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【週刊テレビ時評】佐藤健主演「天皇の料理番」が好調を維持

 佐藤健主演「天皇の料理番」(TBS/日曜午後9時〜)の視聴率が堅調に推移している。

 同ドラマは、初回=15.1%(数字は以下、すべて関東地区)で好スタートを切ったものの、第2話では11.4%と急降下。しかし、それ以降巻き返し、第3話=12.0%、第4話=12.7%、第5話=14.5%と3週連続アップ。第6話は14.1%と、ややダウンしたが、第7話(6月7日)では14.9%まで上げ、初回の視聴率に迫った。

 これで、同ドラマは民放プライム帯の連ドラで3週連続トップ。この安定感からして、今後大崩れする可能性は低く、TBS日曜劇場枠では久々のヒットとなりそうだ。

 一方、どうにも伸びないのが、木村拓哉主演「アイムホーム」(テレビ朝日/木曜午後9時〜)だ。第8話(同4日)は13.4%で、前週より0.3ポイントの微増となったが、3週連続13%台が続いている。この状況が続くと、全話平均で「天皇の料理番」に敗れてしまう危険性もありそう。

 「アイムホーム」以上に厳しいのは、堺雅人主演「Dr.倫太郎」(日本テレビ/水曜午後10時〜)。第8話(同3日)は前週より、1.3ポイント下げて、11.0%にとどまった。これは、第5話の10.8%に次いで、過去ワースト2番目の数字。ここから巻き返すのは、難しい情勢となってきた。

 上昇傾向にあった相葉雅紀主演「ようこそ、わが家へ」(フジテレビ/月曜午後9時〜)第9話(同8日)は12.8%で、前週より0.4ポイントダウン。

 木村文乃主演「マザー・ゲーム〜彼女たちの階級〜」(TBS/火曜午後10時〜)第8話(同3日)は9.0%で、前週より0.5ポイントダウン。裏の「戦う!書店ガール」(渡辺麻友&稲森いずみ主演/フジテレビ/火曜午後10時〜)第8話(同8日)は3.7%で、前週より0.4ポイント微増。仲間由紀恵主演「美女と男子」(NHK総合/火曜午後10時〜)第8話(同3日)は4.8%で、前週より0.6ポイントダウン。

 「アイムホーム」の裏番組である大島優子主演「ヤメゴク〜ヤクザやめて頂きます〜」(TBS/木曜午後9時〜)第8話(同4日)は5.8%で、前週より0.6ポイントアップ。

 斎藤工主演「医師たちの恋愛事情」(フジテレビ/木曜午後10時〜)第9話(同4日)は7.0%で、前週より2.3ポイント下げて、自己ワーストを記録した。

 山下智久主演「アルジャーノンに花束を」第9話(同5日)は7.8%で前週と同じ。これで、4週連続6〜7%台となった。

 剛力彩芽主演の深夜ドラマ「天使と悪魔-未解決事件匿名交渉課-」最終回(第9話=同5日)は5.0%と過去最低で、有終の美は飾れず。

 多部未華子主演「ドS刑事」(日本テレビ/土曜午後9時〜)第9話(同6日)は8.8%で、前週より1.6ポイント上げたが、2ケタ返り咲きはならず。

 TAKAHIRO主演「ワイルドヒーローズ」(日本テレビ/日曜午後10時30分〜)第8話(同7日)は8.7%で、前週より0.5ポイントアップ。

 NHK大河ドラマ「花燃ゆ」(井上真央主演/日曜午後8時〜)第23話(同7日)は10.4%で、前週より0.6ポイント下げてしまい、依然厳しい状況は変わらず。

 NHK連続テレビ小説「まれ」(土屋太鳳主演/月〜土曜午前8時〜)第10週(同1日〜6日)の平均視聴率は19.1%で、前週より0.8ポイント上げた。

 また、フジテレビが同6日に生放送した「AKB48総選挙SP 2015」は18.8%で、昨年より2.6ポイント上げたが、2年ぶりの大台突破はならなかった。瞬間最高は午後9時43分の23.4%で、指原莉乃が1位をコールされる場面だった。

(坂本太郎)

(C)AKS

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