社会
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社会 2018年10月27日 12時00分
森永卓郎の「経済“千夜一夜"物語」 ★滞貨一掃内閣の狙いは
10月2日に発足した第四次安倍改造内閣は、初入閣が12人を占めた。このうち、衆議院の場合当選5回以上、参議院の場合当選3回以上で閣僚経験を持たない「閣僚待機組」が10人と、大臣の椅子を待っていたベテラン議員を一気に入閣させたことになる。 総裁選で借りを作ったから、論功行賞はやむを得ないにしても、あまりにもリスクの大きい人事だ。第一に、新入閣の議員は舌禍事件を起こしやすいし、スキャンダルが出てくる可能性がある。そうなれば、内閣への批判が噴出する。第二に、待機組に押し出させる形で、女性閣僚が片山さつき氏だけになってしまった。女性の活躍を掲げる安倍総理に批判が向けられるのは、明らかだ。第三に、待機組大臣は官僚がなめてかかるから、強い政策を打ち出すことができない。 これだけのリスクを抱えながら、なぜ安倍総理が滞貨一掃を決断したのか。私は、来年の春の解散総選挙、あるいは夏の衆参同時選挙をにらんでいるのではないか、と考えている。解散の大義は、もちろん消費税凍結だ。 来年の日本経済は厳しい条件が揃っている。まず、景気循環で3年周期の在庫投資循環と10年周期の設備投資循環が、ともに下降に向かう。また、オリンピックバブルは、2019年にはじける。オリンピック前に施設やインフラの整備を済ませないといけないからだ。さらに、米中貿易戦争の悪影響が、来年から本格化する。 そうした状況で消費税率を引き上げたら、日本経済が壊滅的な被害を受けるのは、明白だ。まともな経済学者は、みなそのことを分かっている。分かっていても、財務省が恐ろしくて、そのことを言えないだけなのだ。 そのなかで、今回の人事で最も注目すべきことは、加藤勝信氏を自民党総務会長に据えたことだろう。 総務会というのは、自民党の最高意思決定機関だ。選挙に関しては、選挙管理委員長が仕切るが、総務会も当然、選挙の結果に責任を持っている。 来年は、参議院選挙と統一地方選挙がある。そして、自民党総裁選で石破氏が予想外の善戦をしたことからも分かるように、安倍政権にとって、いま国民からの強い逆風が吹いているのだ。 加藤総務会長は、元々、大蔵官僚だったから、消費税増税推進派の筆頭だ。その加藤総務会長に対して安倍総理が、「選挙で勝つためには消費税凍結しか方法がない」と迫ったら、何が起きるだろうか。私は、加藤総務会長のなかにある大蔵省の増税DNAより、目先の選挙での勝利への欲求の方が上回るのは、確実だと思う。政治家というのは、そういうものだ。 ただ、仮に安倍総理が消費税を凍結したところで、来年の景気が低迷するのは確実だ。消費税凍結というのは、あくまでも現状維持で、景気浮揚効果はない。国民の懐を潤すためには、消費税率の引下げがどうしても必要だ。私は、安倍総理が消費税率引き下げに踏み切る可能性は十分あるとみていたのだが、どうやら、それはないと考えている。数々のスキャンダルを重ねた財務省のトップである麻生財務大臣を留任させてしまったからだ。来年の景気がよくなる可能性は、ほぼゼロだろう。
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社会 2018年10月27日 11時00分
米中貿易戦争の闇‐①‐中国は「世界の工場」から「世界のゴミ箱」へ
