レジャー
-
レジャー 2009年10月28日 15時00分
天皇賞・秋(GI、東京芝2000メートル、11月1日) 東の新星シンゲン 得意の東京で一角崩しなるか
ウオッカの2連覇を阻止するのは、東の秘密兵器・シンゲンだ。「第140回天皇賞・秋」(GI、東京芝2000メートル、11月1日)の最終追い切りが28日、東西のトレセンで行われ、シンゲンが抜群の手応えで駆け抜けた。6歳の今年は重賞2勝と本格化。東京は8戦6勝のハイアベレージを誇っており、一気に頂点を極めるシーンは十分考えられる。 6歳の今シーズン、ついに奥手の血が開花したシンゲン。重賞2連勝を含め4戦3勝、3着1回と充実ぶりは目を見張らせる。 前走のオールカマーもマツリダゴッホ、ドリームジャーニーのGI両馬相手に0秒3差3着だから、評価できる。しかも、2頭とはコース適性の差が大きかった。 「今日はコースの上手な馬に勝たれたよ」と鞍上の藤田騎手もあれが実力でないことを強調。「東京ならやれる手応え手ごたえをつかめた」とリベンジを誓っていた。 実際、東京はここまでメンバー最多の6勝を挙げているように、自分の庭も同然。コースの違いはあるが、同じ左回りで行われた新潟大賞典の勝ちタイム1分56秒9は、メンバー最速。距離適性も相当高い。 もちろん、状態は非の打ちどころがない。22日に行われた1週前追い切りでは、ポリトラックで6F82秒6、上がり3F37秒3→11秒1(馬なり)をマーク。「ひと追いごとに良くなっています」とケイコ役の斉藤助手が言えば、大上調教厩務員も「(休み明けを)1度使った上積みは大きい。前走以上なのは間違いない」と口をそろえて太鼓判を押した。 今年の3勝すべてで、メンバー最速の鬼脚を爆発させている点も特筆できる。「精神面で成長し、オンとオフの切り替えが上手になった」と指摘する同調厩員。無駄な動きをしなくなった分、エネルギーが蓄えられ終いの爆発力につながっているのだ。 確かに実績不足は否めないが、スピード+切れ味は並みいるGI馬と比べてもまったくそん色がない。GI初挑戦が天皇賞とハードルは高いが、大上さんは「素質的にはヒケを取らない」とキッパリ。千載一遇のチャンスに意欲満々だ。 【最終追いVTR】角馬場でウオーミングアップした後、ポリトラックへ入り、5F65秒9→50秒1→36秒4→11秒4(G仕掛)。半マイル付近から加速すると重心をグッと沈ませ、矢のような伸びを見せた。デキは万全に近い。
-
レジャー 2009年10月27日 15時00分
天皇賞・秋 スケールアップしたドリームジャーニーが打倒ウオッカへ出陣
連覇を狙う女王ウオッカ一色となった「第140回天皇賞・秋」(GI、東京芝2000メートル、11月1日)だが、牡馬の強豪も虎視たんたんだ。なかでも宝塚記念を制したドリームジャーニーが、秋の深まりとともに円熟度を増している。これまで実績のない東京コースだが、今の充実ぶりなら克服可能。4度目の挑戦となるウオッカを倒して、3つ目のGIを手に入れる。 ドリームジャーニーの課題はたったひとつ。コーナーが3つしかない東京2000メートルの克服だ。朝日CCを勝って勢い十分で迎えた昨年も、見せ場さえつくれず10着に大敗している。 まさに鬼門のコース。しかし、今年は勢いだけでなく、充実と円熟が加味された。2走前の宝塚記念で朝日杯FS以来、2年半ぶりのGI制覇を達成した。昨年は2歳王者のタイトルしかなかったが、今年はもうひとつ大きな勲章がある。上半期グランプリホースのプライドを胸に、府中の杜に立ち向かう。 「確かにコーナーが4つある方が折り合いもついて、レースはしやすいね。でも、今年は宝塚を勝っているように昨年より確実に力をつけている。それだけにコーナー3つの東京もクリアしてくれると思う」と池江寿調教師はうなずいた。 実際、昨秋の天皇賞でウオッカ相手にハナ+クビ差の接戦を演じたディープスカイを宝塚記念で完封した。