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レピッシュ・マグミの「音楽玉手箱」今週はこの1枚を聞け!<第139回>

 毎週末に連載するレピッシュのマグミによるオススメCDを紹介する企画の第139回目。マグミがDJの際にいつも持ち歩く音楽玉手箱」(CDボックス)から、今週のオススメCDをピックアップしてもらった。

◇今週のこの1枚◇ザ・バースデイ・パーティ「Junkyard」(1982年/4AD)

 子どもの頃から大好きなバンドの一つで、ニック・ケイヴ・アンド・ザ・バッド・シーズのニック・ケイヴが在籍していたバンドです。

 punkが自分の中で一番盛り上がっていた頃、そのpunkの先にあるものとして、ザ・バースデイ・パーティを捉えていました。同じリズムを荒々しく繰り返すドラム。ヒステリックに掻き鳴らし、時にはノイズに変わるギター。punkの匂いを残しつつも、グルーヴをぶちかますベース。言葉にならない叫びを歌い続けるニック・ケイヴ。決して商業的には成功しなかったバンドですが、その当時はアヴァンギャルドの枠の中で最高のバンドでした。また珍しく、この頃はイギリス一辺倒だった私でしたが、唯一のオーストラリアのバンドでした。

 多少、punkで踊ることを飽き気味だった私を含めて、数人の仲間でバースデイ・パーティやポップ・グループなどがかかると、待ってましたとばかり踊り狂ってましたね。今でもこのサウンドを聴くと、血が騒ぎます(笑)。

 3年前にギターのローランド・S・ハーワードが他界して、バースデイ・パーティとしてのサウンドはもう聴けなくなったのですが、音源は今でも宝物ですね。1973年から活動していて、AC/DCと同時期だったみたいですが、今考えてみると侮れないぞオーストラリア(笑)。

■マグミ オフィシャルウェブサイト http://magumi.jp/main.html
■ライブ日程はこちら http://npn.co.jp/newsrelease/detail/2491382/

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