オカダと清宮は、昨年の1.8横浜アリーナ大会にてタッグで対戦。オカダは棚橋弘至と組んで、清宮は武藤敬司とのタッグで対戦した。かねてよりオカダ戦を熱望していた清宮は若さと勢いを武器に奮闘するも、最後はオカダのレインメーカーの前に3カウントを許してしまう。その試合後、悔しさからか号泣する清宮に対し、オカダは「こんなんで泣いてんじゃねえぞ!帰れ、邪魔だ、オラ!」と厳しい言葉を浴びせただけではなく、バックステージでも「『新日本プロレスのお客さんを持って帰る』って言ってましたけども、アレじゃ持って帰れないだろうと。まぁ悔しいなら、新日本プロレスに来ればいいしね。いいじゃん、またノアに戻ればいいんだから。海外修行のように、何年か上がって、自信がつけば、またノアに戻る。そんぐらい、俺はしてもいいと思うけどね。そうしないと、いつまでもノアの中で育って、ノアでトップになれるかもしれない。でもいざプロレス界、外に出てみたら、海は広いなと。それぐらい、差があったと思います」と突き放した。
しかし、2日後の横浜ラジアントホール大会で「いろんなことを横浜アリーナで痛感しました。でも今年はホントにもう止まってられないから!ノアのために今年はやっていくんで!2022年、プロレスリング・ノア、よろしくお願いします!いやぁ…今の立場であんまり言えることもないですけど、やっぱり俺が大事にしたい世界っていうのは、やっぱりここ(ノア)にあるんで。世の中広いとしても、俺はここを大事にしていきますよ。まずはベルト獲らなきゃ。俺でチャンピオンになって、それこそが俺の本当に求めるプロレスだから。全く迷いはないから。ノアのために今年はホントにやっていく。それは誓いますよ。泣きすぎたから。もう止まんないくらい泣いたから(笑) もう出ねえな、涙は。笑って歩くって言うか、ノアが最終的に笑えるような年に、俺は絶対するよ。俺の居場所、立場っていうのは、この間の試合で分かったから。俺個人としては、(対新日本は)現状では何も言える立場じゃないなっていうのはホント思ってるから。でも……忘れることはないですよ」と笑顔で語った清宮は、昨年9月にGHCヘビー二度目の戴冠を達成。今回は王者として対抗戦の舞台に堂々乗り込む。清宮としては、今度こそオカダを振り向かせたいところだ。
(どら増田)