警察によると、逮捕されたのは住所不定の37歳無職の男。14日午後9時頃、北海道北広島市の神社に侵入した。この神社は普段無人だったが、14日、管理人が拝殿所にテントや布団が持ち込まれている様子を目撃し、警察に通報。警戒していた警察官が男を発見し、建造物侵入容疑で逮捕した。
取り調べに対し、男は容疑を認め、「家族と喧嘩をして飛び出し、ここで寝泊まりしていた」と話しているという。神社に設置されている賽銭箱には金が残されており、盗みなどはしていなかったとのこと。
どうやら家族と喧嘩をしたものの、ホテルに泊まる金などがなく、神社に寝泊まりしていたということのようだ。当日、気象庁札幌管区気象台が発表した札幌の最高気温は-1.5℃。かなり寒く、場合によっては凍死の危険性もある中で、布団があったとは言え、生活していたとは驚きだ。
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なんとも複雑な事件だが、男は盗みなどを働いていなかっただけに、「コロナで職を失い、家族とも喧嘩して行き場を失っていただけ。布団を持参して神社で寝ていただけで逮捕なんてかわいそう」「かなり冷える北海道で家出を許す家族。無職で色々言い分もあるんだろうけど、ひどい仕打ちだと思う」「これくらいのことは許してあげられないのか。逮捕まですることはなかったんじゃないか」「神社って、こういう困ってる人を助けるところじゃないのかな…。警察に通報して逮捕なんてちょっと悲しい」「賽銭箱に手を付けていないんだし、不起訴にしてあげてほしい」と男に同情的な声が相次ぐことになった。
神社で寝ていただけということを考えると、少々かわいそうな気もする今回の事件。しかし、犯罪として逮捕されてしまった以上、致し方ない。
記事の引用について
気象庁 札幌管区気象台
http://www.jma-net.go.jp/sapporo///tenki/kansoku/amedasrank/archives/index20201214mxarea.html