本作の主題歌で、ボブ・ディラン作詞・作曲による「My Back Pages」を、真心ブラザーズと奥田民生が初コラボでカバーすることが決定した。
文芸・映画評論、翻訳、エッセイなど多岐に渡る分野で活躍する文筆家・川本三郎が1969年から1972年までのジャーナリスト時代を綴ったノンフィクション原作のタイトルにもなっているこの曲は、ボブ・ディランが自身の過去の内面的闘争を卓抜した歌詞世界で表現、1964年のアルバム「アナザー・サイド・オブ・ボブ・ディラン」の一曲として発表された。その後、数々の著名アーティストがこの曲をカバーしてきたが、真心ブラザーズもその一組。彼らが日本語詞でカバーした「My Back Pages」は、ディラン本人の主演映画「ボブ・ディランの頭のなか」(05年)のオープニング・テーマとしてサウンドトラックにも収録されているが、この度、本作の主題歌として、新たに、真心ブラザーズとも親交が深い奥田民生と共演し再録。奥田民生が原詩(英語)で、YO-KINGが訳詩(日本語)で歌い分け、エヴァ−グリーンな名曲に新たな息が吹き込まれた。
1960年代終わりから1970年代初めという激動の時代を駆け抜けた若者たちの心震わす青春を描いた本作。そのエンディングに流れる「My Back Pages」は、傷ついた若者たちを優しく包み込み、映画の衝撃と感動を一層盛り上げている。