成績が先細りになりがちだった2歳王者のイメージを一新、経験を積むにつれ、ぐんぐんスケールアップしている。いずれも晩成だった父ステイゴールド、母の父メジロマックイーンの血が、5歳にして輝き始めたのだろう。 鞍上の池添騎手もその充実ぶりに目を細める。「今年に入って体がとにかく良くなってきた。ひと回りパワーアップしている。すごく充実してきたね」 前走のオールカマーを叩いて状態も本番仕様へと仕上がった。1週前追い切りは池添がまたがって栗東ポリトラック。6F79秒8、ラスト1F11秒8の好時計をマークした。鞍上も宝塚記念とそん色のない仕上がりをアピールする。 「休み明けだった前走と違って息遣いがすごく良くなっている。動きも段違い。これなら胸を張って挑める」 同世代の女王ウオッカとは、ダービーをはじめ、過去に3度対戦したが、すべて負けている。リベンジに向けて機はようやく熟した。苦手の東京コース克服、その先に最強馬を打倒するシーンが見えている。
-
レジャー 2009年10月27日 15時00分
天皇賞・秋 東京6勝のシンゲンが天下統一
東京巧者はウオッカばかりではない。当地ではメンバー最多の6勝を誇るシンゲンが、女帝への下克上を高らかに宣言した。 前哨戦のオールカマーは、マツリダゴッホの前に3着と後塵を拝しているが、相手は現役屈指の中山のスペシャリスト。「きょうはコースの上手な馬に勝たれた」と藤田騎手はサバサバした表情で振り返った。これだけ余裕をもって語れるのも、むろん「東京に行けば何とかなる手応えはつかめた」からである。実績のない中山で初めて手合わせした一線級を相手に0秒3差。視界はグッと開けた。 それにしても、今シーズンの充実ぶりは目を見張るものがある。重賞2連勝を含め、4戦3勝、3着1回。とりわけ、東京と同じ左回りの新潟・新潟大賞典は、芝2000メートル1分56秒9と破格のタイムを叩き出し、2着以下を0秒5突き放す圧勝劇だ。コースの違いや馬場差があるとはいえ、そのときの時計はウオッカの自己ベストを0秒3上回っている。 典型的な大器晩成型で、「夏を境に一段と進化を遂げている」と大上調教厩務員。とくに精神面の成長が顕著だという。「オンとオフの切り替えが上手になり、パドックでイレ込んでいても、馬場に出ると落ち着くんです」 6歳の秋を迎えて完成の域に近づいたとなれば、GI初挑戦で偉業達成のシーンも決して夢ではなくなった。状態もますます快調だ。 それを証明するように、1週前追い切り(22日、美浦ポリトラック)は終い重点に、6F82秒6→65秒3→50秒6→37秒3→11秒1(馬なり)をマーク。2馬身追いかけたミヤビタカラオー(古馬500万)を並ぶ間もなく捕らえ、逆に2馬身突き放した瞬発力はケタ違いだった。 ケイコ役の斎藤助手、大上調教厩務員は口をそろえ、「状態は間違いなく前走以上」と太鼓判を押した。そして、「相手にとって不足はありません。ポテンシャルはGI級だし、チャンスは十分ありますよ」と力強く締めくくった。 心・技・体ともに成熟したシンゲンが、遅ればせながら天下統一に動き出す。
-
-
レジャー 2009年10月27日 15時00分
丹下日出夫の若駒通信簿 ローズキングダムはクラシック級
京都開催3週目の昨年の新馬芝1800メートル戦はアンライバルド、リーチザクラウン、ブエナビスタのワンツースリーで決着をみたが、ご丁寧にも4着のスリーロールスが、何と3冠目の菊花賞を制覇。「伝説の新馬戦」なる形容が、あと数年はついて回るだろう。 本年のローズキングダムの走破タイムは、昨年のアンライバルドを2秒8も上回る1分48秒9。しかも、明らかに前年より速いペースで進みながら、上がり3Fのレースラップは、ゴール板が近づくにつれ、加速する形で11秒6→11秒3→11秒3(34秒2)。ローズ自身の上がりも33秒9(前年のアンライバルドは33秒8)。