか1カ月間に2度も帰り、一方で後援者開拓にはすこぶる精力的。7月5日には東京、横浜、徳島などに次いで名古屋でも個人的な後援組織の「横綱白鵬名古屋後援会」が発足し、記念祝賀会を開いた。
「中心メンバーには名古屋を代表するセレブ、名古屋市内でエステサロンを経営する服部由奈さんが名前を連ねています。会長は夫で、会社経営をしている服部章平さんです」(部屋関係者)
力士が後援会作りに励むときは引退が間近に迫ったとき。果たして白鵬は復活できるか。