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元巨人ドラフト2位投手、傷害の疑いで4回目の逮捕 転落人生の背景には

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 元読売ジャイアンツで現在は無職の宮本武文容疑者(29)が、和歌山県内の路上で男性に怪我をさせたとして、傷害の疑いで逮捕されたことが判明。その行動に呆れの声が上がっている。

 事件が発生したのは1月19日の夜。和歌山市友田町の路上で、宮本容疑者や友人と見られる男2人が、神戸市に住む塗装作業員の男性に暴行を加え、腰の骨を折るなど全治2か月の怪我を負わせた疑いが持たれている。警察の取り調べに対し、3人は容疑を認めているそうだ。

 逮捕された宮本容疑者は今年2月、他人名義の営業許可を受けたラウンジを経営したとして、風俗営業法違反(無許可営業)の疑いで逮捕されており、今回で4回目となる(注・残り2回の時期・内容は不明)。この件については、「自分名義で登録されていたと思った」と容疑を否認していた。当時は、「同情」や言い分を信じる巨人ファンもいたが、今回は暴力事件だけに、呆れの声が広がっている状況だ。

 宮本容疑者は岡山県の私立倉敷高の投手として2008年、巨人にドラフト2位で指名され入団したが、一度も1軍登板を果たせないまま2012年に引退した。

 プロ野球に詳しいライターは以下のように話す。
 「プロ野球選手は人に頭を下げてもらう職業。特に巨人や阪神など人気球団の選手は2軍でもタニマチや追っかけの女性が群がり、勘違いしてしまいます。

 2軍から1軍に這い上がって活躍するような選手は、ほぼ全員2軍で猛練習を積み、ゲームで結果を出し、上に上がってレギュラーを取ります。その一方、1軍出場経験なく、数年で解雇される選手は、素行に問題があるか、著しく能力が低いと判断される、あるいは重大な故障をした、などの場合になります。

 本来、そういう選手を更生させることもプロ野球球団の役目ですが、球界には『野球で結果を残していれば素行はどうでもいい』という風潮があります。本来、スカウトがドラフト前にその辺りも調査するべきですが、彼らは『入れてしまえば後は知らない』というスタンス。中には、素行不良を知っていながら黙っているスカウトもいますよ。

 そういう選手は大体すぐ解雇されてしまうし、その後犯罪者になり、何度も犯罪を重ねます。そして、元所属球団は「関係ない」とばかりに知らん振りしています。しかし、本来犯罪者になるような選手を出してしまったことを恥じるべきです」

 入団時は大型左腕として期待されていた宮本容疑者。現在は、多くの人の期待を裏切り続けている。

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