社会
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社会 2012年09月01日 15時00分
坂本龍一、孫正義も大絶賛 “脱原発アイドル”藤波心が小沢新党「国民の生活が第一」を直撃!(3)
−−脱原発は、デモに参加している人にも温度差がありますね。 藤波 いろいろな意見があって当然だと思いますが、やっぱり何が起きてもおかしくない状況なので、個人的にはすぐに全廃してほしいです。ただ、脱原発を目指している人たちの中でも、ちょっとした意見の食い違いで内輪もめみたいになっちゃうこともあって、それはすごく悲しいですね。とりあえず脱原発でまとまっているのだから、そこに向かって一致団結して行動すべきだと思います。 三宅 そういうことは国会議員の中にもあって、小沢代表が「10年後ゼロ」と言ったら、「そのゼロはどういう意味なのか」という質問がありました。ただ、廃炉するのに時間がかかるというのはみなさんご承知の通りで、地震国日本で原発を動かして欲しくないというところでは、多くの人の意見が一致しているのだと思います。再稼働については「とりあえず今年の夏は耐え凌いで、最大限の安全策を取った上で来年考えたらどうか」とおっしゃる方のように“この夏だけ乗り切る”というのが私たちのポイントだったんですよ。 −−ところで、お2人は昨年から交流があるそうですね。 三宅 有楽町でTPPがテーマの街頭演説会があったときに、心ちゃんがゲストでスピーチしてくれたのが最初でした。その後、ツイッターでフォローし合うようになって。 若い人たちの中にも心ちゃんのおかげでこの問題に関心を持つ人が増えて、心強いなと思います。 藤波 そう言っていただけると、すごくうれしいです。ただ学校なんかだと、他の人と違う意見を言うのがためらわれるような雰囲気をいつも感じます。B級アイドルとしてできることは小さいですけど、若い世代に関心を持ってもらえるようにブログやツイッターで情報発信していきます。三宅 心ちゃんには心ちゃんの役割があって、それを正々堂々とやっているわけです。ときどき、そんな彼女にわざと難解な質問をするような人もいるのですが、原発が危険だと思う15歳の素直な感性こそが、私は大切だと思うんですね。○三宅雪子(みやけゆきこ)『国民の生活が第一』所属の衆議院議員。ツイッターやインターネットを通して国民の声を直に取り入れ、政策に反映させる姿勢を見せている。 ○藤波心(ふじなみこころ)1996年11月生まれ。兵庫県出身。いわゆるジュニアアイドルながら『脱原発』に関するつぶやきが各界の著名人からも話題に。現役の女子高生。
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社会 2012年09月01日 15時00分
「大阪維新の会」内部から突き上げを喰らった 橋下市長の統一教会問題
尖閣、竹島の領土問題で世論が先鋭化する中、これになぜか“スルー”を決め込んでいるのが、橋下徹大阪市長だ。 「外交、防衛は国の専権事項」としている橋下氏にしてみれば、当然のことかもしれないが、『大阪維新の会』が松浪健太氏をはじめとする現職国会議員に接触し“国政進出”を目指すからには、ぜひとも考えを伺いたいところ。しかし、そのダンマリには、橋下市長と維新の内部事情が影響しているという。 「橋下さんと維新の会の背後には、統一教会の存在がある。その対応をめぐって内部対立があり、橋下さんの口をつぐませているようなのです」(自民党関係者) 『統一教会』と維新の関係は、これまで幾度か噂が流れているが、先頃もそれを象徴する出来事があった。 「'07年の高槻市長選挙で統一教会との関係が取り沙汰された、経営コンサルタント・吉田康人氏の住吉区長の起用です。吉田氏は高槻市長選の際に統一教会会員ではないことを明らかにし“会員説”を誹謗・中傷と主張していた。しかし一方では教会の行事に参加し、選挙の際にも会員の協力を受けていたことを認めている。信者ではないにせよ、深い関係があることは明らかでした」(全国紙記者) 実は、吉田住吉区長と維新の関係は8年前にまでさかのぼる。 「野球評論家の江本孟紀氏が大阪府知事選挙に出馬した際、その陣営の中心にいたのが、松井一郎大阪府知事、維新の会政調会長の浅田均氏、そして吉田氏です。今回の吉田氏の住吉区長起用の背景には、当時の人間関係があるとみていいでしょう」(同) 維新の背後には、統一協会以外にも民族主義、超保守主義団体の存在が口々に上っている。 「民族主義者、維新の関係者、加えて昨年の統一地方選挙で問題になった“ニセ維新”の連中らが連携し、橋下市長に今回の外交問題で発言するよう迫っているようなのです」(同) さらには、このような動きに松井府知事を中心としたグループも、何らかの形で関わっているという話もある。 「国政を強く意識する橋下市長にしてみれば、今に至っては過激な“右”はなるべく排除したい。これに対し松井さんたちは、基本的に“誰でも歓迎”。また、昨年の統一地方選挙で生まれた大量の“橋下チルドレン”は、統一教会カラーの排除を求めて橋下さんを突き上げている。今は単なる見解の相違で済んでいますが、状況によっては本格的な対立に発展する可能性もあります」(同) 一枚岩とみられたその裏から浮かび上がった、維新内部のアキレス腱。綻びは修復できるか。
