社会
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社会 2020年05月08日 20時00分
六代目山口組 弘道会 新型コロナ感染と最高幹部再々逮捕の衝撃
ヤクザ業界からも新型コロナウイルスの感染者が確認され、その数は徐々に増えつつある。全国各地に直系組織を置く六代目山口組では、関東だけでなく西日本の傘下組織からも感染者が出たという。そんな中、中核組織である三代目弘道会(竹内照明会長=愛知)の直系組長の名前が浮上。当初は噂として広まったが、実際に弘道会から通達が出されたことにより、感染は決定的となった。「執行部メンバーではなかったが、他団体とのパイプも持つ人物だったから、少なからず衝撃を受けた」(他団体幹部) この非常事態にあって、六代目山口組にはいっそうの危機管理意識がうかがえたのである。「4月末、直系52団体の全本部にマスクを送り、感染防止策を促したと聞く。新型コロナ問題は戦力にも関わりかねないから、総本部が動いたようだ」(同) だが一方で、隙を突くかのように警察当局が取り締まりを強化。4月20日、弘道会の統括委員長を務める松山猛・十代目稲葉地一家総長らを、愛知県暴排条例違反の疑いで逮捕したのだ。「県が定める禁止区域内の飲食店から、用心棒代を受け取ったとされました。松山総長は3月上旬に風営法違反で逮捕され、下旬には別の飲食店に関する同容疑で再逮捕されており、今回で3度目になります。こうも逮捕を繰り返す背景には、警察当局が弘道会の弱体化作戦に、本腰を入れ始めた可能性すらあるのでは」(全国紙社会部記者) 稲葉地一家からは、名古屋射殺事件と山健組系組員射殺事件で、それぞれヒットマンが出ているのだ。 地元関係者は、こう話す。「松山総長は、弘道会の若頭補佐から統括委員長に昇格したばかりだった。野内正博若頭をサポートする立場にあり、執行部メンバーとしても組織への影響力はあるはずだ。だからこそ、一時的だったとしても、警察は松山総長を現場不在にしたかったのではないか。そうでなければ、再々逮捕なんかしないだろう。完全な嫌がらせだ」 分裂抗争は膠着状態にあるが、当局との攻防戦は激しさを増しそうだ。
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社会 2020年05月08日 19時00分
元巨人ドラフト2位投手、傷害の疑いで4回目の逮捕 転落人生の背景には
元読売ジャイアンツで現在は無職の宮本武文容疑者(29)が、和歌山県内の路上で男性に怪我をさせたとして、傷害の疑いで逮捕されたことが判明。その行動に呆れの声が上がっている。 事件が発生したのは1月19日の夜。和歌山市友田町の路上で、宮本容疑者や友人と見られる男2人が、神戸市に住む塗装作業員の男性に暴行を加え、腰の骨を折るなど全治2か月の怪我を負わせた疑いが持たれている。警察の取り調べに対し、3人は容疑を認めているそうだ。 逮捕された宮本容疑者は今年2月、他人名義の営業許可を受けたラウンジを経営したとして、風俗営業法違反(無許可営業)の疑いで逮捕されており、今回で4回目となる(注・残り2回の時期・内容は不明)。この件については、「自分名義で登録されていたと思った」と容疑を否認していた。当時は、「同情」や言い分を信じる巨人ファンもいたが、今回は暴力事件だけに、呆れの声が広がっている状況だ。 宮本容疑者は岡山県の私立倉敷高の投手として2008年、巨人にドラフト2位で指名され入団したが、一度も1軍登板を果たせないまま2012年に引退した。 プロ野球に詳しいライターは以下のように話す。 「プロ野球選手は人に頭を下げてもらう職業。特に巨人や阪神など人気球団の選手は2軍でもタニマチや追っかけの女性が群がり、勘違いしてしまいます。 2軍から1軍に這い上がって活躍するような選手は、ほぼ全員2軍で猛練習を積み、ゲームで結果を出し、上に上がってレギュラーを取ります。その一方、1軍出場経験なく、数年で解雇される選手は、素行に問題があるか、著しく能力が低いと判断される、あるいは重大な故障をした、などの場合になります。 本来、そういう選手を更生させることもプロ野球球団の役目ですが、球界には『野球で結果を残していれば素行はどうでもいい』という風潮があります。本来、スカウトがドラフト前にその辺りも調査するべきですが、彼らは『入れてしまえば後は知らない』というスタンス。中には、素行不良を知っていながら黙っているスカウトもいますよ。 そういう選手は大体すぐ解雇されてしまうし、その後犯罪者になり、何度も犯罪を重ねます。そして、元所属球団は「関係ない」とばかりに知らん振りしています。しかし、本来犯罪者になるような選手を出してしまったことを恥じるべきです」 入団時は大型左腕として期待されていた宮本容疑者。現在は、多くの人の期待を裏切り続けている。
