言わずと知れたかんずり。この、雪にさらした唐辛子でつくる、絶品の辛さと滋味を持つ調味料は、意外やまったくの個人経営の会社の登録商標であり、先代の味を守り抜いているホンモノ中のホンモノ。
本家をも凌ぐ、いわば和風の豆板醤は、インスタントラーメンすらごちそうに変えてしまう。
雪さらしは、見学も出来るので、ファンなら必見かもしれない。ちなみにかんずりは、57gで525円(全国商工会のショップの値段。)だ。
以下、似た調味料は熊本産が多いようだ。
例えば、熊本・八代の<とうがらしにんにく>は、地元産の赤唐辛子とジャンボにんにくをつかった絶品もの。アンテナショップでは、60g548円で買える。
同じく熊本の柚木(ゆのき)からは、<ゆずの香り>。この、古くから柚子の木が自生していた地の特産品は、焼いた鶏肉や、味噌汁、うどんなどに絶妙の塩気と辛さを加える、いわば隠れた名品である。
熊本、奥八女の矢部村からは、<ゆずごしょう>。赤唐辛子版と青唐辛子版があり、柚子陳皮ペーストをも加えた熟成塩は、普通の料理を料亭のそれに変えるかも。
柚子こしょうは、大分・宇佐の商品も有名だ。なお、同調味料の発祥の地も大分の日田であるということらしい。
これら絶品調味料は、大体ワンコイン程度で買えて、食卓を劇的に豊かにしてしまうのでおススメだ。