456キロとナリは小さいが、母はオークス、秋華賞、エリザベス女王杯のすべてで2着に踏ん張ったローズバドとあれば、血統的にも文句なし。これまでの新馬の通信簿では最上位の4.5をあげたいと思うが、どんなもんですかね? 勝ち馬に比べると、若干ロスがあった分、3/4馬身差だけ届かなかったが、となると2着のヴィクトワールピサ(半兄はアサクサデンエン)の役割は、リーチザクラウンになるのか(笑)。 東京芝1800メートルを大外一気の強襲で決めたレッドバリオスも1分50秒4、上がり3F34秒5という数字以上に印象は強烈。次走、時計を詰めてくるようなら、もうワンステップアップも十分。 クラシックの登竜門のひとつである東京マイルのいちょうSは、前半4Fが47秒8、5F通過が60秒2と、ややスロー寄りの単調な流れ。押し出される形で早々にアーバンウィナーが直線半ばで先頭に立ったが、フワッと息を抜いたところで、トーセンファントムが上がり3F34秒0の脚で強襲。1分34秒9まで数字を伸ばしてきた。ただ、3着のセイウンジャガーズも含め、展開次第では上位3頭の着順は入れかわっても不思議はない。 京都芝1400メートルのかえで賞は、1200メートル通過が1分8秒1という激流にアシストされた形とはいえ、コスモセンサーは1分20秒7のレコード。新潟2歳S時は、何だか抜け殻のようにしてパドックを周回していたが、これが本来の能力だろう。しかし、距離はマイルが限界。 初戦ゆえ、時計は見劣りするものの(1分21秒4)、いずれは前日の新馬を勝ったインプレッシヴデイに、とって代わられるかもしれないなぁ。
-
レジャー 2009年10月27日 15時00分
噂の騎士(ナイト)第28回『アニマルトレイナー優美』
優美は一昨年まで某米国航空会社の契約社員だった。 いまさら欧米ではフライトアテンダントやスチュアーデスなどに憧れる女子は皆無だが、アジアではいまだに人気の職業だし、男性には特別な視線を向けられるのは快感な身分。 しかしそんな地位の維持と優位意識も契約終了という形であっけなく砕け散った。この不景気の中、航空業界で新たな職を見つけるのは至極困難、しかし生活のためには何かしないと。 そこで、女子大生時代にバイトしたことのあるキャバ嬢として暫く働いてみることにした。しかし、まず水商売に戻ってみて気付いたのは、自分がかなり歳をくっている事。 いくら表面を装っていても、同僚の女の子たちのハナシについていけない。おまけに、少なからずエリート意識もみんなとの疎外感を大きくさせていく。 それにお客ときたら、酔っ払いの上どさくさに紛れてオッパイやお尻を触りたがる輩ばかり。『あ〜あ、もう嫌、ガマンの限界、次の給料日で辞めてやる』と何回か思ったが、やっぱり背に腹は変えられない。そして、こう考えればもっと気が楽になるのではないかと、フライト勤務時代を思い出すように努力し始めた。 日ごろアテンダントたちはエコノミークラスを“ズー(動物園)”と呼んでいる。 そう、ここの人たち全員も何かしら動物なのだ、と。カバ、メガネサル、アリクイ、ハイエナ、ワニ、スカンク…ただし、優美な動物なんていやしないけど。でも本当の動物園と違うことって、それはむこうから餌を運んできてくれること。 今日も常連のラッコ君が、「お誕生日プレゼント、何が欲しい?」って、下心見え見え。『そりゃ、ブランドバッグはもらうけどさ、私のビーバーには指一本触らせないわよ』と、優美はもうすっかり一人前です。*写真は本文とは関係ありません【記事提供】キャフー http://www.kyahoo.jp/
-
-
レジャー 2009年10月26日 15時00分
第140回天皇賞・秋(GI、東京芝2000メートル、11月1日) ウオッカ 連覇へ向け視界良好