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社会 2020年05月08日 16時00分
『モーニングショー』に自民・和田議員が「また事実誤認の放送」と苦言 視聴者から呆れ声も
8日放送の『モーニングショー』(テレビ朝日系)について、自民党の和田政宗議員が反論し、話題になっている。 この日、番組では7日に行われた、経済成長戦略本部と新型コロナウイルス関連肺炎対策本部の合同会議について取り上げる一幕があったが、番組ではこの会合について、「経済対策を話し合う自民党の会合」として紹介。もともとは広い会場で1席ずつ空けて座るよう準備されていたが、議員が多く押し寄せたため、詰めて座ることに。換気はしていたものの、3密に近い状態となり、ある出席者から「これちょっと3密だよ! これ」という声が上がったとした。 これについて、番組ナレーションは「不安を感じる出席者もいたようだ」としていたが、和田議員は放送後にツイッターを更新し、「テレビ朝日『モーニングショー』でまた事実誤認の放送」と言及。「ちょっとこれ3密だよ」という出席者からの声について、「これは私の前に座っていた議員が、会議室内で密集していたメディア記者達に対し発言したもの」と事実を歪曲して報じたと指摘した。 和田議員のこの指摘にネットからは、「また…?」「国民をミスリードしすぎ」「何回フェイク流せば気が済むんだ」という呆れ声が多く集まっていた。 「同じテレビ朝日では、7日放送の『グッド!モーニング』(テレビ朝日系)にインタビュー出演したベルギー帰りの医師が、日本のコロナ対策が世界から遅れているという趣旨の発言をしたと紹介していましたが、この医師は放送後に自身のフェイスブック上で、『編集で取材内容とはかなり異なった報道をされてしまい、放送を見て正直愕然としました』と告白。PCR検査については『検査数をどんどん増やすべき』というコメントを求められたものの、自身の意にそぐわなかったため否定したところ、『僕がヨーロッパ帰りということで、欧州でのPCR検査は日本よりかなり多い(日本はかなり遅れている)という論調のなかで(中略)僕の映像が編集され真逆の意見として見えるように放送されてしまいとても悲しくなりました』と、映像のカットと編集によって本当に伝えたい、物資の手配や医療従事者の金銭面や精神面での補助について伝えられなかったばかりか、事実と異なる報じられ方をされたと暴露していました。この投稿が物議を醸していただけに、同じテレビ朝日の『モーニングショー』の報道の仕方にも疑問が集まっていました」(芸能ライター) 新型コロナ流行以降、事実誤認と思われる報道が目立つ『モーニングショー』。視聴者の信頼をまた失ったようだ。記事内の引用について和田政宗公式ツイッターより https://twitter.com/wadamasamune
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社会 2020年05月08日 12時20分
『グッド!モーニング』出演の医師、編集内容に「愕然とした」 百田尚樹氏も「人間が腐ってる」と苦言
8日、元作家の百田尚樹氏と脳科学者の茂木健一郎氏が、それぞれ自身のツイッターで、テレビ朝日系朝の情報番組『グッド!モーニング』の編集に苦言を呈した。 事の発端は、7日放送の『グッド!モーニング』でインタビュー受けた医師が、放送内容について自身のフェイスブックで、「編集で取材内容とはかなり異なった報道をされてしまい、正直愕然としました」と声を上げたこと。 投稿では、質問形式で新型コロナウイルスについて、ベルギーで医療に従事していたこの医師が、日本に戻り診療するに至った経緯や日本の診療体制、PCR検査について感じていることなどの質問を受けたことを明かす。 そして、「PCR検査に関してはこれから検査数をどんどん増やすべきだというコメントが欲しかったようで繰り返しコメントを求められましたが、私は今の段階でPCR検査をいたずらに増やそうとするのは得策ではないとその都度コメントさせていただきました」と記述する。 