「大手レコード会社が、スクールでレッスンをしている子達からエリートを集めて、さらに歌姫をオーディションで探して、本格大人数ダンス&ボーカルユニットをつくったのが、HappinessとFLOWER。その2組にDreamを合わせて21人もになる大所帯のジョイントユニットになったのが《E-Girls》です。AKBの素人戦略とは別の角度からAKB的大型プロジェクトを組んで対抗していこうというパターンしか見るべきものはありませんね」(同)
別の関係者によると、AKBの対抗馬はあくまで秋元氏の手がけたグループのようで…。
「遂に、秋元氏が世界戦略にまで、乗り出しました。2日、ジャカルタで秋元氏総合プロデュースの新ユニット《JKT48》第一期生28人が発表されました。来夏には、台北を拠点とする《TPE48》もデビューすると発表されています。韓流アイドルのように逆輸入される可能性もあり、AKBファンの一部は早くも注目しています」(芸能誌記者)
外国人グループのほかにも、秋元プロジェクトは進行中。
「AKBを大ブレイク前に手放してしまったソニー系のレコード会社が、その恨みつらみの中、AKBのライバルユニットのプロジェクトを立ち上げたのが、《乃木坂46》。秋元氏のプロデュースですが、AKB軍団とはまったく別の集団です。ソニー系といえば、歌姫の発掘にこそ定評がある…。一期生の活躍はまだ未知数です」(レコード業界関係者)
いずれにせよ、AKBの隆盛に関しては磐石の様子だ。
「AKBは、キングに移籍して以降は、ダンススキルなども格段に上がっていて、他のグループと比べても、全く見劣りしない。どころか、格段にオーラが備わってきています。この世界戦略、タイミングもバッチリでしょうね」(同氏)
せいぜい、AKBの敵はAKBにあり、といったところか。
ちなみに、AKB48ではないAKBの姉妹グループを、コアファンは隠語で「支店」と呼んでいる。
果たして「支店」すべてがうまくいって、AKBグループの隆盛は拡大の一途を辿るのか…、要注目である。