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三谷啓子の「マイクと声と私」第8回 〜出会いと別れ・青春の恋編〜

 誰にでもある(あった)中学生、高校生時代−−イワユル《青春・花のteen-ager》は勉強が生活の中心!?

 いやいや『部活☆命』や『恋愛☆命』の人もいるでしょう(『恋愛』『愛』を語るにはまだ早いような気もしますが…)。
 とにかく何歳になっても『恋話(こいばな)』は重要かもしれません。お年頃になると(特に共学校ならば)、「○○君がカッコイイ」「○○先輩に憧れる」「○○さんが好き」「考えると夜も眠れない…」という、悩みは尽きないもの。お目当ての人を遠くで見ているだけで満足。廊下ですれ違うだけであっても、一日中幸せ気分…。そのうちに憧れだった人が好きになり、胸がドキドキ顔は真っ赤。ところが本気になってきた頃には心が“しんどくて(楽しい人もいるかも)”…なんて経験、皆さんもしたでしょう。
 そしてこの年代のお年頃さんにとって“告白するのかどうか”は大変な問題です(今はコクルって、いいますね)。

 私が通う美容室のヘアスタイリストY(20代・男性)さんから聞いたスッパイではなく、ショッパイお話。

 Yさんは、青森から美容師になるため上京。夢が叶い、美容師になった彼は毎日が働き詰め。その甲斐があって技術的にもかなり向上し、お客さんもしっかり獲得してきた頃(私の髪はいつも彼にお任せです)、彼は新宿『ミロード』を歩いていました。
 ブラブラと歩いていた時、通りに面していたあるブティックを不意に覗いたYさん。ガラス越しには女性販売員の姿が…。普段ならば何気なく見ただけで、気にとめることもありません。ところがその日に限っては違っていたのです。彼は、なぜか女性店員に心ときめいてしまったのです。当然、吸い寄せられるように店内へ。
 服を見ている素振りで、その店員が近づいて来た時、彼は意を決して、こう語ったのです。
 「あの〜出身はどちらですか?」
 何という切り出し。これはナンパなのでしょうが、もう少し気の利いたセリフは無かったのでしょうか−−と誰もが思ったはずです。ところが「運命」というのは摩訶不思議。女性定員は次のように返してきたのです。
 「(出身は)青森です」
 これにはYさんも仰天。早速、我を忘れ「僕は○○中出身なんだけど…」と東京・新宿で青森の地元話。それに呼応する女性定員もやってくれました。Yさんの“出身中学アピール”に「えー、私もです」と冗談とも思える“地元民”を披露したのです。
 もはや、確率「1000分の3(これをセンミツと呼びます)」位の「実話」話。こうなると、皆さん、大体、想像が付きますよね。Yさんは、
 「もしかして○○さん!?」
 と女性定員に語り、彼女もまた、
 「わーっ、私は○○だよ…。もしかしてY君?」
 と、予定調和の展開となりました。
 ちょうどお昼時だったので、二人は一緒にランチへ。そこで、中学卒業以来の積もる話に二人は気持ちが高揚。そして−−。
 「私、Y君のことが好きだったんだ!」「えっ、僕も○○さんのことが好きだったんだよ!」
 このシチュエーションはまさしくドラマ。まあ、余談ですが、この話には“薄い”と思われる個所が2つあります。まず1つ。何故、お互いが好き同士であったのに再開してすぐ分からなかったのか−−好きだった人の顔くらい覚えていて欲しいモノです。2つ目は、なんで中学時代に早く告白していなかったんだよ〜、というところ。わざわざ、大都会・東京でバッタリ再開→告白とは随分、時間とお金がかかっていませんか〜。

 閑話休題。盛り上がってきた二人。このまま中学時代に実らなかった青春を謳歌する事が出来るのか…といえば、現実はキ・ビ・シ・ク…。
 「じゃあ、僕と、つ・き・あ…」
 「私ね、もうすぐ結婚するの。あと10日で青森に帰るんだ〜」
 ガーン。仮に映画であったら、この先のシナリオは違った“かも”しれませんよね、Yさん。

 Yさんのスッパクもショッパイ青春の恋、出会いと別れ編でした。
 どういう訳かYさん、その後も「あの時、あなた(Yさん)の事が好きだったのよね〜。でも私、結婚するの〜」というシチュエーションが連発。まさしく、『僕は人の幸せを祈る人生なんです』がYさんの運命だったと言える…かな?
 たとえ、恋は実らなくてもYさんは広い心の持ち主。仕事柄、髪は切るけど縁は切らないスタンスはそのままで!!

(エフエムたちかわアナウンサー・エフエムたちかわアナウンススクール校長)

【三谷啓子(みたにけいこ)プロフィール】
特技・広島風お好み焼き作り(腕は抜群! と自画自賛)
趣味・国際交流ボランティア活動
(ホームステイの受け入れや留学生交流、やっぱり“人”が好き)
褒賞・2007年3月「防災・防犯無線」アナウンスの永年協力に対し、立川市長より感謝状を授与される
〜2010年から立川拘置所で全国初の所内放送をボランティアで始め、新聞各紙、TV、ラジオ、海外メディアにも大きく取り上げられ、注目を集めている〜

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