その後、医師は放送を見たようで、「潤沢な検査をこなせる体制というのは本当に必要な方に対してはもちろん必要です。ただ、無作為な大規模検査は現場としては全く必要としていない」とコメントしたものの、「完全にカットされ」「僕がヨーロッパ帰りということで、欧州でのPCR検査は日本よりかなり多い(日本はかなり遅れている)といった論調のなかで僕のインタビュー映像が使用されて次のコメンテーターの方の映像に変っていき」「だからPCR検査を大至急増やすべきだ!というメッセージの一部として僕の映像が編集され真逆の意見として見えるよう放送され」と内情を告白。 さらに、「物資の手配と医療従事者への金銭面や精神面での補助に関しても強調してコメントさせていただきましたがそちらも全てカットされてしまい」と嘆き、「メディアの強い論調は視聴者に強く響き不安を煽ります。情報が過剰な現在で、どうか正しい知識と情報がみなさんに行き渡って欲しいと切に思いました」とメッセージを残した。 投稿はネットで広く拡散される。テレビ朝日系列では、『モーニングショー』の内容も不正確との批判があるだけに、「意図を持って現場を取材し、都合のいいように編集するのは許せない」「大問題ではないのか?」「真逆の意見にされてしまうなんて怖い」と驚きや批判が殺到する。 これについて、百田氏は「こういう編集を命じるプロデューサーとかディレクターとかは、人間が腐ってるよね」と断罪。また、茂木氏も「この医師の方の個人的な見解を反映しないかたちでグッドーモング(原文のまま)が編集したことは問題。ただ、それ以上でもそれ以下でもないでしょう。日本の検査体制の無能は論理的に別」と苦言を呈す。意見の相違が見られる2人だが、不適切な編集については「良くない」という意見で一致した。 仮に医師の言うように、喋った内容を都合よく切り取り、自分たちの都合のいいように編集したとすれば、問題と言わざるを得ない。番組側は、詳細をしっかりと説明する必要がある。記事の引用について澁谷泰介のフェイスブックよりhttps://www.facebook.com/taisuke.shibuya/posts/3006178869497530百田尚樹のTwitterより https://twitter.com/hyakutanaoki茂木健一郎のTwitterより https://twitter.com/kenichiromogi
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社会 2020年05月08日 12時00分
吉村知事は“橋下徹さんより人間ができている”発言に本人がツッコミ 「おもしろすぎ」称賛の声も
吉村洋文大阪府知事の株が爆上げ中だ。新型コロナウイルスの押さえ込みに一定基準成功した場合、経済活動を徐々に再開させる通称「大阪モデル」を提示している。松井一郎大阪市長とも連携しながら、関西で一致団結して新型コロナウイルス対策に取り組んでいる。政府方針に右へ倣えではない「モノを言う」姿勢に評価が集まっており、吉村知事が所属する大阪維新の会、そして日本維新の会の支持率も上昇し、一部調査では立憲民主党を抜き野党首位に立った。 こうした動きを受け、大阪市長時代に吉村知事を後継者に指名した橋下徹氏も、ツイッターで積極的に発言している。5月7日には、同日の『ひるおび!』(TBS系)で、政治評論家の田崎史郎氏が「橋下徹さんより(吉村知事の方が)人間ができている」と評した記事に対し、「そんなこと誰もがみんな思ってるし、俺が一番思ってるよ!」と激しいツッコミを入れた。これには、ネット上で「吉村知事アゲて、自分落とすってマジ関西人だな」「橋下さんおもろすぎます」といった反応が聞かれた。 さらに、これに対する松井市長の「ごもっとも!維新初期は街頭タウンミーティングでケンカしてたのが懐かしい。吉村知事はジェントルマンです。」のレスにも、「松井一郎率いる初代維新は、ほんとガラが悪かったですからねー。吉村維新は確実にニュー維新ですね」と返し、吉村知事の人柄をなおアゲ続けた。これには「橋下さん他人事じゃなくて政界復帰して欲しい」「『ニュー維新』ってなんかプロレス団体みたいだな」といった声が聞かれた。 新型コロナウイルスの蔓延によって経済が萎縮し暗い話題が続くが、そこでもユーモアを忘れようとしない橋下氏の姿勢がうかがえる書き込みだと言えそうだ。記事内の引用について橋下徹氏のツイッターより https://twitter.com/hashimoto_lo松井一郎氏のツイッターより https://twitter.com/gogoichiro
