社会
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社会 2012年04月07日 17時59分
熊本市バス運転手が乗客ナンパし解雇
熊本市交通局は4月4日、市営バス小峯営業所に勤務していた運転手の男性嘱託職員(56)を、3月13日付で解雇したと発表した。乗客の女性に業務中、携帯電話の番号を書いたメモを渡すなど、市交通局の非常勤職員設置要綱に違反する行為があったとしている。 市交通局によると、職員はメモを見た女性から連絡をもらい、1月下旬頃、ドライブや食事に数回行ったという。その後、女性が職員を怖がるようになったため、2月下旬、女性の兄が「妹が怖がっているので利用するバス路線の担当から外れてほしい」と職員に要請。職員は数日後、該当路線を外れると書かれた、「交通局自動車運行管理課」という市交通局に実在しない部署名を書いた文書を偽造して渡したという。 しかし、それ以降も同じ路線に乗務する職員を見た女性の家族が、3月6日に同営業所に連絡した。女性の兄は、女性に障害があると説明している。 市交通局側が「怖がることをしたのか」と追及したのに対して、職員は「卑猥なことは言ったかもしれないが、体には触れていない」と話しているという。乗務中に乗客と私語を交わすことを禁じた内規に違反することや、許可なく交通局の名前を使った文書を作成したとして、市交通局は職員を解雇した。市交通局の中山弘一次長は「公務員にふさわしくない行動で、指導が足りなかった」と話した。 確かに、乗務中に携帯電話の番号を書いたメモを乗客に渡すのは不謹慎な行為。だが、何らかの処分は当然としても、解雇するほどの事案であろうか。正規職員なら、この程度のことで解雇になっていたかは疑問で、非正規職員との待遇差を感じざるを得ない。(蔵元英二)
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社会 2012年04月07日 11時00分
朝日の独り負けで空中分解に終わった3社合同新聞サイトの大失敗
朝日、読売、日本経済の3新聞社が展開してきた記事読み比べサイト『あらたにす』が、4月からフェイスブック上の「学生サイト」に生まれ変わる。 すでに2月末日で閉鎖されている『あらたにす』のスタートは'08年1月。「3紙の記事を比較して読むことができる」をキャッチフレーズに、3社によるインターネット事業組合が運営。'07年10月にインターネットを利用した共同事業、販売事業で業務提携を結んでいたこともあり、新聞業界の“勝ち組”による事業と注目された。 しかし、人気は伸びなかった。当初の目標ビュー数は上回ったものの、そもそも新聞を読む人口が激減している時代。広告も集まらない状態だったという。 これに輪をかけたのは、3社のインターネット事業への取り組みの違いだった。日経は'10年3月、『日経電子版』を立ち上げ、現在の会員数を120万人(同社発表)まで増やしてきた。対する朝日は'11年5月、『朝日デジタル』を立ち上げたものの、会員数は7万人まで届かない。「使い勝手が悪いなどの理由で、社員の多くが会員になっていない」(朝日の社員)状況だという。 両サイトとも、新聞を購読していれば月間1000円で視聴できる条件は一緒だが、朝日が月間5億数千万ビューあり、広告収入も確保してきた無料の『アサヒ・コム』を捨てきれなかったことが、低迷の大きな要因らしい。 ここにきて、『アサヒ・コム』を大幅縮小し、デジタルでなければ全文を読めないシステムに変更したものの、「手遅れ感」が同社には漂っているとか。デジタル部門で失敗した取締役が、今年6月に予定されている新社長レースから脱落したともいわれる。 残る読売は、『YOMIURI ONLINE』をもち、過去の記事を検索できる『ヨミダス歴史館』などを売り物にしているものの、「紙(新聞)で勝負」との基本姿勢は崩していない。 こんなに違う運営方針では、『あらたにす』が続くはずもない。 わずか4年あまりで姿を変える(実質は消滅する)『あらたにす』は結局、先の読めない新聞社がインターネットに完膚なきまでに敗れ去っただけということか。
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社会 2012年04月06日 11時45分
藤原紀香もショック!? 母校の女子大生が盗んだクレジットカードでブランド品購入
