>>全ての画像を見る<<
中西光司代表は、新木場1stリングで3月31日に旗揚げ興行が決定したと発表。ゲストとして8人組ユニット「バブルバビデガム」のライブも行われると告げた。
続けて石川は「去年5月の記者会見からやっと旗揚げができる。最初、諏訪魔選手と『女子プロレスやりたいね』から2年以上たって、こうやって形になったことは、ご尽力していただいた方に感謝してます。まだまだここがスタート地点なんで、自分たちも彼女たちもどんどん羽ばたいて、女子プロレス界に名前をとどろかせるような存在になってほしい」と期待を寄せた。
その後、所属で今回デビューを果たすSUNNY、ZONES、Chi Chiの3人が登場。リングネームの由来を明かした。
SUNNYは「周りに聞いてパッとしたイメージでつけました。女子プロ界だけでなくプロレス界にいま光が当たるようになっていますが、もっとプロレス界に日が当たる存在になってほしいとの願いを込めてます」と述べた。
ZONESは「もともとのニックネームです。周りがアマゾネスっぽいと言って、それが定着しました。そのままリングネームにしました」と語った。
Chi Chiは「海外の方からも言いやすく、コールがしやすいかなと思って。実際試合に出たときに『Chi Chi!Chi Chi!』とコールしてもらえたらうれしい」と口にした。
SUNNY対高瀬みゆき、ZONES対山下りな、Chi Chi対優宇のカードも発表された。
石川プロデューサーは3選手にコメント。SUNNYについては「スピーディーなファイトをしてほしい。高瀬選手はスピーディーながらも気迫あふれる戦いをされる方なので、面白い組み合わせ」。
また「ZONESは身体も大きくてパワーもある選手。その方面で突出してほしいので、山下選手は男子ともよくやっている選手で、パワフルなファイター。真っ向勝負を期待」と期待を込めた。
Chi Chiには「だいぶ気が強く戦闘力がある。僕も優宇選手とも全日で組ませてもらって、男子に負けないぐらいパワーのある選手。そのパワーに真っ向勝負で行ってほしい」と語った。
3選手はこの会見でカードを知らされたとのこと。SUNNYは「高瀬選手との対戦は今知ったばかり」と戸惑いながらも「高瀬選手はとても元気でパワフル。周りを、お客さんを巻き込んだ試合が魅力的だと思っていた。一緒に戦えるのは光栄と、ワクワクドキドキが半々な気持ちです」と初々しくコメント。
ZONESは「山下選手は一発一発が重くて、デスマッチをやる印象が強い。ただ(対戦までに)まだ1カ月あるので伸びしろは私の方がある。それまでじっくり練習して勝つつもりでいます」と決意した。
Chi Chiは優宇について「パワフルながらにスピードもある選手だと思っている。実際に師匠(石川)と組んだ試合も見させてもらったんですけど、すごく迫力がありました。ただ気持ちにキャリアは関係ないので、勝つ気で試合に臨みたい」と闘志をあらわにした。
石川プロデューサーは全日スタイルを彼女たちに伝授。「そこを乗り越えないとプロレスはできない。そこは大事な部分」と全日伝統の受け身をしっかりと教え込んだ期待の3人の新星。新日と提携するスターダム、DDT関連の東京女子に続く、老舗全日イズムを継ぐ「Evolution」が女子プロ界にどんな進化をもたらすのか。まずは3.31に注目だ。
取材・文・写真/ 萩原孝弘