今週は古馬の頂上決戦第1R「第140回天皇賞・秋」(GI、芝2000メートル、11月1日)が東京競馬場で行われる。ウオッカとダイワスカーレットによる昨年の歴史的激闘が記憶に新しいが、今年も断然の主役を務めるのはウオッカだ。マツリダゴッホ、ドリームジャーニーなど牡馬の一流どころが顔をそろえたが、休み明けを叩かれ究極の状態まで昇りつめた女王の敵ではない。視界にはもう、連覇しかない。 言葉は通じなくても分かる。デビューから23戦。数々の名勝負を演じてきた女王ウオッカは、GIが近づいていることを確かに感じ取っている。勝負へ向け、独特の感性が震え始めてきたという。 「何度も厳しいレースを経験してきてサイクルが分かっている。レースを使った後はすぐに気持ちがオフになって、レースが近づくとスイッチがオンになる。ピリピリし始めるんだ」(清山助手) 昨年と同じ毎日王冠を叩いて中2週での本番出走…すべてを悟っているかのように、栗東坂路の1週前追い切りでは自らハミを取って闘志を前面に出した。(800メートル52秒5)。昨年を思い出すかのように最強馬が戦闘モードへと突入した。 「過去の実績を見ても分かるように、1度使うと確実に良くなってくるし、その通りの結果を出してきた。今回も休み明けを使って、想像以上の上積みがある」 前走の毎日王冠は2着に敗れたが、スローの中で押し出されるように先頭に立たされた。昨年の再現のような予想外の逃げとなった分、男馬たちの格好の標的に。ゴール前でカンパニーに差し切られた。 しかし、秋の天皇賞はレコード決着となった昨年が示すように、ハイペースになりやすい。その流れに乗って道中7番手からダイワスカーレットを競り落としたように、今年も末脚を生かす本来のスタイルで勝負できるはずだ。 「東京の千八と二千ではそもそもレースの質が違うし、今度は前で壁をつくる競馬ができると思う」と中団待機の作戦を示唆した。 名勝負を演じた宿敵ダイワスカーレット、そしてディープスカイはもうターフにいない。だが今年も現役屈指の強力メンバーがそろっている。男たちが、束になって打倒ウオッカの刺客となる。 「現役では最強といえる馬がそろって、今年もひと筋縄ではいかないだろう。でも逆境に強いのがウオッカ。ファンの期待に何とか応えてくれるんじゃないかな」 今年は紅一点。1対17と周りは男だけだ。だが同じ状況だったダービーも今年の安田記念も快勝している。 勝てばGI7勝目。シンボリルドルフ、テイエムオペラオー、そしてディープインパクトに並ぶ。ウオッカはもう、最強の座を守るだけではない。歴史を塗り替えるため、さらなる高みへと駆け上っていく。
-
レジャー 2009年10月26日 15時00分
菊花賞(JpnI、京都芝3000メートル、25日) 浜中やった! 伏兵スリーロールスが勢力図塗り替える
牡馬3冠ロードの最終戦「第70回菊花賞」(JpnI、京都芝3000メートル、25日)は8番人気のスリーロールスがハナ差の接戦をモノにし、初GI制覇を成し遂げた。勝ち時計は3分3秒5(良)。浜中騎手、武宏調教師ともに早い時期から菊を意識してきたスタミナ自慢が、最後の最後で大輪を咲かせた。1番人気のリーチザクラウンは5着に敗れた。 乱菊を制したのは伏兵スリーロールスだった。 1枠1番を利して絶好のスタートを切ると、2番手集団の2、3番手という絶好のポジションでレースを進める。リーチザクラウンの大逃げにも惑わされることなく、鞍上との呼吸はピタリ。終始、ロスなくラチ沿いを走っていたとあって、2周目の4角を迎えても、たっぷりと余力が残っていた。迷わず内を突くと、一気に弾けた。これがGI初勝利となった若武者・浜中騎手は会心の笑顔を見せる。 「(ゴール前で)馬がターフビジョンを見て外に膨らんだときはヒヤッとしたが、馬を信頼してゆっくりゆっくりと進めた。折り合いは難しくないと思っていたし、理想の枠。人気はなかったけど、自分の中で手応えはあった」 浜中のコメント通り、直線で内から外に膨れる子どもっぽさを見せたが、逆にいえば、まだ遊びながらの戴冠劇。