兵庫県警須磨署は4月4日、他人名義のクレジットカードを使ってブランド品の財布を購入したとして、詐欺の疑いで神戸親和女子大3年の宮本真由容疑者(20=神戸市兵庫区)を逮捕した。同容疑者は模擬授業体験で神戸市内の小学校を訪れた際に、カードを盗んだと話しており、須磨署は窃盗容疑でも調べる。同大はタレント藤原紀香の母校でもあり、この報を聞いて、さぞやショックを受けているかも…。 逮捕容疑は1月31日午後3時50分頃、神戸市中央区の百貨店で、同容疑者が訪れた小学校に勤務する30代の女性教員のカードを使い、ルイ・ヴィトン社の財布2個(計約13万円相当)を買った疑い。 同署によると女性教員は当初、自らカードを紛失したと思いこんでいたという。しかし、2月初旬、同署に「クレジットカードがなくなった。身に覚えのない請求がきた」と相談。同署がカードの使用履歴を調べた結果、同容疑者が浮上した。 同容疑者は「小遣いを増やしたかった。(だまし取った)財布は自分で使うためではなく、売ってカネにするためだった」と供述。模擬授業体験の機会を利用し、教員用更衣室に忍び込みカードを盗んだと話しているという。 盗まれたカードには逮捕容疑以外にも複数回の使用履歴がある他、女性教員は別のカードも紛失。同署は余罪があるとみて経緯を調べている。 同大によれば、同容疑者は発達教育学部児童教育学科に在籍。単位取得の一環として、小学校などの現場で学ぶ体験制度があるという。紀香は文学部英米文学科出身だが、大学自体がボランティア活動に熱心で、「先生になるなら親和!」をキャッチフレーズに未来の教員養成に力を入れている。同容疑者は教員補助のボランティアで小学校を訪れたが、その現場で犯罪行為に及ぶとはとんでもないことだ。(蔵元英二)
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社会 2012年04月06日 11時00分
人減らし給与カットでも底なし NECが嵌った負のスパイラル(2)
それにしても、かつてはITサービスと通信技術を武器に「超優等生」と言われたNECが、赤字地獄にのたうち回っているのはなぜなのか−−。 NECウオッチャーの一人は、同社トップが権力抗争に明け暮れた“お家騒動”の後遺症を指摘した。とりわけ世間の耳目を集めた関本忠弘元会長と西垣浩司元社長(ともに故人)の壮絶バトル。これに端を発していると語る。 「関本さんは先輩の小林宏治元会長とも激しくやり合ったように、NECの歴代トップでは異色の存在でした。その関本さんとガチンコしたのが、後に自殺した西垣さん。ご両人のバトルには街宣車が出動し、NECの本社ばかりか関本さんの自宅周辺が騒々しくなった。'98年に発覚した防衛庁(当時)水増し請求事件で関本さんは会長を退きましたが、西垣さんたちとの睨み合いは以前にも増して陰湿になったばかりか、つい最近まで通信系とコンピューター系が壮絶な権力抗争を展開したことから、2年前に中立派の遠藤社長が就任するまでは、事業の方向性が定まらない状態が続いてきたのです」 すなわち、30年以上も前から連綿と続いた“お家騒動”体質が、重いツケとなって屋台骨を揺るがしているのである。これでは舵取り役を託された遠藤社長が独自カラーの発揮ウンヌン以前に、背負い込んだ「負の遺産」に悲鳴を上げるのも無理はない。 といってリストラに名を借りた恥も外聞もない人減らしや給料カットでは、ジリ貧地獄からの脱却など望むべくもない。ウオッチャーが続ける。 「このままでは野垂れ死にする。だから銀行団は必死になって再生策を模索しているのですが、最大のネックはNECが三菱重工などと並んで防衛産業の一翼を担っていること。軍事機密に深く関与している以上、自動車メーカーのように海外企業と資本・業務提携できません。下手に提携すれば最先端のミサイル技術などが回りまわって仮想敵国に筒抜けになってしまう。それがわかっているからこそ、NECは日産=ルノーのように、海外企業を駆け込み寺にできないのです」 小惑星探査機『はやぶさ』に搭載されたNECの航空宇宙技術また然り。宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2014年に打ち上げる『はやぶさ2』についてもNECの技術を活用する方針。国家の威信を懸けたプロジェクトが、外資に身売りした後のNECとのタッグマッチでは、JAXAのメンツは丸つぶれだ。 当然、そんな事情はNECとて先刻承知している。だからこそ外資の幻影におびえることなく人減らしに邁進し、給料カットの荒業を駆使したのだろう。それどころか「トップが権力抗争にウツツを抜かしてきたのも、国防を担っているから国策としてつぶせないとの慢心があった」(OB)という。 NECが負った“罪と罰”は相当に重いようだ。
