◇今週のこの1枚◇ザ・シャーラタンズ「Between 10th&11th」(1992年/Beggars UK)
1980年代の終わり頃のマンチェスターブームの中から出てきたバンドです。最初はプレスから個性が無いなどと叩かれたこともデビュー当初はありましたが、結果的にイギリスのマンチェスターブームの中では'90年代で一番成功したバンドになりました。アメリカでは、名前が同じバンドがあるのでシャーラタンズに“UK”が付きます。なぜかイギリスの知名度に比べれば日本では、まだまだ知られてないですね。
ともかく色々とアクシデントのあるバンドで、ギターを解雇したりで、リーダーのマーティン・ブラントが鬱になったり、初代キーボードのロブ・コリンズが強盗の逃亡に関与して懲役を食らったり、トドメに自動車事故で亡くなるということもありました。それでも、今でもメンバーチェンジをしながら現役を続けていることは素晴らしいですね。
このアルバムは2ndで、1stに比べ、ギターが中心の作品に変化して行ってます。当然、danceとrockの融合を図ったマンチェスターサウンドです。他のバンドの作品より頭一つ抜けて、しっかりした音作りをこの頃からしてると思います。シングルでバカ売れした作品は無いのですが、イギリスでは'90年代に3枚のアルバムがNo1ヒットとなっています。
アルバムは5枚持っているのですが、度々日本に来ているのにまだスケジュールが合ったことが無いので、次の来日には参加したいですね。
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