瑞希は「バトルロイヤルで勝ちを取ったんですけど。その時点でユカッチが(山下に)勝つ可能性もある中で、私はユカッチの勝ちを信じてたし。迷いもちょっとあったんですけど、どっちが楽しいんだろう。どっちがワクワクするんだろうって思った時、気付いたら必死で勝ちを取りに行ってて。ユカッチと戦えることで、複雑な気持ちになってるけど、やっぱりどこかでワクワクしてる自分もいるんだなって思いました。ユカッチのことをすごく尊敬してて、瑞希の可能性をすごく広げてくれて。私もユカッチみたいになりたいって思ったし、東京女子を背負う覚悟もずっと持ってて。みんなに新しい世界を見せてあげられるって思ってるので。今回は心を強く持って。大好きな東京女子、たくさんのキラキラがあるんで。ベルトをユカッチから取るのは、やっぱり瑞希じゃないとって欲張りに思うので、取りに行きたいと思います」と涙ながらに王座奪取を宣言。
坂崎は「正直言うとやりたくないし、瑞希にひどいことしたくないって思うけど。同じ時代に生まれて、東京女子で出会って、同じリングで戦ってるので。やるしかないって、今は腹を括ってます。2年半前のTDCを越えて、瑞希との絆もまた違う形に変わったし。今回の一番大きい試練、有明コロシアムで瑞希と当たって、タイトル戦を越えたら、また2人の絆の中で変わるものがあると思うので。越えて行きたいですね、2人の関係も」と意味深発言。
プロレスリング・ノア2.21東京ドーム大会で行われた提供マッチでは対角に2人。坂崎は「前哨戦という気持ちは特になく。やっぱり対面するとピリピリ来るものがあって。でもリングを降りると、いつもの瑞希との関係性に戻るので。リング上は時空がゆがむというか感情が複雑で。その時しか感じられない感情になるので。言葉にならないです」と語った。瑞希は「私も前哨戦って気持ちより、東京女子って気持ちだったんですけど。改めて対戦すると、いつも隣で見てきたユカッチと違うなって感じる部分も大きくて。心がザワザワしたと言うか、変な感じと言うか。闘ってる時のことをあまり考えないようにしてて。その瞬間瞬間の気持ちで闘ってるけど、やっぱり強いし、かっこいいなって思いました」と警戒心を増したようだ。
(どら増田)