セールスポイントは? と聞かれた浜中が「成長力」と答えたように、まだまだ上昇の余地は残っている。 その伸びしろの大きさを陣営は早くから読み取っていた。5月の500万戦(京都)を勝った後、すぐさま放牧へと出したのも成長を促すためだ。武宏調教師が振り返る。「当時の状態ではダメだと思っていたからね。8月に帰ってきてトモの感じを見たら、これならいけると」 2回使って菊のローテーションも「春からこのプランを練っていた」(杉山助手)というのだから、成長力とともに長距離適性も見抜いていたことになる。武宏師が続ける。 「浜中も春から『秋も乗せてください』と言ってくれていた。きょうは100%、イメージ通りに乗ってくれた」 次走は年末のグランプリ・有馬記念と早くも明言。鞍上鞍下ともにたっぷりと残された成長力。枯渇気味の長距離シーンにニュースターが誕生した。
-
レジャー 2009年10月26日 15時00分
新重賞今昔物語 1999年天皇賞・秋 逆境を乗り越え、復活を果たしたスペシャルウィーク
ふたつの思い切った勝負手が、窮地に立たされた名馬を鮮やかによみがえらせた。 1999年、秋の天皇賞。スペシャルウィークはデビュー15戦目にして、初めて3番人気以下に落ちた。セイウンスカイ、ツルマルツヨシ、メジロブライトに続く4番人気。ダービーを5馬身差で圧勝した東京で、それは屈辱的といってもいい低評価だった。 陰りはすでに春から見え始めていた。5歳(旧表記)になったその年、滑り出しこそAJCC、阪神大賞典と連勝。春の天皇賞で前年覇者のメジロブライトを倒すなど強さを発揮したが、そのころから調教で妙なズブさを見せるようになる。 そして単勝1.5倍と圧倒的1番人気で臨んだ宝塚記念で、グラスワンダーに3馬身差の完敗。表明済みだった凱旋門賞挑戦は、白紙に戻さざるを得なくなった。 国内に専念して巻き返すはずの秋だったが、初戦の京都大賞典が7着の惨敗。そして迎えた天皇賞は、最終追い切りの併せ馬で500万の馬に負けるという失態を演じてしまった。スペシャルは終わった…レース前に武豊が「今回は自信が持てない」とコメントしたことから、その流れは決定的になった。 だがレースに出走する以上、少しでも工夫して上位を目指すのがプロというもの。それが武豊ならなおさらだ。 大胆な手綱さばきだった。古馬になって定着していた安定した先行策を捨て、道中14番手の待機策に出たのだ。無駄な脚を極力使わず、瞬発力をぎりぎりまでためることによって、馬の負担を減らす。アンブラスモアが作り出したハイペースも幸いした。 一方、白井調教師も勝負に出た。当日の馬体重は16キロ減の470キロ。ダービー当時の468キロまで絞り込むことで、馬を研ぎ澄まし、闘争心の復活を促した。 狙いは当たった。どんな流れでも大崩れせず、まじめな公務員的走りが特徴だった馬が、このときばかりはサンデーサインレス産駒らしい荒々しさを出した。スペシャルが怒っているように見えた。 直線は鬼気迫るフットワークで伸びてくる。前半の1000メートル通過が58秒0というハイペースの競馬で、上がり3Fは驚異的な34秒5。もちろんメンバー最速の末脚で、粘るステイゴールドをクビ差差し切った。1分58秒0は見事なレースレコード。タマモクロスに続く史上2頭目の天皇賞春秋連覇となった。
-
レジャー 2009年10月26日 15時00分
東京競馬場で婚活パーティー
競馬を見ながら恋人を探すイベント「馬カツde婚活」=写真=が25日、東京競馬場で行われた。北海道日本ハムファイターズの“婚活シート”などを手掛けたイベント会社がJRAと共同で開いたもので、男女76人が参加した。 冒頭ではAKB48の大堀恵(右)と倉持明日香がゲストとして登場してエールを送ったほか、1人2分間ずつ自己紹介した後、単勝当てゲームやレース観戦に興じ、見事16組のカップルが誕生した。 エンジニアの20代男性は、「職場が男性ばかりなので初婚活してみました。カップルになれてうれしい」と笑みをこぼし、お相手の30代女性は「共通の趣味があると話のきっかけになります」と喜んだ。 この日、誕生したカップルには東京競馬場のペア観戦チケットがプレゼントされ、初デートの日取りを仲良く選んでいた。
