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中日・松坂の来季契約が白紙 “条件付き”移籍の噂も、引退の可能性が高まっているワケ

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松坂大輔

 29日、中日ドラゴンズが松坂大輔投手の来季契約を白紙とし、来月上旬にも去就について話し合いを持つことが判明。契約を更新する可能性は低く、引退が噂されている。

 松坂は2017年オフ、高額契約を結びながら3年間でわずか一軍登板1試合に終わった福岡ソフトバンクホークスを退団。引退が噂されたが、西武時代に接点のあった森繁和氏(現シニアディレクター)が監督を務める中日ドラゴンズと格安条件で契約した。

 全国区の人気選手が限りなく少ない中日とって、松坂は格好の宣伝材料。東海メディアが持ち上げる報道を繰り返すと、本人もその気になったようで、11試合に登板し6勝4敗の成績を挙げる。そして、2019年は背番号が慣れ親しんだ18となり、年俸も大幅アップを勝ち取った。

 活躍が期待された2019年だが、春季キャンプ中、ファンに腕を引っ張られたことで肩を痛め、戦線を離脱。ようやく7月に一軍昇格し先発したが、7月27日の横浜DeNAベイスターズ戦で、1回に8安打を浴び8失点と信じられないような内容を見せ、2軍に降格していた。

 そんな松坂について、中日球団は来季の契約を「白紙」としていることが判明。来月上旬に予定されている2軍戦登板後、加藤宏幸球団代表らと松坂が契約について話し合いを持つという。球団は「戦力にならない選手と契約できない」と考えているようで、松坂も「整理対象」としているようだ。

 「今の松坂では来季の契約は厳しいでしょう。2018年の6勝も、ローテーションで回ったわけではなく、森監督が間隔を開けながら配慮して使っての結果ですし、1年間しっかり投げられる体力は持っていません。

 中日はグッズ売上や集客要員として契約したようですが、そこまでアップに繋がっていると思えません。むしろ彼だけ特別扱いされては、若手が腐ってしまいます。

 移籍先は同じ松坂世代の平石洋介監督や小谷野栄一、後藤武敏コーチ、西武時代の盟友・石井貴コーチらがいる楽天が有力かと思われますが、戦力としてではなく、コーチ込みの契約になるのでは。また、古巣の西武が将来の指導者にするべく、契約することもあるかもしれません。

 いずれにしても、戦力として考えるチームは少ないでしょう。平成も終わりましたし、ここで身を引いたほうが良いのでは」(スポーツ関係者)

「平成」が終わった2019年。「怪物」と呼ばれた男の去就が注目される。

取材・文 櫻井哲夫

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