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社会 2012年04月05日 16時00分
同僚を自殺に見せかけ殺し方のヒントにしたのは“あの有名ロック歌手”
'09年に千葉県松戸市でカギ製作会社の従業員・阿曽久好さん(52=当時)が自殺を装って殺害され、約2000万円の死亡保険金が詐取された事件で、昨年、同社の元経営者・西村豊(57)らが逮捕された。 今年3月21日から、共犯の同社元幹部・工藤隆被告(50)の裁判員裁判が東京地裁で始まっているが、明らかになった事件の全貌はあまりに執拗だった。 西村らは、同社に勤務していた阿曽さんに無断で、会社を受取人とした保険契約を結び、“事故”に見せかけ殺害する計画を練った。その上で阿曽さんを連れ、南房総の温泉宿へ。“酒に酔わせて一緒に風呂に入り、浴槽に沈めて殺害する”はずだったのだが…。 「結果的に西村はそこで殺す事なく、『他の客が入ってきて出来なかった』とか、『そんなに酔ってなかった』とか言い訳をしていました」(工藤被告の証言) この温泉宿には、結局2度も被害者を連れて行ったが、殺害には至らなかった。しかし、彼らは諦める事なく『東京湾フェリーで海に落とす』『金谷港の入り江から転落させる』『春日部温泉でお湯に沈める』『東京湾観音の内部展望台階段から突き落とす』などと次々に計画を立てた。 だが、いずれも実行に移す事ができず、数々の楽しげな“観光スポット”に阿曽さんを連れて行っただけで終わったという。ここで西村はさらなる計画を練り、工藤被告に持ちかけた。それは、ある芸能人の自殺をヒントにしたものだった。 工藤被告「『首吊りというと、天井から吊るすイメージがあるが、それだけじゃない。床に座ったままの首吊りもあるんだ』と、西村は言ってました」 検察官「芸能人の自殺の話をしてたんですか?」 工藤被告「はい」 検察官「それは、X-JAPANのhide?」 工藤被告「はい」 hideも、さぞ天国でびっくりしたことだろう。 こうして、“hide方式の殺害計画”が成功。工藤被告が第一発見者を装って千葉県警に通報し、まんまと自殺と判断され、司法解剖もされなかった。 では、なぜこの事件が発覚したのか。 「西村は、過去にも自分が死亡したと見せかけて死亡保険金を受け取っていたんです。それが発覚し、捜査が阿曽さんの事件にまで伸びたんです」(司法記者) 人間、欲をかくとボロが出るもんだ。
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社会 2012年04月05日 11時45分
大阪市営地下鉄 駅助役の喫煙で電車止まる!
大阪市営地下鉄がとんでもない理由で電車が止まった。 大阪市交通局は4月3日、市営地下鉄四つ橋線本町駅(西区)で同日朝、なんと男性助役(54)が構内で喫煙したため火災報知器が作動し、電車の運行を一時見合わせるトラブルがあったと発表した。 交通局によると、同日午前7時45分頃、本町駅の自動火災報知器が作動。駅員が確認したところ、駅長室内にある給湯室で助役がたばこを吸っていた。報知器作動を知らせる自動放送がホームにも流れ、電車4本の出発を一時見合わせたが、火災でないことが判明したため、約1分後に運転を再開。約1000人に影響した。 勤続36年の助役は給湯室で朝食を取った後、たばこを吸った。交通局の聴取に「ふだんは屋外で吸っているが、1人だけだったのでついつい1本吸ってしまった。誠に申し訳ない」と話しているという。 市営地下鉄では2月10日に全駅構内禁煙が通達されたが、同22日に梅田駅で清掃作業員のたばこの火の不始末が原因とみられる火災が発生し、禁煙徹底を通達していたばかりだった。 この報を聞いた橋下徹市長は「服務規律を厳格化する市長のメッセージを、挑戦的に無視する行為。過去の事例のバランスなどを考えずに厳罰でいく」と激怒。 交通局は今後、喫煙に関する全駅での抜き打ち調査を行うとしている。乗客はマナーを守って、構内禁煙を守っているのに、駅員しかも、管理職者がルールを破って、電車を止めてしまうなど、お話にならない。 この件を受けて、大阪市は4日、各部署の人事担当者を集めて会議を開き、勤務時間中に喫煙した職員は原則、懲戒処分とする方針を確認したという。さすがに、それは厳し過ぎると思うが…。(蔵元英二)
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社会 2012年04月05日 11時00分
人減らし給与カットでも底なし NECが嵌った負のスパイラル(1)