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社会 2012年09月01日 11時00分
大手百貨店 夏物セール開始時期分散で大惨敗のこれから(2)
それもムベなるかな、廣内理事長は5月の連休直後、すなわち三越伊勢丹がバーゲン後ろ倒しを発表した半月後に、日本百貨店協会主催のパーティーで「昨年秋、クリアランス(バーゲン)の時期是正を申し入れたところ、迅速な対応をしていただき感謝しております」と謝意を述べた。ではアパレル側がバーゲン実施の先送りを要請した理由は何か。 「実をいうとアパレルメーカーはデパートよりも業績が厳しい。利益を向上させる特効薬は、人気商品を正規価格で売りまくることです。ちょうど暑くなる7月初めに、まだまだ人気が見込める夏物衣類を3〜4割引で売れば儲からない。そこで開始時期を遅らせれば利益増に直結する。もともとデパートは、価格決定や販売現場をアパレルに依存する傾向が強い。それを逆手に取ったアパレルが三越伊勢丹を自陣に引き込み、その余勢を駆って他のデパートも巻き込むことで業績回復のカンフル剤にしようともくろんだのです」(前出の業界関係者) ここで興味深い事実が浮上する。早々と今年冬のバーゲンも、通常より半月遅れて来年1月中旬での実施を表明した三越伊勢丹だが、その7月実績の中身については「定価品の売上高はセールを遅らせたことで5%増加した」というのだ。この間、旗振り役を担ったオンワード樫山も7月売上高実績は20%増となった。これを踏まえて両社は「消費者に(遅めのバーゲンが)一定の理解を得られた」と自画自賛するが、ライバル百貨店OBは冷ややかだ。 「アパレルメーカーはデパートの足並みが揃わない場合を想定して手を打った。7月初めに定価品を3割値引きして売るよりも、当初から3割安い新商品を提供すればバーゲンセールと同じ効果が出る。これだと実際には値引きしていないため、時期を遅らせた三越伊勢丹の店頭にも並べられた点がミソです」 それでも今年の夏バーゲンは各社揃って厳しい現実に直面した。早めのセールに慣れた消費者の購買意欲が一気に衰退したのか、はたまたアパレル業界と三越伊勢丹に代表される大手百貨店の怪しい二人三脚に怒りの矛先を向けたのか…。 世間をあざ笑うかのように、三越伊勢丹は来年の冬物セールを1月18日から実施。例年通り1月早々からと表明している高島屋、大丸松坂屋などとは一線を画している。これが吉と出るか凶と出るか。ただでさえジリ貧の一途をたどる業界のこと、これを機にまたも再編の嵐が吹き荒れそうだ。
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社会 2012年08月31日 15時00分
リベンジに燃える平松前大阪市長
橋下徹大阪市長の旋風が吹き荒れ、猫も杓子も『大阪維新の会』になびく中にあって、ついに本格的な反勢力が名乗りを上げた。誰あろう、平松邦夫前大阪市長である。 昨年の「大阪秋の陣」で橋下現市長に敗れた直後は、そのまま政界引退の見方もあった平松氏。だが、年が替わるや、自らの後援会『元気ネット大阪』を再建。さらに7月は政策ブレーンを集めて、シンクタンク『公共政策ラボ』を始動した。平松氏は『公共政策ラボ』の目的を「橋下市政の監視」としているが、本当の目的が橋下市長への“リベンジ”であることは、誰の目にも明らかだ。 「平松さんは、労働組合が橋下市長の軍門に下ったことに責任を感じています。それに、市政改革への道半ばで落選した事への無念ですね。今は『このままでは大阪の大事なモノが壊される!』が口癖なんですよ」(平松前市長に近い大阪市職員) また、平松氏の“古巣”である毎日放送のOBも言うのだ。 「彼はソフトなように見えて、意外にプライドが高い。維新の会から『大阪をダメにした張本人』みたいに言われて、このまま引っ込むわけにはいかない、となったのでしょう」 今後の動きに関して平松氏自身は会見で「大阪市長選の候補者選定に関わっていく」と語っているが、もし橋下市長が国政選挙に出馬した場合は、状況によって市長選挙に向かう可能性も示唆するなど、改めて政治に関する強い意欲を示している。 「すべては橋下市長の動き次第。状況によっては、平松さんも国政に向かう可能性もあり、自民党あたりがアプローチしているとの情報もあります。問題は平松さんが、どこまで反橋下勢力を結集し、関西財界を味方にできるかどうかですね」(全国紙記者) 新たな戦いの行方に注目だ。
