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「マイナンバー制度の根幹に関わる大問題」 所沢市職員のマイナンバー不正入手容疑に怒りの声

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総務省公式ホームページより

7月10日、親族14人分のマイナンバーを不正に入手したとして、埼玉県警は埼玉県所沢市役所の職員を逮捕した。入手したマイナンバーを使って、扶養に入っていない親族を自らや妻の扶養親族だと偽って申請し、税金の控除などを受けていたとみられ、詐欺容疑も視野に取り調べが行われる。

マイナンバー法違反容疑で逮捕されたのは、所沢市職員の田中海斗容疑者(東京都八王子市)。同法の職権濫用収集の疑いで摘発されたのは、全国でも初だという。

住民基本台帳ネットワークにアクセスできる権限を持つ者は、市役所のなかでも限られている。同職員が市民税課に所属していた際、アクセス権限を持っていた。そして、2023年2月27日から3月23日の間、マイナンバー情報を不正に入手していたとされている。

所沢市側は、24年11月に不正入手を知り、警察に相談していた。

この事件に、ネット上では、「常識的におかしいと思う」と公務員としての倫理を問う声が上がる一方で、「個人情報の保護は非常に重要です。適切な対策を講じる必要があります」「起こり得るべくして起きた事件」「マイナンバー制度の根幹に関わる大問題」「公務員の仕事は完全にブラックボックスで自分のマイナンバーに対して何が行われているか全くわからない」など、マイナンバーの制度自体を揺るがす事件として受け止めている意見が多数見られた。

こうした立場を利用した不正が行われることがもし続いたとしたら、マイナンバー制度の存続自体が危うくなる可能性もある。各自治体には、より厳格な管理など、安全性を強固にするための対策が求められるだろう。

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