8月26日夜、東京都中野区弥生町3丁目のマンション2階の自室で、アルバイト店員の加賀谷理沙さん(25)が遺体で発見された事件の謎が深まっている。
「加賀谷さんはワンルームの玄関先で全裸に仰向けの状態で発見され、顔にはタオルケットが掛けられていた。死因は首を何者かに後ろから幅1〜2センチ幅のヒモのようなもので絞められたことによる窒息死。部屋からは加賀谷さんの携帯電話2台は発見されたが、外出時に使用していた黒のリュックサック、トートバッグ、さらに凶器と見られるヒモ、入居時に渡されていた部屋の鍵2つも見つかっておらず、犯行後、施錠した上にに持ち去られたと見られています」(同)
加賀谷さんは居酒屋でアルバイトをしながら活動する劇団員だった。25日未明には友人とLINEを交わしていたが、同日の劇団の稽古とアルバイトを無断で休んでいた。
気になるのは、加賀谷さんが周囲に「知人の男性がしつこく家に来ていて困っている」と打ち明けていたという点だ。
「1カ月ほど前の深夜から明け方にかけて、部屋から男女の痴話喧嘩の音が間断なくしました。食器が割れるような音もして、女性が泣きながら『もう帰って!』と絶叫するので、近所の人が警察に通報したのです。男性は40歳前後でべろんべろんに酔っていて呂律が回らないようでしたが、駆けつけた警察官に『(職業は)劇団員』と答えていました。この時と前後して、近くの公園でも加賀谷さんとこの男性が言い争うのを同じマンションの住民が目撃しています。2人のいさかいは、この1カ月半くらいで3〜4回警察沙汰になっています」(近隣住民)
また、こんな情報も。
「加賀谷さんがアルバイトをしていた居酒屋には、彼女が所属していた男性劇団員も勤めていたのですが、そこでの人間関係でいざこざがあったという話もあるのです」(前出・記者)
早期解決が待たれる。