ここ最近、喧伝される「米中貿易戦争」は「米中覇権争奪戦」の一環だというのは世界の共通認識だ。 第2次大戦後、世界は『冷戦時代』、別の言い方では『米ソ2極時代』に突入した。この時代は1991年末のソ連崩壊で終わりを告げ、2極のうち1極だけになった。それから始まったのが1992年からの「米国1極時代」で、けん引したのが1990年代から勃興したIT産業だ。 ところが「1極時代」は08年に起きた「リーマンショック」が「100年に一度の大不況」という大惨事であったため「1極時代」は終わりを告げた。その後に始まったのが「米中2極時代」だ。この戦いの緒戦は、15年3月までは中国有利だった。「今年の9月27日に国連総会に出席したトランプ大統領は、国連安保理事会後の記者会見などで、中国のウイグル族弾圧の強権政治を批判し、ハッカー攻撃による情報の盗取についても触れています。日米首脳会談後に出された『日米共同声明』の最重要課題は『第6項』にあります。ここで《日米両国は、第3国の非市場志向型の政策や慣行から日米両国の企業と労働者をより良く守るための協力を強化する》とあり、ここでいう第3国とは中国を指しています。現在、米国内において、軍事技術盗取の中国人スパイを次々と摘発し、中国軍に直結する取引をしていた個人や企業の口座を凍結しています。欧米、とりわけ英仏独、スイスの銀行も処罰されており、西側の銀行は、中国との取引に慎重となっているのです。こうしたことから中国の経済はマイナスに転落する危機をはらみ始めました」(日本人エコノミスト) このままでは「世界の工場」から「世界の市場」にまで上り詰めた中国は「世界のゴミ箱」となってしまうのだ。これが日本に急接近してきた理由である。 そんな中、安倍首相は10月25日から27日にかけて、7年ぶりに中国を公式訪問した。これに先立ち、菅官房長官は18日、「パンダの来日が実現すれば喜ばれる」と、新たなパンダを迎える可能性を示唆していたが、くれぐれもパンダに目がくらみ、中国に接近し過ぎないように願いたいものだ。
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社会 2018年10月26日 18時47分
米中貿易戦争の闇‐②‐米国の「住宅ローン破綻」と外食産業の客減少の関係
米中貿易戦争は結果として庶民の胃袋を直撃する。トランプ米大統領は、知的財産権侵害に対する報復として中国に対し関税を掛けると、習近平政権も同額の対米輸入品に、同率の報復関税をかけるというイタチごっこが続いている。 報復品目には農産物が多く、米当局者の脳裏に大豆やトウモロコシはすぐ浮かんだろうが、品目探しに苦労したとみえ、鶏の足や豚の内臓まで加えた。いずれも米国内ではほとんど消費者に見向きもされないため、廃棄されていたのだが、巨大な中国人の胃袋に合わせて輸出されるようになった。 習政権は、“廃棄物”に値が付いてホクホク顔だった米国の養鶏農家に高関税の打撃を与え、養鶏地帯を選挙地盤とするトランプ支持の米共和党議員への政治的メッセージになると踏んで、それらの輸入を報復リストに加えたのだろう。しかし、中国国民の胃袋の方は自国の報復処置に報復された格好になっている。中華スープがすすれない状況なのだ。 一方、米中貿易戦争中の米国で国民の中に「新築ローンが払えない」という事態が急増している。株価好調で将来も明るいといわれる米国で、住宅販売が減少傾向となっているばかりか、ここ3年間で初めて「新築住宅の差し押さえ」件数が伸びているというのだ。“トランプ経済”に何が起きているのか。「米国のあるシンクタンクから発表されたレポートには『米国住宅市場はこれから不況期に入り、住宅価格も下落する兆候がある』と述べられています。同時に外食産業では、顧客減少に悩まされており、ローンが払えないから外食を控えているのではとの見解が述べられています」(在米日本人ジャーナリスト) 今年7月のレストラン業界の売り上げ(同一店舗比較)は前年同月比よりも0.54%上昇したものの、来店顧客数は1.78%減っているという。3カ月累積平均(5、6、7月)では、売上高は0.46%上昇したものの、顧客数は1.95%減少した。失業して、せっかく購入した新築住宅も差し押さえられた人々は、当然外食もできなくなっているというわけだ。 外食をせずにローンに回すことなど、日本の庶民はとっくにやっている話だが…。
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社会 2018年10月26日 12時20分
「KYBデータ不正」そもそも『耐震』『免震』『制振』は何が違う?