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社会 2020年05月08日 06時00分
36歳女「親がスマホの代金を払ってくれない」と警察に何度も電話し逮捕 「大人げない」呆れ声集まる
思春期に親に反抗したくなるのは成長の証でもあるが、海外では、大人になるも親に反抗し、罪を犯した人がいる。 アメリカ・オハイオ州で、36歳の女が、両親が女のスマートフォンの支払いをしてくれないことに腹を立て、何度も警察に電話をして起訴されたと、海外ニュースサイト『News 5 Cleveland』と『AllIndiaRoundup』が4月26日までに報じた。 報道によると、女の両親はこれまで女のスマホの月々の使用料の支払いをしていたが、なんらかの理由で女のスマホの使用料の支払いをやめたそうだ。両親が支払いをやめると女は激怒し、2月13日、女は警察に「両親が私のスマホの料金の支払いをやめたからなんとかしてくれ」と電話をしたという。 警察は女に、「警察へは緊急時のみ電話を掛けるべきで、あなたの電話の内容は緊急ではない。今後は掛けないように」と警告した。しかし、警告を受けてから2時間後、再び女は警察に電話し、その後も何度も電話をし続けたそうだ。女が警察に電話をした回数は明かされていないが、『AllIndiaRoundup』は、女は警察の警告を無視して、「何度も何度も」電話を掛けたと伝えている。 女は警察の警告に従わなかったため、その日のうちに警察の業務を妨害した罪や公共サービスを混乱させた罪などで逮捕され、この度、起訴されたという。 このニュースが世界に広がると、ネット上では「大人気ない行動。親と話し合うも、解決しないから警察を巻き込んだのか、それとも親とは話さず親への当て付けで警察に電話をしたのか。分からないけどいずれにせよ幼稚」「36歳にもなって、親が携帯代を払っていたことが驚き。女は無職だったのか」「数回なら注意で済みそうなのに、逮捕されたとなると相当な回数、電話を掛けたんだろうな」などの声が挙がっていた。 今回の事件は、大人になっても親への依存が強すぎることで招いた事件だが、海外だけではなく、日本でも親に依存し、異常な行動に出た人間がいる。 神奈川県藤沢市の「かながわ信用金庫片瀬支店」で、4月1日、住所不詳、自称無職の44歳の男が、亡くなった母親の口座から金を引き出そうとするもできなかったことで、銀行内で暴れて逮捕されたと、『産経ニュース』(産経新聞社)が4月1日に報じた。 同記事によると、男は店舗に出向き、「亡くなった母親が残した口座から現金を引き出したい」と信金職員に伝えたという。信金職員は男に「母親は生前、口座の金に手を付けさせないよう後見人に言い残しており、現金は引き出せない」と伝えたそうだ。 男は現金が引き出せないことを知って暴れ始め、カウンターに設置されていたアクリル板1枚を破壊した。男は店舗内にいた信金職員の男性に取り押さえられ、駆けつけた警察によって逮捕されたという。 大人になっても自立ができない人は洋の東西問わずいて、親に依存しすぎることで起こる犯罪は国内外であるようだ。記事内の引用について「36-year-old woman charged for repeatedly calling 911 because her parents shut off her cell phone」(News 5 Cleveland)よりhttps://www.news5cleveland.com/news/local-news/akron-canton-news/36-year-old-woman-charged-for-repeatedly-calling-911-because-her-parents-shut-off-her-cell-phone?utm_source=knewz「Woman Repeatedly Called Police To Register Complaint Against Parents Who Stopped Paying Her Phone Bill」(AllIndiaRoundup)よりhttps://allindiaroundup.com/viral/woman-repeatedly-called-police-to-register-complaint-against-parents-who-stopped-paying-her-phone-bill/「信用金庫で暴れ備品破壊した疑い 男を逮捕 神奈川県警」(産経ニュース)よりhttps://www.sankei.com/affairs/news/200401/afr2004010015-n1.html
