ヒト桁視聴率が続く、山下主演の『アルジャーノンに花束を』は論外としても、木村の『アイムホーム』、相葉主演の『ようこそ、わが家へ』はまずまず堅調。「キムタクにしては平均が13%というのは、イマイチの評価かもしれませんが、テレ朝にとってはまずまずのOKライン。双方ともやりやすさを感じているし、協力体制も取れている。キムタクにとっては新天地を見つけたというところですし、テレ朝にとっても、それは同じ。今後もこの関係は続くでしょうね」とはテレビ局関係者。
その一方で、7月のジャニーズには攻勢は見られず。東山紀之が『刑事7人』(テレビ朝日)で主演するが、それ以外はなし。「準主演として稲垣吾郎が『HEAT』(フジテレビ)に、V6の森田剛がこれまた脇で『リスクの神様』(フジテレビ)に出ますが、その程度。夏は数字が取れないと言われていますが、これほどまでとは少々、びっくりしています」と同関係者。
だが、無理もない。あるテレビ局ディレクターは「ジャニーズはほかのタレントと比べて、スケジュールや共演相手、ホームページにはいまだ 写真が使えないし、また権利関係などにも、何かと口を出してきます。制約は多いです。それでも、数字が取れていればしょうがないと思って使いますけど、ここ数年のジャニーズタレントのドラマ視聴率はそれほどでもない。キムタクの『HERO』とかは別ですが、一桁が話題になる俳優だって多い。ゼロというワケにはいかないけど、積極的に使おうというテレビマンもほとんどいない。ジャニーズを怒らせない程度でうまく回したいと思っている人がほとんどじゃないですか」。
“ジャニーズ離れ”。この流れはこれからも加速していくのかもしれない。