油圧機器メーカー「KYB」が、国の認定に適合しない「免震・制震装置」を出荷していた問題が波紋を広げている。内閣府や国交、財務省、気象庁といった「国の庁舎」をはじめ、大阪府庁本館など「地方自治体の庁舎」、さらに「東京オリンピック・パラリンピック」の競技施設でも、不正が発覚した装置と同じ型の製品が使用されていることが判明した。 深刻なのは「タワーマンション」の住民だ。営業マンは地下の免震装置をウリに販売しており、資産価値が下がってはたまらないと「マンション名の公表は控えてほしい」という訴えが相次いでいる。「KYBの補償問題は深刻です。2015年に免震偽装が発覚した『東洋ゴム工業』は、同年12月期からの特別損失は累計で1400億円を超えています。同じ年に『旭化成』は子会社で杭打ち工事のデータ改ざんが見つかり、16年3月期に不正の調査費用など14億円を特損として計上。KYBの補償規模も、相当なものになるでしょうね」(国交省担当記者) ところで今回問題となったのは「免震・制震装置」だが、「耐震装置」とどう違うのか。 「ざっくり言うと、『免震・制振』は建物の揺れを抑える装置で、『耐震』は倒壊しない強度を保てる装置。1981年に改定された建築基準法では、震度6強から7に達する大規模地震で倒壊・崩壊しないことが求められています」(同・記者) だが、耐震基準を満たしていても、大地震で亀裂が入るなど建物に被害が出たり、大きな揺れで家具やオフィス機器が倒れてケガをすることもある。そのため、「免震」として地下に装置を設け、振動が建物に伝わりにくくし、「制振」として各階に装置を配置して、風や地震の力を吸収し、揺れを低減させている。 果たして不正な「免震・制震装置」を使用していたKYBは、どれほど傾いてしまうのだろうか。
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社会 2018年10月26日 12時10分
若者言葉と思われがちな「社畜」「ヤバい」…意外な由来
「ヤバい」という言葉は、本来、危険な状態を表す言葉として使われていたが、現在は「楽しい」と思ったときや「うれしい」「おいしい」ときなど、幅広く使われるようになっている。 「『ヤバい』が使用され始めたのは、江戸時代。泥棒などが『捕まりそうだ! 危険だ!』ということを、仲間内に知らせる言葉として使っていたのが始まりといわれています。その後、『ヤバい』は『カッコ悪い』というマイナスの意味で使われるようになり、次は『常識を超える』という意味でも使われるようになり、現在では『プラスの意味』としても日常的に使われるようになりました」(言語文化評論家) 「マジ」という言葉もまた、発祥は江戸時代だという。芸人の楽屋言葉として使われていて、「真面目」という言葉が由来しているそう。実際に歌舞伎のセリフの中で「ほんに男猫も抱いて見ぬ、“マジ”な心を知りながら」などと使われている。 一見“若者言葉”と思いがちだが、実は古くから使われている言葉の数々。例えば「社畜」は平安時代から使われていたという。 「現在の『社畜』は、勤めている会社に飼いならされ、奴隷のようにこき使われている社員を表す言葉です。しかし平安時代では、『世の中の理不尽や邪気を一身に受けるために、神社などの柱に生贄として死ぬまでつながれていた家畜』のことを指していました」(同・評論家) 次に「ビビる」の由来。戦の際、大軍が動くとき鎧が触れ合う音が「ビンビン」と響いたことから、「ビビる音」と表すようになったそうだ。 源氏と平氏が戦った「富士川の戦い」で、鳥が一斉に飛び立つ音を、源氏が攻め込んできた「ビビる音」と平氏が勘違いして、逃げたという話も残っている。 最後は「ムカつく」の由来。「胃がムカつく」という言い回しがあるように、平安時代では体調がすぐれないときに使う言葉だったそう。江戸時代になると、現代と同じく腹が立つことを意味する言葉として使われるようになったという。 言葉も時代に合わせて進化しているのだ。
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社会 2018年10月26日 12時00分
「感動の押し売り」「お父さんに感謝は?」と批判の声も TBSのドラフト特番「お母さんありがとう」が賛否両論
25日放送の特別番組『ドラフト緊急生特番!お母さんありがとう プロを目指した親子の壮絶ドキュメント』(TBS系)の内容が物議を醸している。 TBSは例年通り、午後4時50分からプロ野球ドラフト会議の1位指名を生放送。その後『Nスタ』を放送し、『お母さんありがとう』を始める。その内容は中居正広司会のもと、北海道日本ハムファイターズに指名された吉田輝星投手など、それぞれの家庭環境を紹介する内容。 吉田投手については、八戸学院大学への進学を望む父と、プロ入りを希望する同投手とのやりとりを再現ドラマで紹介。母親の助言などもあり、最終的に進学を望む父が「折れた」様子を紹介した。 また、オリックスに指名された東洋大学・中川圭太選手の話題では、シングルマザーの息子として野球に打ち込む姿を取り上げる。こちらも再現ドラマで、プロ入りまでの様子が紹介された。 これはドラフト指名選手だけにはとどまらない。