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阪神、「ドラフト成功」は藤浪次第? メジャー志向の強い今時球児を確実に入団させるには

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 藤浪晋太郎(25)の先発マウンドが、阪神の近未来を左右しそうだ。

 8月1日の中日戦でチャンスをもらったが、8四死球と、課題の制球難を克服できず、そのまま二軍へ。以後、ファームでの調整が続いていたが、再昇格のアピールができないでいた。31日のソフトバンク二軍との一戦をモノにできなければ、終盤戦は「もう1敗もできない試合」が続くので、今季中の一軍復帰は難しくなる。

 「右肩の不調で、大黒柱のメッセンジャーが帰国しています。シーズン終了まで間に合いそうにありません。このまま、退団してしまうのでは」(在阪記者)

 だから、藤浪にもう一度チャンスが巡ってきたとも言えるが、この“昇格テスト”にコケた場合、ドラフト会議の1位指名の選択も変わってきそうだ。

 「高校生投手が指名しにくくなります。高卒4年目の望月惇志がプロ初勝利を挙げるなど、若手投手も育っているんですが、藤浪がスランプに陥り、もう4年が経とうとしています」(前出・同)

 今年も将来性豊かな高校生投手が多い。特に令和の怪物・佐々木朗希、星稜・奥川恭伸に注目が集まっているが、これも現代っ子の発想なのだろう。特定球団に対する強い思い入れを持つ球児が少なくなってきた。「指名されたところに行く」と考えているのだ。

 ここ数年、高校野球専門誌で紹介された何人かの有名選手にインタビューしてきたが、「希望球団」について質問すると、判で押したように「特にありません」と返ってくる。「なら、好きなプロ野球チームは?」

 「プロ野球中継は、あんまり見ないんで」

 「見るのは、メジャーリーグ中継?」

 「そうです」

 日本のプロ野球よりも、メジャーリーグ。そういう発想のようだ。特定球団以外の入団を拒否する選手もゼロにはなっていないが、「プロ野球よりもメジャー」の発想はプロ野球スカウトにとっては、むしろ有り難いことかもしれない。1位指名の抽選に当れば、確実に入団してもらえるのだから…。

 「いや、学校指導者の中には、12球団OKではない人もいます。かわいい教え子を、育成の巧くいっていない球団に行かせたくないとし、いろいろと助言をしているようです。とはいっても、ほとんどの球児が12球団OKですから、そういう空気を察し、他の選手に乗り換えています」(球団スタッフ)

 長いスランプから抜け出せない藤浪を見て、阪神からのドラフト指名に難色を示す指導者も出てくるのではないだろうか。

 長く、先発ローテーションを支えてきたメッセンジャーの今後も気になる。そうなると、阪神は「将来性の高校生投手」よりも、即戦力となる大学生か、社会人の投手の1位指名を考えてくるだろう。

 「鳥谷、福留の両ベテランの去就も囁かれています。外国人選手の好不調に左右される攻撃陣の現状を変えるためにも、好打者を指名したいようですが」(前出・在阪記者)

 U-18野球W杯を戦う球児たちは、マスコミのいない宿舎内で“進路”について語り合うという。佐々木、奥川らの目に、伝統球団・阪神はどんな風に映っているのだろうか。(スポーツライター・飯山満)

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