武藤敬司の引退試合が行われる2.21東京ドーム大会で、武藤と新日本プロレス内藤哲也のシングルマッチに加えて、GHCヘビー級王者の清宮海斗は、前日の新日本横浜アリーナ大会で遺恨が増したIWGPヘビー級王者のオカダ・カズチカとのシングル対決が決定。拳王は中嶋&征矢とのトリオで、全日本プロレスの宮原健斗&諏訪魔&青柳優馬と対戦することになった。三冠ヘビー級王者の宮原が参戦することにより、今後のタイトルマッチを防衛すればメジャー3団体のタイトルホルダーが久々に揃い踏みすることになりそう。またGHCジュニアヘビー級王者のAMAKUSAと、IWGPジュニアヘビー級王者の高橋ヒロムによるドリームマッチや、NOSAWA論外の引退試合、ノアとドラゴンゲートの対抗戦、DDTプロレス、東京女子プロレスの提供マッチなど同大会はプロレスオールスター戦的な大会となった。
前日、L・I・Jとのシングル5番勝負に敗れた金剛は、神妙な顔つきで入場しながらもしっかり決めポーズ。一方はGHCタッグチャンピオンチーム、杉浦&小島に続いて、GHCナショナル王者のワグナー、そして清宮が入場。全員がタイトルホルダーだ。試合はタイトルマッチを控えたワグナーと征矢の先発でゴング。金剛が打撃で攻めまくるが、最後はワグナーがムーンサルトプレスで征矢から3カウント。前哨戦をワグナーが制している。
バックステージで清宮は「帰りに『清宮!』って声援がメチャメチャ聞こえて、もっと大きな声援が出るようにやっていこうと思ってます。チャンピオンということで普段(ワグナーや小島&杉浦とは)組まないので、自分にとってプラスになりました」と試合を振り返ると、オカダ戦について「いやあ決まりましたね。GHCだけじゃなく、その前の一戦一戦全部が俺にとって…。当たり前だけどね。そこを上がって進めるように東京ドームに行きますよ」と語った。
◆プロレスリング・ノア◆
『GREAT MUTA FINAL “BYE-BYE”』
2023年1月22日
神奈川・横浜アリーナ
観衆 8433人
▼Champion's Night 8人タッグマッチ(60分1本勝負)
清宮海斗&○イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.&杉浦貴&小島聡(18分36秒 片エビ固め)拳王&中嶋勝彦&船木誠勝&征矢学●
※ムーンサルトプレス
(どら増田 / 写真©︎NOAH)