千葉マリンスタジアムや幕張メッセなのだから、ぶっちゃけ千葉だけど、「東京」と呼ばれる会場で開かれる8/8(日)のサマソニには、我らが神聖かまってちゃんも出演する。(柏の家から近くてよかったね!)彼らが出るから記者は初めて知ったサマソニだが、もともとSUMMER SONICってフェスは、人気洋楽アーティストに大金払って来日していただき、ありがたくライブをしてもらうのが目的だったそう。だからか、最近洋楽を聞かない記者には知らない外人ばっかりが出演しているコンサートだと思った。
衰退の一途を辿る洋楽に反して、CDは売れなくとも意外に元気なインディーズ。神聖かまってちゃんをはじめ、メジャーデビューしたてのホットなバンドはけっこう集客力があり、フェスはコアな音楽ファンに青田買いしてもらえる絶好のチャンスでもある。ばか高い一部人気の外タレとのギャラの均衡を図るために、他にもいろんな人がでているのだが、個人的には東京・大阪両方のオープニング・アクトをつとめる小林太郎がオススメ。弱冠20才。こいつは恐ろしく歌が上手い。
そして、キャリアや実力など関係ないけど話題性抜群。見た目も華があり、あわよくばテレビのワイドショーも食いつくアーティストとして呼ばれたのが、加護亜依だ。加護ちゃん側から自ら売り込んだ説が高いが、サマソニHPで紹介されていた「加護亜依 JAZZ〜The First Door〜」の写真はなかなかいい感じ。ジャズバンドの男性を従えて、デビューしたての時の東京事変みたいだ。紹介文には、「国民的な知名度を誇る加護亜依さんが大人の女性になって帰ってきました! 本格ジャズ・サウンドをバックにスタンダードをキュートなヴォシングで、ウィスパーかつsexyに熱唱!」とある。さらに今年3月にリリースしたアルバムをひっさげて、今後は日本全国→世界のジャズクラブツアーも予定しています。などと、危なっかしい今後の加護の仕事を紹介している。この「大丈夫かあ??」感。加護ちゃんほどの大物でないと醸し出せない何かを感じる。これは加護のヴォシングに期待である。
外タレでは、TAYLOR SWIFT、日本人ではたむらぱんとか土屋アンナとか、どちらかというと女性アーテストの参加が少ないので、暑い中せっかく会場まで行ったんだったら、どうか皆さん加護ちゃんのジャジィーな歌声でも聴いて涼んでくださいと思う。(コダイユキエ)