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社会 2020年05月07日 23時00分
独占スクープ 宅見若頭射殺事件 実行犯が出所
羽田空港に雷鳴が轟き、雨がアスファルトを激しく打つ。都心へ向かう高速バスのアナウンスも雨音にかき消されるが、乗客は数える程度で、それは空港内も同様だった。新型コロナウイルスの影響で飲食店はほぼ営業を自粛し、とても東京の玄関口とは思えないほど閑散としていた。便が到着するごとに続々と乗客が出口を通り、空港らしい活気に包まれるが、それも一瞬のこと。広いフロアに咳払いが響くような異様な静けさが再び戻った。 新型コロナウイルスの感染拡大を危惧し、東京都が外出自粛を呼び掛けた「ステイホーム週間」真っただ中で、羽田空港に1人の男が降り立った。20年もの長期服役を終え、北海道の旭川刑務所から満期出所したY元組員(51)。渡辺芳則組長の五代目山口組時代に起きた悲劇、宅見勝若頭射殺事件の実行犯である。 平成9年8月28日、新神戸駅に隣接したホテルのラウンジで宅見若頭、岸本才三総本部長、野上哲男副本部長が雑談していたところ、4人の男が駆け寄り、宅見若頭を狙って至近距離から拳銃を乱射。宅見若頭の命を奪った。 当時、山口組若頭補佐を務めていた中野太郎会長の中野会傘下組員らによる犯行と判明し、中野会長に破門処分が下った。9月3日には、流れ弾に当たり意識不明だった歯科医師の男性が死亡したためか、絶縁に変更された。 暗殺に関与した中野会のメンバーはそれぞれ逃亡するが、計画の総指揮役とされた吉野和利元幹部は、平成10年7月に潜伏先の韓国で変死。事件当時、中野会相談役(のちに副会長)だった弘田憲二・弘田組組長は、平成14年4月、初代宅見組出身の天野組ヒットマンによって沖縄で射殺された。事件から約5年経っての報復だった。さらに、実行犯4人のリーダー格で、宅見若頭に4発の銃弾を放って絶命させた傘下組織の鳥屋原精輝元組員は、平成18年6月に潜伏先で衰弱死し、遺体で発見された。 他3人の実行犯は、平成10年10月に中保喜代春元組員が逃亡先で逮捕され、翌年2月にY元組員が、7月にはk元組員も逮捕された。暗殺事件の“最後のキーマン”であり、現場指揮役兼見届け役だった傘下の財津晴敏元組長は、16年間の逃亡の末、平成25年6月に逮捕された。財津元組長には無期懲役が下され、実行犯3人は懲役20年の刑に服したのである。 年月は過ぎ、昨年6月に中保元組員が出所。続いて、令和2年となった今年4月28日、Y元組員も社会復帰を果たしたのだ。 出所当日、旭川刑務所の周辺には北海道警の捜査車両約10台と、盾を持った機動隊員が配置され、厳戒態勢が敷かれていた。「事件から時間が経っていて、中野会長は引退し、組織も解散しているが、道警は返しという万一の事態も想定していたのではないか」(山口組ウオッチャー) しかし、Y元組員を待っていたのは、報復などではなかった。神戸山口組(井上邦雄組長)の直系組織である池田組(池田孝志組長=岡山)の傘下組員が出迎えたのだ。池田組との繋がりについては後述するが、Y元組員が向かった旭川にある池田組傘下の組事務所でも、道警は厳重な警戒を続けたという。「出所を待っていたムショ仲間が、Y元組員に会うため事務所を訪れたそうだが、トラブルがあったわけでもないのに、道警に止められて建物内に入れなかったそうだ。今は六代目山口組(司忍組長)との抗争の最中であり、道内でも事件が相次いだから、警察もピリピリしていたのだろう」(同) その後、Y元組員は池田組系組員と共に旭川空港へ移動し、羽田着の便に搭乗。東京へ向かったのである。★入江組長からの言葉 羽田空港の到着ロビーには、旭川からの飛行機が着く1時間ほど前から、警視庁の捜査員が姿を現し、周辺を巡回。