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ちょっと早いが、クリスマスプレゼントにいかが 大人の絵本が流行っている

 …といっても、昔のよからぬテレビ番組のことではない。文字通り大人向けの絵本が書店を賑わしている。(あの番組もサブカルっぽかったが)

 「著名なイラストレーターの方の画集や絵本が、カルチャー誌で紹介され今ブームになっているんですよ。例えば、男女のユニットである〈100%ORANGE〉は最近の代表的なイラストレーター。ほかには、ガロの終期に出てきたイラストレーター・まんが家の〈小田島等〉の80年代カルチャーの絵も人気です。ガロ系列の若い女性作家さんといえば、〈清川あさみ〉。彼女の布やビーズなどでつくったアート作品集はとてもきれいです。こういった人たちの作品集は、特に若い女性が買っていきますね」(新宿の大型書店員談)

 安野光雅、いわさきちひろ…で止まっている筆者は化石みたいなものなのか。清川あさみの作品集は、あの秋元康氏も絶賛している。

 凝っているといえば、昔で言う、いわゆる飛び出す絵本は、最近「とびだししかけえほん」「しかけえほん」と呼ばれていることをご存知だろうか。
 確か、ブームはもっと前から来ているだろう。ただ実際に《クリスマスの12日》など〈ROBERT SABUDA〉の絵本を数冊開いてみると、ほんとにすごいことになっているのだ。林家正楽師匠の紙切りのような切り絵が幾重にも重なり合って、電飾まで…まだ見ていない方は感動すること必至だろう。

 まだまだ、絵本やしかけ絵本はさまざまなパターンがある。子供さんやメルヘン好きの彼女などへのクリスマスプレゼントにも最適かも。  

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