男は18日午前3時20分頃、尼崎市の無人餃子店に入ると商品を買う素振りを見せず、壁にもたれて休もうとしていた。その様子を、店舗経営する会社役員の男性が遠隔で防犯カメラを使って店内を監視しており、事態が発覚。駆けつけた警察官が建造物侵入の疑いで現行犯逮捕した。
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取り調べに対し、男は「寝泊まりする家も金もなかった」と話し、容疑を認めているとのこと。行くあてがなくなり、金も尽きたため無人餃子販売店に入り、休もうとしていた可能性が高いと見られる。昨今、増加している無人餃子販売店は万引きなど犯罪も発生しているが、新たな犯罪のもとになりそうな事件である。
この事件に、ネットユーザーからは「今は寒いし、暖を取るために店内に入ったんだろう。気持ちはわかるけれど、営業妨害にもなりかねない事件だと思う」「無人販売所は従業員もいらないし、お手軽なんだろうけれど。犯罪の温床になるし、雇用も減る。ちゃんと人を雇って運営しようよ」「万引きといいこの事件といい、無人餃子販売店もどうなんだろうと思うようになってきた」と憤りの声が上がる。
一方で、「49歳で金も家もないことが問題。こういう人を社会は見捨ててはいけないだろ」「確かに不法侵入なんだろうけれど、保護だけでも良かったんじゃないか。迷惑だからつまみ出すというのも、ちょっとどうなのかな」という指摘も出ていた。