新型コロナウイルスの影響で閑散としたフロアに、スーツ姿の屈強な男たち約10人が立ち、異様な雰囲気が漂った。到着時刻が近づくと、捜査員らは便の運航状況を示す電光掲示板を険しい表情で見つめ、Y元組員を今か今かと待ち構えていた。 ところが、Y元組員が搭乗した便は午後6時半前に到着していたにもかかわらず、30分経っても出口に姿を現さなかった。微動だにせず出口を凝視し続けた捜査員が動いたのは、その直後だった。ガラス越しに長身の男性が見えた瞬間、捜査員が足を踏み出し、出口を抜けると同時に本人であることを確認するため、声を掛けたのである。 Y元組員はニット帽を深く被り、眼鏡を掛けてマスクも着用。表情は見えなかったが、ベージュのジャケットと白っぽいズボン姿で、足早に歩く様子からは、ブランクを感じさせなかった。 Y元組員が社会復帰する直前、業界内にはSNSで出所の情報が広まっており、去就も含めて関係者らの関心の高さがうかがえた。中野会自体は解散しているが、その出身母体の五代目山健組(中田浩司組長=兵庫神戸)への復帰も予想されたのだ。 実際には、同じ神戸山口組ではあるが、池田組の傘下組員がY元組員を出迎え、東京まで帯同。池田組への加入も指摘された。「服役中に山口組が割れ、旭川刑務所でも分裂以降は、業界情報を雑誌で得られなくなっていたはずだ。しかも、旭川は長期服役者を収監しているため、新規入所者が少なく、外からの情報も入りにくい。分裂したことくらいは知り得ていただろうが、どこの直系組織が離脱したのかなど、正確なところまで把握するのは難しい状況だったと思われる」(業界ジャーナリスト) 池田組系組員が同行した背景にも、“スカウト”の意味はなかったという。「Y元組員とこの池田組系組員は、もともと同じ中野会傘下の至龍会に所属しとったそうや。年齢はY元組員のほうがひと回り年上で、組員は10代の頃から5、6年くらい世話になったらしいで。その恩を忘れずにいて、Y元組員が服役した20年間、ずっと手紙のやりとりをしとったそうや。せやから、組織として出迎えたんやなく個人の縁やな。 それに、20年ぶりにシャバに戻ったんやで。自分の20年前を思い出してみぃ? 時代が変わりすぎやろ。せやから、じゃあ現役復帰しますなんて普通は即決できんで。東京を経由して地元の関西に戻って、まずは静養するんちゃうか。今は間違いなくカタギっちゅうことや」(関西の組織関係者) また、親分の命を奪われた入江禎・二代目宅見組組長(大阪中央)にとって、Y元組員は親の敵である。「いや、入江組長は、“仕事”の上で実行したのだから恨みつらみはない、とのスタンスやと聞くで。Y元組員に対して報復なんかせん、いうことやな。実際、こういった入江組長の気持ちは、本人にも伝えられたみたいやで」(同) 抗争中の今、Y元組員の出所は束の間の安息をもたらしたといえそうだ。
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社会 2020年05月07日 21時30分
バイト先と雇い主で明暗を分けそうなアルバイト大学生
新型コロナウイルスに対する緊急事態宣言の延長に伴い、外出自粛や休業などの要請を5月末まで延ばすことが発表されたが、ここに来て浮上しているのが、アルバイトができず、経済的に困窮する大学生のアルバイト先の確保や就職活動のサポートだ。 大学によっては、早くも返済が必要のない現金支給を打ち出したところもあり、大阪府の吉村洋文知事(44)が6日、ツイッターを更新。生活に行き詰まる大学生を、府として臨時非常勤雇用するプランを明かした。「今の大学生は就活もオンラインで行うほどITになじんでいるので、給付金支給もネット手続きで簡潔に行われることになりそう。しかし、に支援を行わないと、やむを得ず退学したり休学したりする学生が相次ぐことになりそうだ」(全国紙社会部記者) バイトしている学生に対しては、収入を証明する書類などを提出させることになりそうだが、バイト先と雇用主によっては支給されない場合もありそうだというのだ。 「給与明細があって、コロナによってどのぐらい収入が減ってかが分からないと支給はされないのでは。そうなると、キャバクラやガールバー、風俗など、手渡し支給で明細がなかったり、経営者がずさんでテキトーなところでバイトしている学生たちは泣きを見ることになりそうだ」(同) 政府や各自治体、各大学の早急な善処が求められる。