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社会 2012年08月31日 15時00分
坂本龍一、孫正義も大絶賛 “脱原発アイドル”藤波心が小沢新党「国民の生活が第一」を直撃!(2)
−−実際にデモに参加してみてどうですか。 藤波 官邸前のデモは、大飯原発の再稼動が決まってから急に何十万人規模にまで集まりだしたんです。春にスタートしたばかりのときは数百人という感じでした。欲を言えば、最初からもう少し人が集まっていれば、政府の判断は違っていたのかなとも思います。 三宅 野田総理が強引に事を進めていたとはいえ、あれだけの反対者がいて、多くの国会議員が署名していましたし、最後の一線で踏みとどまってくれるのではという期待もありました。しかし、あの再稼動の判断はそれが崩れた瞬間でした。 −−高校生(15歳)の目から見て“大人の社会”“政治の世界”はどう見える? 藤波 私は脱原発の声を上げてから1年ちょっとですが、頼りないなぁ、何でそうなるのかなぁと思ったりします(笑)。 三宅さんにお聞きしたいのですが、野田総理がしゃべっているのをテレビで見ていると、自分の言葉でしゃべっているようには見えないんです。自分の仲間である民主党の人たちの意見を聞かず、自民党と公明党の人たちの意見ばかり聞くというのは、家族の話を聞かずに隣の人の話を聞いているようで、それはすごく違和感があります。どうして総理になると変わってしまうんでしょうか。 三宅 強いて言えば、民主党の中でも、自分の仲間の言うことは聞くんです。この半年で特に感じるのは、野田総理は自分に対して強く反対する意見や異論に対してまったく耳を傾けなくなったということです。それは民主党内においてもそうです。以前はもうちょっと聞いてくれていたような感じがしました。もしかして、元から聞いたふりをしていただけかもしれませんが(笑)。 −−大飯原発は関西電力ですが、地元の関西でのデモは盛り上がっていますか? 藤波 私が参加するのは主に官邸前のデモですが、関西でもいくつか行われていて、少しずつ盛り上がっているみたいです。ただ、福島から離れているせいか、東京よりもイマイチ関心が薄いですね。大飯原発のある福井といえば関西のすぐ近くですが、あまり危機感が感じられません。『すぐに全廃してほしい』 三宅 放射能は目に見えないので、遠いところはどうしてもそうなってしまうのかもしれませんね。私の地元の群馬県も放射線量の高い地域はあるのですが、人によって感じ方が違いますね。だから、「脱原発って票かせぎじゃないの」と言われることもあります。 国会議員も感じ方はさまざまです。脱原発に関する会や勉強会がいくつかありますが、当初から危機感を持って本気で取り組んでいる人もいますし、再稼動反対の署名をしていないのに、そういう会を催して講師を呼んで勉強会を開いたりして脱原発を名乗り出したりしている人も実際にいます。でも今は、そういう人たちをあまり追い詰めないで、原発推進派にしないよう引き留めておくのが大切と思います。
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社会 2012年08月31日 11時58分
大手百貨店 夏物セール開始時期分散で大惨敗のこれから(1)
分散実施で注目を集めた大手百貨店の夏のバーゲンセールは、結果的に見事な空振りだった。各社が発表した7月の売上高は、前年同月比で三越伊勢丹2.6%減、大丸松坂屋0.6%減、高島屋3.1%減、そごう・西武3.1%減、阪急阪神5.1%減と、揃いも揃って“討ち死に”だったのだ。 「消費者は舞台裏のウサン臭さを見透かしていたということ。デパートは売上高が15年連続で前年割れに陥っている。本来であればこれをどう食い止めるかに知恵を絞ってバーゲン戦略を立てるべきなのですが、貧すれば鈍するというのか、客の利益よりも自分たちの利益を優先させようとした報いに他なりません」(証券アナリスト) 百貨店各社は昨年まで夏のバーゲンセールを7月初めに実施してきた。ところが、最大手の三越伊勢丹ホールディングス(HD)は4月末、「今年は約2週間先送りして7月13日から実施する」と発表、横並び意識の強い業界に衝撃が走った。結果、高島屋は例年通り7月1日から実施する店と三越伊勢丹に歩調を合わせた店舗に分かれたうえ、従来通り初旬から実施した大丸松坂屋、阪急阪神、そごう・西武などの先行組にしても「バーゲン時の消費者は複数の店舗を見て回る傾向が強く、分散で逆に割を食った」(業界関係者)のが実情。