揚げパンといえば油と砂糖と炭水化物が三位一体となったメタボを気にする大人にはなかなか怖い魅惑のメニューですが、そもそもパンを揚げるというのが児童の栄養状態を引き上げるためだったとか。でもここの「黄金ぱん」は意外にあっさりとしてばくばくいけちゃいます。
コッペパンそのものも、きめ細くふわふわとしてやさしい味わい。たっぷりとまぶされたきな粉が飛び散らないように食べやすく包装されているのもうれしい配慮。昔ながらのシンプルな製法にこだわっているそうで、普通においしいって大事だよねとあらためて感じさせてくれます。
ただ丸の内という場所柄か、上品な大人の味に仕上がっているので、油がじゅわっとしみ出してきた給食のあげパンを期待して食べるとは物足りなさが残るかも。
これまたレトロな瓶入りのコーヒー牛乳と一緒にどうぞ。税別140円。(覆面調査員・カリメロ)