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いくつになってもモテ男。やっぱり藤竜也って、カッコイイよね!

 今年まさかの69歳を迎えた、俳優の藤竜也。10月2日(土)より公開の映画『スープ・オペラ』(瀧本智行監督、坂井真紀主演)では、坂井真紀演じるアラフォー女性ルイの前に突然現れた、風来坊のトニーという愉快な初老男性を演じている。ついこの間まで、男性が憧れるハード・ボイルドでありながら、日本中の奥サマやOLさんのセックス・シンボルのイメージが強かった藤竜也。いまじゃすっかりお茶目な笑顔が似合う、優しいシニアに変身。でも、まだまだシブくてセクシーよん。

 6月に行われた映画『スープ・オペラ』の完成披露で原作の阿川佐和子、瀧本智行監督、主演の坂井真紀や共演の西島隆弘(AAA)らと共に舞台に立つ藤竜也は、日に焼けた肌にサラリとアロハシャツを着こなし、昔と変わらずオシャレでセクシーだった。
 この秋放送のドラマ『10年先も君に恋して』(NHK総合)では、タイムマシンの研究に没頭する宇宙物理学者・三田村をコミカルに演じた藤は、70年代の日活デビュー当時は無鉄砲な組員や用心棒役など、ハードな男性向け映画の出演が多かった。テレビドラマ『時間ですよ』以降、お茶の間の女性たちにも知られるようになり、鍛え上げられた美しい肉体美を武器に様々な女優とベットシーンに挑む。外国のタバコが似合い、ライフル射撃を持つ様もキマっていた藤、今では当たり前になった、ジムで身体を鍛え、見せるための筋肉を作る俳優の先駆者でもある。しかし、近年では趣味の陶芸好きから映画『KAMATAKI』や、テレビドラマ『汚れた舌』で陶芸家の役を演じるなど、すっかり人生の後半をエネルギッシュに楽しむ粋なシニアのイメージが強い。

 50年近くに及ぶ、実に長い俳優生活の中で、熱血、シリアス、コメディとあらゆる役を演じてきた藤は、『スープ・オペラ』の陽気で心根の深いトニーという役が、今の自分にとても近い役だという。藤が演じるトニーは、新婚オーラで美の絶頂にある坂井真紀演じる、アラフォー女性・ルイとどのような関係に持ち込むのか。(コダイユキエ)

映画『スープ・オペラ』(瀧本智行監督)は、10月2日(土)、シネスイッチ銀座、新宿ピカデリーほか全国にて公開(オフィシャルサイトhttp://www.soup-opera.jp/)
(C)スープの会

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