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書評「二代目社長」河合徳治著、展望社

 高校2年の春、高級住宅地で飛び込みで海外ブランドの香水を売り回っていた著者。その後は、大阪・西成でトイチのさらに上をいく、1日で1割の「日掛け屋」にまで手を出し、ヤクザの事務所に連行された経験がある。
 そんな商才や度胸に長けた人間でも、二代目社長になるというのは難しいと語る。26歳の時、父から建具屋を引き継いで二代目となってからは波乱の日々が始まる。

 先代の言うことは聞いてくれても、自分の言うことは聞いてくれない。本当に資金ぶりに困った時期は、社員に内証で早朝、コンビニでアルバイトまでした話は泣けてくる。

 事業継承の重役を担う二代目候補生たちへ送るポップなノンフィクション。(税別1400円)

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