それだけに後ろ倒しで口火を切った三越伊勢丹への恨み節が漏れてくる。 「事業会社のトップだった大西洋さんは今年の2月にHDの社長を兼務した。その段階で夏のセールに“大西カラー”を打ち出すのではないかと各社が警戒したのです。というのも、彼は『現在のバーゲンセールのあり方を見直すべきだ。そのためにはセールに頼らない体質に変え、価格への信頼を取り戻す必要がある』が持論。おそらく大西社長には、三越伊勢丹がトップ引きを演じれば他社が追随するとの読みがあったはずです」(ライバル社OB) とはいえ、デパートにとって夏と冬のバーゲンは年2回のかき入れ時、最大のイベントだ。まして消費不況で売上高が落ち込む中、各社は需要喚起を狙ってセールの実施時期を前倒しすることに活路を求めてきた。 3〜4割引のバーゲンセールは、消費者にとって大変な魅力である。そんな商習慣にクサビを打ち込むように、三越伊勢丹の大西社長が「われこそ正論なり。だからセールの時期を遅らせる」と勝負を挑めば、波風が立たないわけがない。ライバル社OBが続ける。 「三越伊勢丹の決断を強力にプッシュしたのはオンワード樫山、三陽商会などのアパレルメーカーです。だからこそ、彼らは三越伊勢丹が夏バーゲンを遅らせると発表したタイミングに合わせて『店ごとに価格が異なるのは混乱を招くため、セール対象商品は一律に7月13日から供給する』と表明し、他社の追随を促した。対応は各社マチマチでしたが、業界では今回のバーゲン騒動の仕掛け人は三越伊勢丹の大西社長と廣内武・日本アパレル・ファッション産業協会理事長(オンワードHD会長兼社長)というのが定説になっている。業界は紳士揃いだから表立っての悪口は控えていますが『まったく余計な事をしてくれた』が偽らざる本音ですよ」
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社会 2012年08月31日 11時57分
坂本龍一、孫正義も大絶賛 “脱原発アイドル”藤波心が小沢新党「国民の生活が第一」を直撃!(1)
15歳の少女がつぶやく“原発に対する思い”に、多くの著名人が賛同している。一方、「小学生のころからマイクロビキニを着てるヤツが何を…」といった非難もある。しかし、彼女はさらりと「マイクロシーベルトは受け入れられないですけどね」と笑って返す。まさに『脱原発運動のジャンヌ・ダルク』なのかもしれない。 自らを『芸能界の底辺B級アイドル』と名乗る現役女子高生の藤波心ちゃん(15)は、史上初の“脱原発アイドル”でもある。この夏休みに、原発ゼロを掲げる政党『国民の生活が第一』の三宅雪子衆院議員を訪問するというので同行させてもらった! −−心ちゃんはどうして脱原発の活動をするようになったのですか。 藤波 3・11以前は原発について何も考えたことがなくて、電気もジャブジャブ使っていました。あの日は家に帰ると、家族が泣きながらテレビを見ていたんです。最初は映画かドラマかと思ったんですけど、街が津波に呑み込まれていく様子がリアルタイムに映し出されていて…。両親は阪神淡路大震災を経験しているので、自分たちは被災者の方たちに何ができるのだろうということを家族で話し合いました。翌日、友達に地震のことを聞いてみたら、思いもよらない返事ばかりでした。ドラマの放送が中止になってつまらないとか、ヒマなのでレンタルDVDを借りたとか、そんな話ばかり。自分と同世代の友達の間には、受け止め方でこんなに温度差があるのかとショックでした。 家でCSの海外のニュースを見たんですけど、原発事故直後から「危険ですから逃げてください」と報道していました。でも、地上波の記者会見では「ただちに人体に影響はありません」と発表していたし、 「デマも一部流れているので冷静に対応してください」というような真逆のことばかり聞こえてきて、とても不思議でした。 原発って何?、爆発したらどうなるの?、と単純な疑問から始まって、いろいろ調べるようになりました。自分の中ではやはり危険じゃないのかなと結論が出て、そのままブログに書いたら炎上しちゃいました。 三宅 政府は国民の不安感を払拭しようということを第一に、官房長官が声明を出していましたね。当時から菅政権の対応に疑問の声があったのは事実ですし、私も民主党内にいて「まずいのではないか」と思っていました。避難情報でも何でもそうですが、事故が起きた段階で最悪のことを想定しながら情報開示していくべきではなかったかと思います。あとで何でもなかったとわかっても、それはそれで結果オーライなわけですから。教訓であり、大きな反省点ですね。 ネット情報に動かされる人も多少はいるでしょうけど、日本人は基本的にあまりパニックにならない国民性だと思います。3・11のときは、その冷静さを海外から随分と賞賛されました。今も毎週何万人もの人がデモに集まっても、大きな混乱もなく終わっています。
