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菊花賞(JpnI、京都芝3000メートル、25日) 重賞鑑鼎談〜確定編〜 穴馬はコレだ

 3冠クラシックの最終戦「第70回菊花賞」(JpnI、京都芝3000メートル)のスタートがいよいよ明日(25日)に迫った。これまでまったく音なしの「重賞鑑鼎談〜確定編〜」だが、リアスポ名物・穴党3人衆は今度こそはと燃えている。赤羽=セイウンワンダー、虎穴=アドマイヤメジャー、石沢=ヤマニンウイスカーをそれぞれ乱菊の主役に抜擢した。

 赤羽 先週(秋華賞)も藤川京子チャンの効果もなく3人とも不発。いよいよ秋競馬本番って時期にこのコーナーは終焉を迎えそうだな。

 石沢 そんなことより、府中牝馬Sでムードインディゴに◎を打っておきながら、40万円馬券を取り逃した方が痛い。おかげで祇園で豪遊のプランがパー。財布を見たら、うどん一杯分の小銭にしか残ってなかった。トホホ…。

 虎穴 ワシを勝手に準レギュラー扱いにした、しっぺ返しだ。

 赤羽 社内的に「当たらないならそろそろ新企画を」って話が出てきているらしいからな。1週休んで何かいい知恵が浮かんだか?

 虎穴 アドマイヤメジャーしかおらんだろ。

 石沢 杉村助手が「正直、二四までという気がする」と言っていた。

 虎穴 ワシはそうは思わん。前走・セントライト記念ではメンバー最速の上がりを使って、直線、グイグイ伸びてきた。僚馬アンライバルドと違って折り合いがつくし、自在性もある。穴はコレだろう。

 赤羽 440キロ台の馬が勝ったのはここ10年であのディープインパクトだけ。もまれて終わりだろ。京女にだまされ続けている石沢はヤマニンウイスカーだって?

 石沢 実は陣営の期待はフォゲッタブルよりこっちなんです。

 虎穴 常に内々をセコく回ってくる馬が三千を走り切れるのか?

 石沢 なーんも分かってないな、オジサンたちは。ウイスカーはかなりのズブさなんですよ。だから、ジョッキーは手応えのなさに騙されてロスなく内を突こうとするんです。つまり、馬にスイッチが入るまで追っていない。で、今回は下り坂を利せる京都の外回り。池江助手も「とにかく長くいい脚を使える。まともに競馬をすれば面白いぞ」と一発を匂わせていました。

 赤羽 いつにもまして理屈っぽいな。予想ってのは直感なの。セイウンワンダーで決まりだろ。

 虎穴 これこそ距離がもたん。

 赤羽 マラソンレースの肝は適性うんぬんより、いかに余力を残しているか。神戸新聞杯は明らかなTR仕様。それでもしぶとく伸びて3着は立派。前に壁をつくればスッと折り合えるし、ツメの不安がなくなりビシビシとケイコをやれている。腹回りもグッと絞れて絶好の状態だ。まっ、夜のステイヤー度でオレにかなう奴はいないだろうけどな。

 石沢 ベッドの上での瞬発力はサッパリなくせに…。

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