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巨人・山口、大きな飛躍を遂げた今シーズン チームの大黒柱、そして侍のエースへ

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 プレミア12日本代表で背番号18を背負う山口俊。「侍ジャパン」のエースナンバーが示すように、今季は一気に飛躍を遂げた年となった。

 レギュラーシーズンでは、巨人投手陣の大黒柱として15勝を挙げ、初の最多勝に輝いた。先発陣の不振が相次いだ今季、年間を通してローテーションをしっかりと守り抜き、防御率も2点台、負け数も少なく最高勝率の成績も含めて、チームの優勝に大きく貢献している。さらに、奪三振188もリーグトップとなり、速球は右腕としての自身のスタイルを確固たるものにした。

 ただ、シーズン終了後、思わぬところで山口の名前が挙がり、成績にも若干の「ケチ」が付けられることに。例年、その年に活躍した先発ピッチャーから選出される沢村賞が今季は該当者なしと発表され、山口は選考基準に達せずに受賞には至らなかった。基準項目が同数の4項目を満たした日本ハムの有原航平とともに最有力候補として挙げられていたものの、完投数が基準の「10」に対し、山口は0(有原は1)。投手の分業化が明確になり完投する投手自体が減ってきている昨今のプロ野球ではあるものの、先発ピッチャーとして1試合を投げ抜いたゲームが無かったという事実はやはり不名誉なもの。昨年は完投数6でノーヒットノーランも達成し、リリーフもこなすなど、スタミナには定評のある山口にとっては「完投数0」はいささか寂しい記録となったかも知れない。

 だが、「世界一」を狙う侍ジャパンではエースとしての役割を与えられている。台湾でのオープニングラウンド、さらには日本開催のスーパーラウンドでは何れも初戦を任されており指揮官・稲葉篤紀監督のみならず、チームからの信頼は絶大だ。初戦のベネズエラ戦、東京ドームでの豪州戦、独特の雰囲気の中、何れも大崩れすることなく安定したピッチングでゲームを作った。圧巻だったのは豪州戦での2回表。イニングの3つのアウトを全て三振で奪い、フォーク、ストレートとも抜群のキレを披露している。日本のエースの力を見せつけた瞬間だった。

 ベネズエラ戦、豪州戦とも日本は勝利しており、山口の投球がチームに勢いをもたらしたことは間違いない。ペナントレース、ポストシーズン、そして日本代表。全てのシーンで今季の山口俊の存在感が際立っている。2019年、日本で最も頼りになる投手だったと言えるだろう。(佐藤文孝)

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