◇今週のこの1枚◇ステッペンウルフ「The Best of Steppenwolf」(1997年/Geffen Records)
何年経っても、フロアで流せば狂喜乱舞し、永遠のバイカーのテーマ曲である「Born To Be Wild」が収録されているステッペンウルフのベスト盤です。2012年に日本盤の高音質CDを安価で購入できたので紹介します。
1950年代の終わりにボーカルのジョン・ケイがドイツからカナダのトロントに移住し、bluesの弾き語りをしていたが、ボーカルを必要としていたザ・スパロウに加入します。メンバーチェンジを繰り返しながらblues色を強め、新しい可能性を求めニューヨークへと移りました。レコードデビューするものの、ロサンジェルスのクラブに出演することをきっかけに西海岸を目指すことになったのですが、メンバー間の相違からLAで解散。残ったメンバーと地元のメンバーなどを加えて1967年にステッペンウルフが誕生しました。
デビューアルバムの中からいきなり「Born To Be Wild」が大ヒットし、1年後に映画“イージー・ライダー”の主題歌となると、世界中でヒットしました。その後は、解散やメンバーチェンジを繰り返しながら不定期に活動しているみたいです。
全体的にbluesと荒々しいrockの融合で出来ています。まぁデビューした当時はこのサウンドに驚愕したことでしょう。多分、僕たちの世代がpunkに衝撃を受けたのと同じ衝撃だと思います。しかも、bluesを中心にどの時代もぶれてないのがかっこいいですね。このアルバムの最後にライブ版の「Born To Be Wild」が収録されていますが、圧巻のパンチ力です。
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