最終回は、鷲津(草なぎ剛)を陥れるために怪文書をばらまいた犯人は眞人(杉野遥亮)だった。その動機が、亡くなった兄の陳情を鷲津が取り合わなかったことだと察した梨恵(小野花梨)は、眞人に当時の状況を説明するが――というストーリーが描かれた。
※以下、ネタバレあり。
>>『罠の戦争』、主人公が突然の闇落ち?「全く共感できなくなった」ついていけない視聴者も<<
息子・泰生(白鳥晴都)が目を覚まして以降、自分が手に入れた政治家としての権力に溺れていった鷲津。その結果、友人の鷹野(小澤征悦)とも決別し、妻・可南子(井川遥)からも離婚を切り出されることに。
しかし、泰生がいじめられている同級生を助け、それを「普通でしょ」と言い切った姿に感銘を受けた鷲津は改心し、ネット配信で総理の竜崎(高橋克典)が反社と繋がりがあることを暴露し、政治の闇を暴くことに成功し、竜崎は辞任。新たな民政党党首は鶴巻(岸部一徳)の傀儡である蛭谷(小野了)になるという展開だったが――。
この次のシーンで映った人物に、ネット上から大きな反響が集まっているという。
「その人物こそ、鷲津がかつて秘書を務めていた元大臣の犬飼孝介(本田博太郎)。泰生の事件をもみ消した1人で、鷲津が早々に罠に嵌めて退場させていました。しかし、鷲津を呼ぶ際の独特の『わしっづ』という言い方と、どこか憎めない雑魚キャラだったため、ネット人気は根強く、再登場を願う声が多く聞かれていました」(ドラマライター)
最終回で出てきた犬飼は農業に従事。その合間に新総裁決定の新聞記事、辞任した鷲津の選挙区から可南子が出馬したという新聞記事、可南子の当選を報じる新聞記事をそれぞれ読み、「わしっづ!」と視聴者から愛された名言(?)を炸裂させた。
これにネットからは「待ってたー!!」「わしっづをありがとう!」「犬飼きたあーーーーー」「犬飼のわしっづ!」「わしづ、聞けた!!」という興奮の声が集まり、「#罠の戦争」「鷲津さん」と共に「犬飼さん」もTwitterのトレンドワード入りを果たした。
敵キャラかつ早々に退場したにも関わらず、視聴者に愛されていた犬飼。ファンへのサービスシーンだったのかもしれない。