候補選手だったHONDA鈴鹿・平尾奎太選手も取り上げ、同選手が大阪桐蔭時代に難病を患いながら大学に進み、病気を克服しプロ候補になるまでの様子を放送。 さらに、両親も登場し指名を待ったが、残念ながらその名を呼ばれることはなし。平尾選手は必死に涙をこらえ前を向いていたが、彼にとっては辛い時間だっただろう。なお、番組出演については、「平尾選手の希望」であるということが、母親の口から語られた。 プロに指名されなくとも、難病を克服し社会人野球でプレーすることは素晴らしいことで、「そのようなプレーヤーがいる」ということは同じ病気を持つ人に勇気を与えたと思われるが、指名され喜ぶ人間がほとんどであるドラフト特番でやる必要があったのかについては、意見が分かれるところだ。 TBSのドラフト特番「お母さんありがとう」は2010年から放送されているが、「感動の押し売り」「特番はいいから2位指名以下も放送してほしい」「感動話を探して番組にするのは不愉快」「なぜお父さんにも感謝しないのか」など、 批判的な声が常に存在する。 ただし、一部には「どういう選手かわかる」「感動できるから好き」という声も。また、指名漏れ選手についても「番組を見ることで社会人野球関係者が高校・大学生を採用することがある」「普段あまり日の目を見ない社会人野球選手を知ることができる」などのメリットを口にする声もある。 賛否両論ある『ドラフト特番 お母さんありがとう』。批判もある番組に、プロ指名選手とはいえ、まだ一般人の人間を出演させ感動ショーにすることは「歪」にも見えるが、「好きな人」も確実に存在しているようだ。
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社会 2018年10月26日 06時00分
15歳女子高校生、82歳女性への詐欺容疑で逮捕 受け子バイトはスマホサイトで募集されている?
埼玉県警川越署は24日、銀行の職員を装って詐欺を働いたとして千葉市中央区に住む15歳・私立高校の女子生徒を逮捕した。 報道によると女子生徒は10日午前、何者かと共謀し、川越市に住む82歳無職の女性に銀行の職員と偽って「キャッシュカードを書き換える必要がある。職員を受け取りに向かわせる」と電話を入れ、女性方で銀行のキャッシュカード1枚をだまし取った容疑が持たれている。 同署によると、タクシーで女性方に乗りつけた女子生徒の姿が周辺の防犯カメラに映っており、タクシーの乗車履歴や目撃情報などから割り出されたという。女子生徒は警察の調べに対し、容疑を認める供述をしているようだ。 この事件にネットには「15歳で職員って分かりそうなもんだけど…詐欺の若年化にビックリするよ」「バイト感覚でやってるんだろうね、未成年者が受け子をやるケースが増えた気がする」「女子生徒じゃなくて黒幕の何者かを早く見つけないと。こういう悪質な詐欺はもっと罪を重くすべき」という批判や15歳という容疑者の年齢に驚く声が上がっている。 ここ最近、若年層の詐欺事件への関与が増えているようだが、何か特別な理由があるのだろうか。今年9月、栃木県の25歳・自称プレス工の男が埼玉県の81歳・無職の女性方に「持っていたかばんをなくした」などと“いとこの知人”を装って電話をかけ、女性宅付近の路上で現金100万円をだまし取る事件が起きた。警察の調べによると、逮捕された男は「スマートフォンでバイト探しをしている時に見つけ、受け子をやった」と容疑を認めているという。 実際の求人サイトでは、大手バイク便業者を装ったニセ広告を掲載しているという。パッと見はバイク便業者のそれと何ら変わりはない。応募者は履歴書をFAXで送るだけで面接もなく即採用になる。採用された本人は知らぬ間に詐欺の“受け子”になっているというわけだ。この事態を重く見た警察庁は「このような求人広告には応募しないでほしい」と注意喚起していた。しかし、面接を受ける必要もなく割の良い条件という側面もあり、応募する若者が後を絶たないようだ。 今月は上旬にも、東京都で受け子として関与した女子高校生が逮捕されたと報道されたばかりだ。今後は被害者だけでなく加害者を増やさないようにする対策も必要となってきている。
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社会 2018年10月26日 06時00分
剛腕・小沢一郎と小泉元首相が共闘で貴乃花「参院選」担ぎ上げ③
野田聖子vs高市早苗「女の戦い」再燃 近い将来の女宰相との呼び声高い2人の自民党女性議員が、閣僚以上に難しい重要ポストに相次いで抜擢された。この2人、「女の戦い再燃」ともっぱらだ。 注目の2人とは、安倍首相への歯に衣着せぬ過激発言が話題となる野田聖子前総務相(58)と安倍チルドレンの高市早苗元総務相(57)だ。野田前総務相は衆院予算委員長、そして高市元総務相は衆院議院運営委員長に就任したのだ。衆院事務局関係者が言う。「女性の予算委員長就任は衆院初。女性の議運委員長は衆参両院を通じて初です。予算委員会は国家予算を審議するので各委員会の中で最も重要視される。また、東京地検などに訴追の可能性のある政界疑惑も予算委員会で集中審議されるなど花形委員会です。この委員会を仕切るには力技がいるため、閣僚経験者クラスで大物男性議員が起用されてきた。かつては竹下登元首相、小渕恵三元首相、二階俊博幹事長らが就任しています」 議運委員長も、政権の意向をくみながら野党との激しい駆け引きをするポスト。