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社会 2020年05月07日 19時00分
「国の建築基準がおかしい」同情の声も “隣人がうるさい”と包丁で首を刺した80歳男の事件が議論に発展
5日、80歳の男が隣人を包丁で切りつけたとして逮捕されたことが判明。その動機に、驚きや怒りの声が上がっている。 事件が発生したのは東京都江戸川区のアパート。5日午後11時40分頃。3階に住んでいた80歳の男が、刃渡り15センチの包丁を持って隣室に侵入。62歳男性の首を切りつけた。騒動を受けた管理人が警察に通報し、駆けつけた警察官が取り押さえ、殺人未遂で逮捕された。両者とも1人暮らしだったという。被害男性に怪我はなかった。 80歳の男がなぜこのような凶悪な事件を起こしたのか。取り調べに対し、「深夜なのに隣の物音がうるさくて頭にきた」と供述しているという。都内では、4日にも足立区でアパートの隣人を刺し殺す事件が発生。新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛で、家に籠る時間が長いことが影響しているものと思われる。 この異常な事件に、包丁を持って他人を刺すのは重罪。絶対に許されるものではない」としながらも、「自分もコロナで家にいるようになって、他人の騒音が凄く気になっている」「深夜に度を超した騒音がすれば殺意を感じるのも致し方ない部分はある」と同情するネットユーザーが多く現れる。また、「安アパートだと、隣の声が聞こえるのもザラ。この国の建築基準がおかしい」「コストを低くして、弱者を騙して家賃をせびる。大手企業でもそんなことをやっている現在の不動産業界はおかしい」「子供がいる家庭は、賃貸マンションやアパートで親が堂々と子供を遊ばせ騒音を撒き散らしている。こういう人間たちをどうにかできないのか」と不動産業界の現状についても怒りの声が上がった。 「最近、名の通った会社の賃貸マンションに引っ越しました。内見時、仲介業者が『遮音性の高い壁を使っています』と説明され、それを信じて入居したのですが、何から何まで嘘。 他人の生活音はバンバンするし、ペット可物件なので、犬はうるさいし、子供の足音もする。安アパートならともかく、それなりの家賃を払っているのに…。しかも、騒音問題でクレームを入れると、『集合住宅なので多少の生活音はするものです』と開き直り、厄介者扱いされる。なら、なぜ内見の時に言わないのかと。不動産会社への不信感は募るばかりですよ」(30代・男性) 男の行動は決して許されるものではない。しかし、遮音性の低い物件がまかり通っていることも、問題と言わざるを得ない。
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社会 2020年05月07日 18時00分
“謎の放送事故”の真実〜報道放送事故
◎「怪しいお米セシウムさん」 東北地方を襲った東日本大震災直後の2011年8月に、東海テレビ『ぴーかんテレビ』がぶち込んだ放送事故。同局は「番組制作側がダミーで入れていたテロップが誤って出てしまった」という釈明だったが、風評被害で国民全体がデリケートになっていた時期に、視聴者プレゼントの発表で「怪しいお米セシウムさん」「怪しいお米セシウムさん」「汚染されたお米セシウムさん」と画面いっぱいに表示するとは、見識を疑われて当然。いつ、何時でもミスは起こりえるものとはいえ、「それにしてもなんちゅうダミー作っとんねん」というレベルの、まさに呆れた放送事故だった。◎「菊間千乃落下事故」 1998年にフジテレビ系『めざましテレビ』で起きた正真正銘の事故。菊間千乃アナ(当時)による避難器具の体験レポートのコーナーで、5階建てのビルからゆっくりと降りるはずが、器具の取り付けが甘かったために10メートル以上の高さから落下。下にマットが敷いてあったものの、落ちた菊間アナはピクリともせず、腰椎圧迫骨折の重傷で死線をさまよった。朝の生番組特有の慌ただしい進行に加え、テレビに出たかったのか、避難器具メーカーの社長自らがオペレーターを買って出るという安全への配慮が感じられない制作態勢で、避けられない事故だったと言えよう。◎「石鹸工場爆発」 1993年に日本テレビ系『ジパングあさ6』で放送された緊迫の事故映像。「世界一純度の高い石けん」を作っているという東京都豊島区の工場を取材中、突如として工場内で爆発事故が発生した。「熱い熱い熱い!」「ぎゃあー!!」