NECがついに社員の給料カットという「禁じ手」に踏み込んだ。4月から12月までの9カ月間、一般社員の給料を一律4%削減すると組合に申し入れたのである。関係者は「最終的には経営側が押し切る公算が強い」と語る。 パナソニック、ソニー、シャープなどの大手電機メーカーは過去最大の赤字を垂れ流しているが、組合に社員の給料カットを申し入れたのはNECだけ。いかに同社が綱渡りの経営を強いられているかを物語る。 その“被害”は一般社員にとどまらない。管理職も4月以降は給料の5〜7%がカットされる。結果、一般社員分と合わせると、年間100億円規模の人件費が削減できるという。 それだけではない。1月末に発表した1万人の人員削減策を加えると、圧縮効果は実に年間400億円超に達する。しかも同社は3年前に2万人規模の人減らしを行ったばかり。最大の財産である人材に相次いで手をつけた揚げ句、給料カットの駄目押しとあっては、経営責任が嫌でも問われてくる。 むろん、背景にあるのは業績の悪化だ。今年の3月期、NECは円高やタイの洪水被害などの影響もあって1000億円の最終赤字に陥る見通し(昨年3月期は125億円の赤字)。成長事業が見当たらない中、事業の切り離しを進めたこともあって、一時は5兆4000億円もあった連結売上高は、今年3月期に3兆1000億円まで縮小する。 「1月の人減らし策発表の際、遠藤信博社長は『売上高が3兆円でも着実に利益が出せるコスト構造にする』とブチ上げたのですが、その回答が生活を直撃する給料カットでは、社員の士気に影響大です。実際、会社の将来に対する不安を見透かしたかのように、優秀な人材には国内外の企業からヘッドハンティングの声がかかっており、社内は疑心暗鬼が渦巻いています」(経済記者) これには伏線がある。1万人削減策発表の直前、NECでは残業と出張の禁止令が出た。経費削減の一環とはいえ、そこへ2009年に続く体のいい“肩たたき”である。今回の給料カットを「更なる大型リストラの前兆」と受け止めた社員が浮き足立ったとしても不思議ではない。前出の経済記者が苦笑する。 「何せバブル崩壊で各社が悲鳴を上げた1992年、NECはボーナスの一部を現物支給して物議をかもしたことがある。対象はパソコンや携帯電話などの自社製品ですが、大半の社員は既に保有しているため『煮え湯を飲まされた』が本音でした。それでも蛙の面に何とやらを決め込んだNECのこと、会社存亡のためなら平気で社員を踏み台にしてきたのが実情です。だからこそ優秀な社員ほど『この先、どんな手法に打って出るかわからない』と身構えているのです」
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社会 2012年04月04日 16時00分
市橋達也被告の控訴審に駆けつけた“市橋ギャル”たちの本気度と薄気味悪さ
'07年、千葉県市川市で英国人英会話講師のリンゼイ・アン・ホーカーさん(22=当時)を殺害したとして、殺人などの罪に問われている市橋達也被告(33)の控訴審第1回公判が東京高裁で行われた。 2年以上に及ぶ逃亡の末に逮捕され、昨年、千葉地裁の裁判員裁判で無期懲役の判決が下されたが、市橋被告側が控訴していたのだ。 法廷に現れた市橋被告は、一審の時と同じように黒い細身のシャツをブラックジーンズにイン。心なしか、一審の時よりもズボンがキツそうで、天然パーマの髪も相変わらずボサボサだ。 被告人質問では背中を丸め、消え入りそうな声で、こう証言していた。 「一審では、私がリンゼイさんの首を3分以上、圧迫したということになっていた…ハァ…ハァ…。それだけは…違う…ハァ…ハァ」 涙声で息づかいも荒く、不気味さが際立つ。 「3分は長い…。3分は…ハァ…ハァ…グスン…」 要するに、“そんなに長い間首を絞めてはいない=殺意はなかった”と言いたいらしいが、一審で市橋被告は「どんな刑でも受け入れる」と言っていたはずだ。 案の定、そのことを裁判長が代理で読み上げた遺族の書面でも非難されていた。 〈法廷で泣き崩れ、『どんな刑でも服する』と言った。心のどこかでイチハシを信じた。バカにされた気分。イチハシは邪悪で冷酷な人間です!〉 逃亡生活を記した書籍『逮捕されるまで 空白の2年7カ月の記録』(幻冬舎)で得た印税約900万円を遺族に受け取ってもらえず、贖罪寄付したことも、 〈不愉快で不道徳な方法で得られた資金。1円たりとも受け取らない。寄付が反省と解釈してもらえると思ってるなら信じられない〉 と、バッサリ切り捨てた。 ちなみに、234名の傍聴希望者の中には、一審ほどではなかったものの“市橋ギャル”も相変わらずチラホラ。最前列で微動だにせず熱心に傍聴している女性もいれば、市橋被告の涙につられて涙ぐむ女性や、熱があるというのに真っ赤な顔で駆け付けた女性まで。 「そこまで騒がれるほどイケメンじゃないのに」と司法記者は困惑気味だが、平成のブス毒婦・木嶋佳苗被告にも、「ひと目見てみたい」という男性傍聴希望者が多く見受けられた。ただし、木嶋被告の場合は「どれだけブスなのか」という好奇心で、市橋ギャルとは正反対の理由だったが…。