-
-
レジャー 2009年10月24日 15時00分
菊花賞(JpnI、京都芝3000メートル、25日) 重賞鑑鼎談〜確定編〜 穴馬はコレだ
3冠クラシックの最終戦「第70回菊花賞」(JpnI、京都芝3000メートル)のスタートがいよいよ明日(25日)に迫った。これまでまったく音なしの「重賞鑑鼎談〜確定編〜」だが、リアスポ名物・穴党3人衆は今度こそはと燃えている。赤羽=セイウンワンダー、虎穴=アドマイヤメジャー、石沢=ヤマニンウイスカーをそれぞれ乱菊の主役に抜擢した。 赤羽 先週(秋華賞)も藤川京子チャンの効果もなく3人とも不発。いよいよ秋競馬本番って時期にこのコーナーは終焉を迎えそうだな。 石沢 そんなことより、府中牝馬Sでムードインディゴに◎を打っておきながら、40万円馬券を取り逃した方が痛い。おかげで祇園で豪遊のプランがパー。財布を見たら、うどん一杯分の小銭にしか残ってなかった。トホホ…。 虎穴 ワシを勝手に準レギュラー扱いにした、しっぺ返しだ。 赤羽 社内的に「当たらないならそろそろ新企画を」って話が出てきているらしいからな。1週休んで何かいい知恵が浮かんだか? 虎穴 アドマイヤメジャーしかおらんだろ。 石沢 杉村助手が「正直、二四までという気がする」と言っていた。 虎穴 ワシはそうは思わん。前走・セントライト記念ではメンバー最速の上がりを使って、直線、グイグイ伸びてきた。僚馬アンライバルドと違って折り合いがつくし、自在性もある。穴はコレだろう。 赤羽 440キロ台の馬が勝ったのはここ10年であのディープインパクトだけ。もまれて終わりだろ。京女にだまされ続けている石沢はヤマニンウイスカーだって? 石沢 実は陣営の期待はフォゲッタブルよりこっちなんです。 虎穴 常に内々をセコく回ってくる馬が三千を走り切れるのか? 石沢 なーんも分かってないな、オジサンたちは。ウイスカーはかなりのズブさなんですよ。だから、ジョッキーは手応えのなさに騙されてロスなく内を突こうとするんです。つまり、馬にスイッチが入るまで追っていない。で、今回は下り坂を利せる京都の外回り。池江助手も「とにかく長くいい脚を使える。まともに競馬をすれば面白いぞ」と一発を匂わせていました。 赤羽 いつにもまして理屈っぽいな。予想ってのは直感なの。セイウンワンダーで決まりだろ。 虎穴 これこそ距離がもたん。 赤羽 マラソンレースの肝は適性うんぬんより、いかに余力を残しているか。神戸新聞杯は明らかなTR仕様。それでもしぶとく伸びて3着は立派。前に壁をつくればスッと折り合えるし、ツメの不安がなくなりビシビシとケイコをやれている。腹回りもグッと絞れて絶好の状態だ。まっ、夜のステイヤー度でオレにかなう奴はいないだろうけどな。 石沢 ベッドの上での瞬発力はサッパリなくせに…。
特集
-
岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
-
野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
-
-
豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
-
宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
-
元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分