この映画について、公開初頭からツイッターを舞台とした場外乱闘が起こっていた。
事の発端は映画評論家の町山智浩氏の、ツイッターでの以下の発言による。
「もしもドラッガーが云々って、半年後には確実にゴミになって1年後には誰も忘れてる映画作る金観る金があれば被災地に寄付したほうが役に立つよ」
この発言に対し、なんと「もしドラ」の監督である田中誠氏から「尊敬する町山さんにもしも見ずに書かれたとすると辛いですね」との反論がリツイートで上げられた。
一般の人からも「批評に関しても商業的なものに対しての嫌悪も共感できるしそういう面は信頼してるけど、言葉の配慮の無さと、ところ構わず中指立てまくる反抗期症状はやはり聞いてて眉間にシワを寄せてしまう」との意見も寄せられ、町山氏もツイッター上で謝罪する経緯となった。
「『もしドラ』映画化について、内容に関する疑問符などがあったのも事実です。ですが、一般人が気軽にツイートするならともかく、町山氏は映画評論家です。れっきとした肩書があるのだから、見もせずにこき下ろすのはやってはいけないことでしょう」
そう業界関係者は話す。
「ツイッターは気軽に発言できてしまう分、うっかり書き散らしてしまう事が多い。芸能人の多くがそれでトラブルを引き起こしています。著名人なら尚のこと気をつけなくてはいけませんね」(上記の業界関係者)
そんな騒ぎの渦中にあった町山氏がついに「もしドラ」を鑑賞したという…が、鑑賞後にファンにサインをしながら「ドラッカー関係ない」「あの女の子、最後の試合は何もしてない。あれはないよね」と内容について話し、「吉田さん(エグゼクティブプロデューサーの吉田正氏)、田中さん(監督)、観ましたよ。もう営業妨害になるから帰ります」と言って劇場を後にした。
結局最後まで辛口の評価だった町山氏。しかし、ちゃんと鑑賞して評価を出した現在、話は和解へ進むことになりそうだ。