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社会 2012年08月31日 11時56分
森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 再生可能エネルギーを急げ
政府は、8月4日と5日に2030年の電源構成を決めるための一助として、討論型世論調査を行った。電話で無作為に選んだ6849人の中から、希望者を中心に300人を選び15人の20組に分かれて討論を行うというものだ。 政府は再稼働反対派のガス抜きを狙ったのだろう。しかし、その思惑は外れた。反原発派が議論の主導権を握り、推進派が沈黙を強いられる場面が続出したからだ。強行突破が難しいとみた政府は、8月中としていた将来の電源構成の決定を先送りする構えに出ている。 しかし、原発依存度の議論よりも優先して取り組まなければならない課題がある。それは、再生可能エネルギーをどうやって拡大するのかという議論だ。電源構成の3つのシナリオは、原発依存度を0%、15%、20〜25%としているが、どのシナリオでも再生可能エネルギーへの依存度は、25〜35%となっている。現状の再生可能エネルギーの依存度は10%だから、いまから20年足らずで再生可能エネルギーの比率をおよそ3倍に増やさねばならない。 いまのように大部分の電源を火力に依存していると、化石燃料の供給途絶リスクや価格上昇リスクから逃れられない。しかも、温室効果ガス削減のことを考えたら、再生可能エネルギーに電源を移していく以外に選択肢はないのだ。 ところが、現在の再生可能エネルギーの比率のうち、8.7%を水力が占めている。水力を除いたいわゆる新エネルギーの比率は1.2%に過ぎない。水力の割合を現状通りだと仮定すると、30%という再生可能エネルギー比率を達成するためには、新エネルギーの比率を1.2%から21.3%へと、18倍にしないといけないのだ。実際、政府のシナリオでも、再生可能エネルギーの比率を30%とするために、現状90万戸の太陽光パネル設置家屋を1000万戸に増やすことになっている。これは設置可能な住宅ほぼ全てに太陽光パネルを設置する勘定だ。また、風力発電も、東京都の10分の1の面積に設置されている現状を東京都の1.6倍の面積まで拡大する必要がある。そんなことが、2030年までに可能なのかと疑う声も強い。 政府は、7月から始まった再生可能エネルギーの買い取り制度に大きな期待を寄せているが、問題はコストだ。たとえば太陽光の今年度の買い取り価格は、1キロワット・アワーあたり42円となっており、火力や原子力の発電コストの4倍なのだ。 コスト高は電気代に反映される。今年度の標準家庭の上乗せ額は、月額87円と、さほど大きな金額ではないが、今後買い取り規模が拡大していくと、1000円を超えるだろう。もちろん企業の電気代も引き上げられるから、国際競争力にも影響が出てくる。 再生可能エネルギーの買い取り制度で、日本を大きくリードしてきたドイツは、早ければ2016年にも新規の太陽光発電による買い取りを中止することを決めた。コスト負担があまりに大きくなりすぎたからだ。 だから、新エネルギーのコスト低減に全力を注ぐとともに、水力と地熱を積極的に増やす努力が必要だろう。水力発電の拡大には、最も強い既得権といわれる水利権との調整が必要だ。地熱も環境への配慮をしながら開発すると、発電に至るまで10年を要する。だからこそ、早く第一歩を踏み出さねばならない。再生可能エネルギーは、議論している段階ではないのだ。
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社会 2012年08月31日 11時55分
巨大地震再来の前触れか 東北地方で発生したM7.3深発地震の不気味
8月14日正午ごろ、北海道のオホーツク海南部を震源とするM7.3の地震が発生。揺れは青森、岩手の両県に加え、関東甲信、東海地方にまで及んだが、この地震の590キロという震源の深さに“巨大地震の前触れではないか”との憶測が流れている。 通常、震度は震源地で最も大きくなり、そこから同心円状に広がりつつ小さくなっていく。しかし今回の場合、震源に近い北海道の北の方が揺れるはずが、実際には釧路や函館などの道東や道南、さらには東北の方が大きく揺れた。 「これは200キロより深いところで発生する深発地震が起きた際に見られる現象で、離れた場所で起きた地域を異常震域と呼びます。