数年前、スプレーアート画家としていくつかのテレビには出ていたが、このところ全く見かけなくなっていた岸田健作。各マスコミの報道によると岸田は一時、ホームレスになっていたという。
華やかな芸能人とホームレスというのは、いささかイメージが付きづらいがホームレスの経験を持っている芸能人は意外と多いという。
近年では漫画家の浜田ブリトニーや芸人の麒麟・田村裕が自らのホームレス体験を告白し、それを武器に様々な著作を出したことは記憶に新しい。また、中国モデル程国栄(チェン・グオロ ン)は「イケメンすぎるホームレス」としてアジア全土で人気を高めている。
元ホームレスから見事カムバックした芸能人として筆頭にあげられるのは、『仮面ライダー』で仮面ライダー2号を演じた佐々木剛氏であろう。佐々木氏は1982年、自宅の火事で家を無くし、顔に火傷を負ったために一旦、役者稼業を休止。その後、様々の職を転々とし一時ホームレスになってしまったという。しかし手術が全て終わり、顔が全て戻ってからは再び俳優として活躍している。
同じく『仮面ライダー』で 悪役の死神博士を演じていた天本英世氏は後年、バラエティ番組で人気者になった後、亡くなるまでホームレスを続けていたという。もっとも、天本氏の場合は生活が困窮していたというわけでは無く、持ち家の改修が面倒になり、知り合いのクリーニング屋の2階を寝床にしていたというのが理由らしい。
また、美輪明宏はデビュー前、実家の企業が倒産し新宿駅に寝泊まりしていたという過去があり、かつて出演したイベントで「寝られるところがあるだけでも幸せ」とコメントしている。
安定した収入とは一切無縁の芸能界。芸能界はいつどこでも生活できるようにならないとやっていけないのだろうか…?