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書評「高架下建築」大山顕著、洋泉社

 不況で立ち飲みにサラリーマンが戻ってきているという。1000円でベロベロに酔える「せんべろ」なんかも人気。そんな店はたいていガード下なんかにこじんまりと店を構えていたりする。

 コップ酒と隣の人と気楽に話せる雰囲気に浸り、忙しい日々に見落としていた日本の裏路地を思い出したならオススメしたい本がある。

 高架下建築物だけをひたすら集めたこの写真集は、文字通りの鉄道の下の“下流社会”。しかし、高層ビル群にはない、古き良き日本の文化がそこにはある。
 写真集は大阪、神戸もカバーするが、やはり都内は高架下の宝庫。煙とサラリーマンの笑い声が立ち上る有楽町ガード下はもちろん、言われてみればアメ横も巨大なガード下だった。生活感あふれまくりの写真の数々に思わず涙がぽろり。(税別1700円)

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