人それぞれ感性も違うし、体調や気分によって味も変わってくる!
その時その時の自分に合う、幸せになれる“一品”に出くわせば儲けもん!!
でも“きき酒師”としては…当然それでは通用しないよね?
じゃ〜テイスティングのテクニックを面白く、わかりやすく見につけようではありませんか(^_−)
簡潔に言うと“徹底比較”!!
まずは比べることから始めてみましょう。
とかいっても、日本酒は大吟醸やら純米酒やら酒類も多いし、日本中でたっくさん造られています。
同じ地域の日本酒でも、同じ吟醸酒でも味が違うし、どこからどう比べていけばいいのか…先が遠くなっちまうよね。
とりあえず、新潟のお酒同士を語る前に、水も空気も違う京都のお酒と比べてみるとか、もっとわかりやすいところで、新酒と古酒を比較してみる! とか!!
明らかに目で見てもわかる色の違いや、香り味も、あえて比べてみると、頭でわかっていることと意外に体で舌で感じることとのギャップに驚き、新たな発見があります。
というように、最初は遠い存在から比べてみると、いいトレーニングになるかと思います☆
ちなみに“ショッカー長田”がこんなことを言っていました!
「横浜銀蠅と、氣志團みたいに、似たようなキャラクターをチマチマ比べていても、違いが判りません」(セレクションが古くてどーもスミマセン…)
ホントこの人の例えは、いつもオモロイ(笑)。
要は、テリー・ファンクとドリー・ファンクJr.を比べたり、ベビーフェイス同士やヒール同士を比べても、そう違いがわかりませんぞ! ってことかな。
グレート・コジ(小島聡)とグレート・ムタだったり(写真)、同じ人物であっても武藤敬司とこのグレートムタを比べろって事よね。
吟醸酒が好きなら純米酒を飲んでみる。端麗辛口が好きなら濃醇甘口を知ってみる。
また、日本酒そのものが好きならワインも試してみる。
そうしていくと、自然と色や香りや味わいの違いが見えるようになっていくと思います。
あっ、でも、比べるのはあくまでも日本酒のみね。
決して周りと自分を比べてはダメよ! 妬みや驕りの原因となり酒がまずくなっちまう〜(あはは)。
(女流覆面きき酒師・蛇の目ピロコ)