「各野党ともベテランの狸議員を多く配置してくるため、並みの委員長では太刀打ちできない。ここも閣僚経験者で大物男性議員が就くのが慣例とされてきた」 2人の経歴をベテラン秘書が紐解く。「野田氏は、建設大臣などを歴任した野田卯一の孫。小渕内閣では、37歳の若さで郵政相に抜擢され、古賀誠元幹事長などに覚えめでたく、早くから“日本初の女宰相候補”と言われた」 一方の高市氏は松下政経塾出身、米国で政策スタッフも経験している。尊敬する政治家は“鉄の女”サッチャー元首相(英国)だという。「熱心な安倍チルドレンだから、安倍1次内閣で内閣府特命担当大臣、以降は政調会長、総務相と陽の当たる道を歩んでいる。初の女性首相は野田が先か、高市が先かと囁かれる存在です」(政治部記者) 一時は小泉元首相に可愛がられた小池百合子氏に初の女宰相で先を越される、と言われたものだが、小池氏は衆院議員から都知事に鞍替えし、都政から永田町へ殴り込みをかけようとした矢先に失速したのは、周知のとおり。今回、どちらも女性初の重要ポストに就いただけに、ライバル意識がメラメラだ。 自民党ベテラン議員が語る。「問題は2人とも無派閥なこと。加えて最近、安倍首相が密かに育てようとしている稲田朋美元防衛相(59)が筆頭副幹事長就任で虎視眈々と2人超えを狙っています。別称『野高戦争』、どちらが勝つかのカギは国民人気でしょう」 稲田氏も含め、年齢が近い“アラ還”3人のバトルは熾烈を極めそうだ。
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社会 2018年10月25日 18時10分
『ZIP!』の「いい女は小さいカバン」特集が物議 そもそも“物を入れるものではない”?
24日に放送された、朝の情報番組『ZIP!』(日本テレビ系)でのある特集がネット上で話題になっている。 この日の放送では「ミニバッグが大流行」として、その人気の秘密を調査。街頭インタビューで街行く女性のミニバッグの大きさや中身を紹介していたのだが、ミニバッグは容量が少なく、入れるものも限られるということで、化粧品を持ち歩かないというある女性は「(化粧直しは)化粧洋品店があったらそこでやっちゃおうかな」と、化粧品売り場のサンプルで済ませると豪語。さらには、財布を持ち歩かず、バッグに現金を直入れしているという女性も。 また、スマホがバッグの中に入らないために、手で持っているものの、よく落としてしまうために画面が割れてしまったり、ミニバッグに入らない荷物を紙袋に入れるという現象も見られた。番組では、そこまでして小さいバッグを持つことについて、「上品に見える」「スタイルアップに繋がる」「いい女は小さいカバンを持ってる」という女性ならではの理由があることを紹介していた。 しかし、放送後視聴者からは「いい女はサンプルで化粧直ししないでしょ…」「ハンカチも持たないでなにがいい女なの?」「スマホバキバキのいい女なんて見たことない」という批判が噴出。モラルを問う声が殺到してしまった。とはいえ一方では、「いい女になるためにミニバッグ持つわけじゃなくて、いい女がミニバッグ持ってるってことでしょ?」「必要なものは男性に持たせる女性だけがミニバッグ持つこと許されるって感じ」と、そもそも「いい女」がミニバッグを持っていたことからこのような流行が生まれたのでは、という声もあった。 「バッグといえば、今年9月に放送された『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)にゲスト出演した西川史子が高級バッグについて、『バッグに物を入れようとする思いが汚い』と、ブランドバッグにはそもそも物を入れないと宣言し、視聴者をざわつかせていました。ミニバッグを持つ女性が『いい女』として流行する理由となったのも、『かさばる荷物は男性に持ってもらう』という考えがあったからではないでしょうか」(芸能ライター) 今回のミニバッグ特集については、さらにネットから「ミニバッグ持ってるけど現金なしでカードしか持ち歩いてない」「化粧直しが必要ないくらいの美人だったら、容量の少ないミニバッグ持てるってことだと思う」という声も聞かれた。 今回の特集では、必要最低限の持ち物を持たない女性の姿が視聴者に驚きを与えてしまった模様。また、購入目的でないのにも関わらず、化粧品のサンプルを使うことに対し厳しい声も上がっており、ネット上ではまだ波紋を広げそうだ。
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社会 2018年10月25日 18時00分
分娩中にバランスボールの使用を指示され転倒し子宮破壊 女性が病院を提訴も争う姿勢