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社会 2012年04月04日 11時45分
女子高生に乱暴しNTT退職も退職金は減額支払い命令
東京地裁で興味深い判決があった。 強制わいせつ致傷罪で有罪判決を受けたNTT東日本の元社員の男性(47)が、退職金不支給は不当として、同社に約1300万円の支払いを求めた訴訟の判決で、東京地裁は3月30日、約600万円の支払いを命じた。 判決によると、男性は08年、茨城県つくば市で女子高生(当時)の胸を触って突き飛ばし、ケガをさせたとして09年に逮捕され、起訴された日に同社を退職。同年11月に水戸地裁で有罪判決を受けた。 NTT東日本は社内規定に基づき、「懲戒解雇や諭旨解雇に当たると考えられる非行」として退職金を全額支給しなかった。 藤井聖悟裁判官は「あくまで私生活上の非行で、NTT東日本の業務に支障が生じたと認める証拠はない」と指摘。「約22年間勤めた功労を全て抹消できるとは言い難い」とし、減額して支給すべきだと判断した。 それにしても、これはとても難しい事案である。そもそも、男性がわいせつ行為に及ばなければ退職に追い込まれることはなかった。こうなってしまったのは、男性側に問題があったのだ。しかし、東京地裁はこの犯罪行為自体は業務に支障を生じさせなかったと認め、減額して退職金を支払うよう命じた。 罪を犯したため、会社を退職せざるを得ないケースは少なくはない。ほとんどの場合、退職金は支払われていないだろう。この判決がきっかけとなり、この種の訴訟が増えることもあるのではなかろうか。(蔵元英二)
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社会 2012年04月03日 11時45分
大阪ミナミのガールズバー巡りまたトラブル 経営者が傷害容疑で逮捕
大阪ミナミのガールズバーを巡り、またトラブルが起きた。 大阪の繁華街ミナミのど真ん中にある戎橋近くで、4月1日午前0時頃、「多人数の男女がケンカをしている」と110番があった。大阪府警南署員が駆け付けたところ、催涙スプレーがまかれ、17歳〜37歳の男女13人が病院に搬送される騒ぎとなった。同署は同日午後、男女2人の目に軽症を負わせた疑いで、ガールズバー経営・山田陸泰(たかひろ)容疑者(32=大阪市西成区南津守)を逮捕した。 同署や大阪市消防局によると、現場は大阪市中央区心斎橋筋2丁目の路上で、ミナミの観光名所・戎橋のすぐ北側。騒ぎのきっかけは、ガールズバー従業員による執ような客引き行為にあったとみられる。同窓会で集まっていたという男女7人のグループと、客引きの従業員がトラブルとなり、殴り合いとなった。そこで、同容疑者が催涙スプレーを噴射。スプレーは関係のない通行人にもかかり、目の痛みを訴えた13人が病院に搬送されたが、大ケガがなかった。 同署は20歳の男性を蹴った暴行容疑で、同容疑者を逮捕。同容疑者も胸にケガをしており、いったん釈放されたが、今度は催涙スプレーをまき、20歳の男女2人に軽症を負わせた傷害容疑で再度逮捕した。同容疑者は「従業員が若い男にたたかれたのを見た。相手は10人ぐらいいて、自分も袋叩きにあったので、護身用に携帯していた催涙スプレーをまいた」などと供述しているという。 同署によると、ミナミでは多人数によるトラブルが少なくないという。ガールズバーを巡っては悪質な客引きや、高額請求が後を絶たず、「かなり悪質な行為が常習化している店、従業員がいる。今回も、その一連の中で起こったと思う」と話している。 ミナミのガールズバーに関しては、女子高生従業員の死亡事故を始め、トラブルが絶えない。警察による取り締まりももちろんだが、風俗営業の届け出の必要がない現行法を見直す柔軟性にも迫られているのではなかろうか。(蔵元英二)
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2007年03月27日 15時00分
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2007年02月21日 15時00分