同企画でのメニューは4品。さっそく紹介しよう。まずは18世紀のドイツの作家であるゲーテが愛した黒ビール「ケストリッツァー・シュヴァルツビール」(800円)。温泉地で保養中のゲーテがこのビールで栄養補給したといわれるもの。アルコールも4度と少なめなので、昼間からでも問題なさそうだ。
「アブサンカクテル」(600円)は19世紀の作家モーパッサンや詩人のヴェルレーヌが愛した「ぺルノ・アブサン」(ヨモギのリキュール)を使ったカクテル。アブサンはフランス国内で飲む事が難しいため、実はフランス人の観光客に大人気なんだとか。
日本の代表的な文豪である森鴎外ゆかりのメニューは一風変わったもの。鴎外は「饅頭を4つに割ってご飯の上にのせ、煎茶をかけて美味しそうに食べた」との記述があることから、それを再現した「饅頭茶漬け」(400円)を提供。
さらにラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が毎朝飲んだと言われている「松江コーヒー」(400円)は今風にアレンジして再現させた。
同店には他にもウルグアイ出身の総合格闘家からヒントをもらいメニューになった鉄分満点の「グリーンマテ茶」、さらに龍馬カフェの企画で好評だった「龍馬ラテ」など、ここでしか体験できないメニューが盛りだくさん。古書購入の帰りに一度足を運んでみてはいかがだろうか。