大阪市の産婦人科で分娩中バランスボールを使うよう指示され、使ったところバランスを崩し転倒し子宮が破裂し、生まれた男児も死亡したとして被害を受けた夫婦が約9000万円の損害賠償を求めた裁判が24日、大阪地裁で開かれた。 訴状によると、被害を受けた女性は2013年6月に破水して入院。病院側がベッド上のバランスボールに上半身を乗せたところ、陣痛などの影響でバランスを崩し転倒した。事態を受け帝王切開の措置が取られたものの、子宮が破裂しており、生まれてきた男児も仮死状態に。さらに、脳性麻痺も残っており、1歳7か月で死亡したという。 女性は、子宮の破裂はバランスボールから転倒したことが原因で、突然使うよう指示され介助の看護師もいなかったと主張。また、手術の際にガーゼを体内に忘れ翌日再手術を受けたとのことで、医療ミスを指摘し、男児の介護疲れで夫婦が精神疾患にかかったとし、逸失利益や慰謝料を求めている。 この訴えに対し、病院側は争う姿勢を見せており、今後の裁判でその主張が明らかになる様子。伝えられた事実を見る限り、病院側の非は明らかなようにも思えるのだが…。ネットユーザーからも「なぜ争うのか」「手術でミスをしたのは事実だろ」「妊婦にバランスボールはありえない」などの声が上がった。 今後、なぜバランスボールを使用させたのかなどが、裁判の争点になると思われる。ちなみに妊娠中のバランスボールについては、ネットで検索すると「陣痛促進の効果がある」「陣痛の痛みを緩和する効果がある」などと謳うサイトがあり、一部病院でも導入しているとされる。 しかし、効果については医師が保証しているわけではなく、不明。また、使用については、介助者や安定するよう物に掴まることが前提とされる。この病院が正しい使用方法を間違えた感は否めないだろう。 ただし、争う姿勢を見せたということは、なんらかの主張を持っているものと思われる。今後の裁判に注目したい。
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社会
都知事選 ラストサンデーで石原氏を袋叩き
2007年04月02日 15時00分
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都知事選特集 占い師対決
2007年04月02日 15時00分
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谷隼人が都知事選候補者を応援
2007年04月02日 15時00分
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都知事候補 黒川氏がメイドさんと“合体”
2007年03月31日 15時00分
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社会
都知事選 ドクター中松、夜の渋谷交差点で新発明「回転舞台」披露
2007年03月30日 15時00分
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都知事選 石原氏「厳戒歌舞伎町演説」で語った手柄話
2007年03月29日 15時00分
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石原陣営に焦りアリアリ!? 今朝の政見放送でまさかの慎太“老”ぶし炸裂!!
2007年03月28日 15時00分
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都知事選政見放送で仰天マニフェスト
2007年03月27日 15時00分
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都知事選「浅草雷門で時間差対決、石原VSドクター中松」
2007年03月26日 15時00分
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都知事選 浅野スニーカー街頭演説でセクシーポーズ
2007年03月24日 15時00分
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都知事選 石原氏満員電車でGO!
2007年03月23日 15時00分
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都知事選きょう告示、石原氏ら第一声
2007年03月22日 15時00分
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桜金造都知事選正式表明
2007年03月20日 15時00分
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都知事選 黒川氏が石原知事をホリエモン呼ばわり
2007年03月19日 15時00分
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ホリエモン実刑
2007年03月16日 15時00分
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丸山弁護士東京都知事選出馬へ
2007年03月09日 15時00分
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石原カジノ構想消滅!?浅野氏に“追い風”吹く
2007年03月07日 15時00分
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上層部スタッフが告発 NOVA 怪文書
2007年02月21日 15時00分