という女子アナの悲鳴が飛び交う中、画面いっぱいに火の海が映し出される。実際に取材スタッフ6人が軽傷を負ったが、フィクションの映像と比べても、ここまで真に迫る大規模火事の映像は、なかなかお目にかかれるものではなかった。この事故は、これといって謎の部分があるわけでもないのだが、前日に自らが火災事故に遭った場面を、しかも、かなり深刻なダメージを受けながら(レポーターの関谷亜矢子アナは髪が燃えたため髪形を大幅に変えて登場)放送したところに、現在のそれからはまったく感じられないテレビ業界のたくましさ、生命力のようなものが伝わってくる。はなはだ不謹慎ではあるが、時代の鏡として記憶したい放送事故映像である。
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社会
新会社設立で始まる『大塚家具』父娘の骨肉バトル第二弾“裏”
2015年09月02日 10時00分
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社会
フクシマ第一原発「立ち入り禁止区域」で異常発生 首都圏襲来! 殺人“放射能蜂”の恐怖(2)
2015年09月01日 16時00分
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社会
取締役11人中外部7人! 東芝事件化阻止“お上に土下座”の魂胆
2015年09月01日 10時00分
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社会
フクシマ第一原発「立ち入り禁止区域」で異常発生 首都圏襲来! 殺人“放射能蜂”の恐怖(1)
2015年08月31日 16時00分
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社会
ドローンより1000倍危なっかしい「ウルトラ・ライトプレーン」
2015年08月31日 11時00分
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社会
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第139回 エアコン経済
2015年08月31日 10時00分
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社会
大物女優も大反対 国際人権団体が“売春合法化支持”の波紋
2015年08月30日 17時00分
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社会
「安保法制は池田大作先生の教えに反する!」 創価学会“内部抗争”激化で安倍政権崩壊カウントダウン(2)
2015年08月30日 16時00分
特集
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あかつ、アメリカ・アポロシアターでの「動きで笑わせるネタ」は世界にも テレビに年数回でも出られる自分は「持ってる」
芸能
2025年10月03日 12時00分
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TKO・木下、篠宮との一件を明かす 目標は「タイと日本のハブ」 挑戦に対する厳しい声には「どうでもいい」
芸能
2025年09月26日 18時00分
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元ボーイフレンド・宮川英二、最大の挫折は「M-1グランプリ」 セカンドキャリアは、芸人やお笑いサークルの学生の就職支援 芸人の給料も赤裸々に語る
芸能
2025年09月18日 17時00分
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岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
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misono、家族について「マジで気持ち悪い家族」 「⼦ども⾃然にできると思っていたけど……」と不妊治療の再開、明かす
芸能
2025年09月16日 11時00分