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『罠の戦争』、主人公が突然の闇落ち?「全く共感できなくなった」ついていけない視聴者も

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草なぎ剛

 月10ドラマ『罠の戦争』(フジテレビ系)の第9話が13日に放送され、平均視聴率が7.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)だったことが各社で報じられている。第8話の7.9%とは同率で過去最低視聴率タイとなった。

 第9話は、鴨井(片平なぎさ)が、鷲津(草なぎ剛)の息子・泰生(白鳥晴都)を転落させたのは息子の文哉(味方良介)だと公表し、議員を辞職。名前こそ出さなかったものの、幹事長の鶴巻(岸部一徳)が警察に圧力を掛けたことを匂わせたため、永田町には激震が走り――というストーリーが描かれた。

 ​>>『罠の戦争』あっさり犯人判明でガッカリ?「視聴者向けの罠」指摘も、本筋は他にあるか<<​​​

※以下、ネタバレあり。

 第9話では、鷲津が権力を利用してやりたい放題になる、まさに「闇落ち」する姿が描かれ、ネット上から困惑の声が上がっている。

 事件の隠ぺいを巡り、総理の竜崎(高橋克典)が鶴巻と鷲津、3人での話し合いの場を作り、鶴巻に幹事長に辞職を促しつつ、鷲津には不正献金が明るみにならない代わりに、これ以上マスコミを煽らないよう忠告する。

 しかし、これで手打ちになったはずが、鷲津がマスコミに「総理が鶴巻に幹事長辞職を提案した」と漏らしたため、大きな騒動に。追及に遭った鶴巻は持病のために倒れ、入院することになり、結局幹事長を辞職する。

 これで復讐は終わりかと思いきや、鷲津はこのニュースを見ながらニヤニヤ。さらに、鶴巻が鷲津の不正をマスコミにリークして報道されると、鷲津は政策秘書の貝沼(坂口涼太郎)を呼び出し、「秘書一存でやったこと」にしてほしいと指示。

 また、これまで協力してきた記者の熊谷(宮澤エマ)が自分に都合の悪い記事を出そうとしていることに気づいた鷲津は、編集長に手を回して記事を阻止するという行動に。熊谷からは「最低!」となじられたものの、鷲津は全く気にしていない様子だった。

 この一連の鷲津の言動に、ネット上からは「どうした!?」「急に闇落ち」「最終回で巻き返すんだろうけどもやもやする」「全く共感できなくなった」「権力に溺れるのが突然過ぎるのよ」という困惑の声が集まっていた。

 最終回も近づいている本作。おそらく最後には改心すると思われるが、突然の闇落ちによる豹変っぷりに、ついていけない視聴者が続出してしまったようだ。

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