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ジャニーズアイドル 舞台を降りたら別の顔

 きょう6月1日、NEWS・加藤シゲアキが初の短編小説集『傘をもたない蟻たちは』を出版した。加藤にとって4冊目となる小説は、過激な性愛描写や同性愛までを書き綴る。デビュー作『ピンクとグレー』と同様に、アイドルの枠をぶち破る衝撃作だ。この処女作は、いきなり20万部を売る大ベストセラーになり、2016年には中島裕翔(Hey!Say!JUMP)主演による映画化も決定。“稼げる作家”としての顔も併せ持つ加藤の勢いは、この先もとどまるところを知らないだろう。

 このように、ジャニーズアイドルには歌って、踊って、話せるだけではない者が多い。それも、生来が負けず嫌いのせいか、努力の末にプロを唸らせるほどの腕前になってしまう。

 KAT-TUN・上田竜也の場合は、ボクシング。10kmのロードワークと週3のジム通いを、もうおよそ8年も続けている。プロのライセンスこそ取得していないが、昨年12月には、およそ2年レギュラー出演している『炎の体育会TV』(TBS系)で、元世界チャンピオンと対戦。勝利を収めることはできなかったが、顔面殴打もいとわないそのアグレッシブルさは、業界内外で高い評価を得た。ちなみに、相手は覆面ボクサー。その背格好や数多いヒントから、薬師寺保栄ではないかといわれているが…。

 TOKIO・山口達也は、一級小型船舶操縦士の免許を取得。これは、日曜ゴールデンの鉄板バラエティ『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)で、DASH島に木材などを運搬するために取ったものだが、今では、好視聴率をキープする重要なファクターになっている。

 V6では、主演映画の本数がジャニーズイチの岡田准一。テレビ&映画の“SP”シリーズで、スタントマンなしでアクションに臨むために格闘技を習得。最終的には、カリ&ジークンドー&USA修斗のインストラクターの免許を取り、生徒に教えることができるまでになった。

 同じくV6では、大の料理マニアの長野博が、調理師と野菜ソムリエの免許を取っている。情報番組で料理のワンコーナーを持ったり、雑誌で料理連載をしたり、関連書籍を出版したり。本業以上に大忙しで、13年には、放送作家・脚本家の小山薫堂が総合プロデューサーを務める国内最大級の料理人コンペティション『RED U-35』で審査員を務めたほど。その腕と舌の確実さに、プロの料理人も太鼓判を押す。

 多面性が問われるジャニーズ軍。蒸し暑い日が続いている今、涼しい部屋で加藤の短編に時間を割いてみるのも、いいかもしれない。

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