このような深発地震がきっかけとなり、プレートの浅い場所で巨大地震が発生することが過去にも記録されているため、今後、周辺のプレートが割れないか心配です」(サイエンスライター) 実際に、1952年と2003年に起きたM8クラスの十勝沖地震でも、その前に深発地震が増加していた。 また今回の地震に関連して、琉球大物理学部の木村政昭名誉教授が気になる指摘をする。 「プレートの深いところで発生する地震は、プレートが自分の重みで切れてしまって起こることが少なくありません。通常はそれによって浅いところで引っ張られていた力がすっと抜けてしまうのですが、その刺激で大きな地震を誘発することもある。問題はカムチャツカ海溝ですね」 カムチャツカ海溝の南端には、木村氏がかねてから指摘している“地震の空白域”が存在する。 「東日本大震災で三陸沖のプレートが割れ、その地域のストレスは取り除かれましたが、これにより三陸沖の南北のプレートに大きな力がかかっている。カムチャツカ海溝の南端がそこに当たり、まさしく巨大地震が懸念される地域なのです」(同) 木村氏が危惧するのは大津波の発生が予想されるスーパー巨大地震。東日本大震災に次ぐ悲劇の引き金にならなければいいが。
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社会 2012年08月31日 11時45分
世も末? 現職裁判官が女性のスカート内を盗撮
昨今、警察官や教師など、社会的な立場ある者の不祥事が後を絶たないが、現職の裁判官が犯罪に手を染めたというから驚きだ。 大阪府警寝屋川署は8月29日、電車内で女性のスカートの中を、携帯電話のカメラで撮影したとして、府迷惑防止条例違反の疑いで、大阪地裁裁判官・華井俊樹容疑者(27=大阪府枚方市香里ケ丘)を現行犯逮捕した。 逮捕容疑は同日午前8時半頃、寝屋川市駅付近を走行中の京阪電車車内で、30代女性のキュロットスカートの下に携帯電話を差し入れて、動画機能を使って撮影した疑い。近くにいた男性が取り押さえ、駅員を通じて警察官に引き渡した。 府警によると、華井容疑者は容疑を認めており、「どんな下着をはいているか知りたかった」と動機を話している。所持していたスマートフォンには、盗撮したとみられる複数の女性の下着の動画が残っていた。 華井容疑者は09年9月、司法試験に合格し、昨年1月から大阪地裁判事補。岐阜県出身。昨年10月、絞首刑を合憲と判断し被告に死刑を言い渡した、大阪のパチンコ店放火殺人事件の裁判員裁判判決に、裁判官の一人として関わった。 二本松利忠・大阪地裁所長は「現職の裁判官が逮捕されたと聞いて、驚いている。早急に事実関係の確認に努めたい」とコメントした。 よりによって、人を裁く立場の裁判官が不祥事を起こすとは、考えられない話。残念ながら、華井容疑者には裁判官としての自覚がなかったようだ。 なお、大阪地検は30日午前、華井容疑者を同容疑で送検。同日、処分保留で釈放した。今後、任意で捜査を進め、処分を決める見通し。(蔵元英二)
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都知事選 ラストサンデーで石原氏を袋叩き
2007年04月02日 15時00分
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都知事選特集 占い師対決
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谷隼人が都知事選候補者を応援
2007年04月02日 15時00分
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2007年03月31日 15時00分
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2007年03月30日 15時00分
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2007年03月29日 15時00分
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2007年03月28日 15時00分
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桜金造都知事選正式表明
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ホリエモン実刑
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丸山弁護士東京都知事選出馬へ
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