結果、日米の代表選手を決めて『AEW x NJPW: Forbidden Door』で、AEW暫定世界王座決定戦を行うことになった。
まずアメリカ代表だが、『AEW DYNAMITE』(現地時間8日)番組内のメインイベントで、バトルロイヤルの勝者とジョン・モクスリーが対戦し、モクスリーが勝利。アメリカ代表はモクスリーに決定した。
日本代表は12日に大阪・大阪城ホールで新日本が開催した『DOMINION in OSAKAJO HALL』で棚橋と後藤洋央紀が対戦。棚橋が後藤を撃破し、日本代表の権利を手にしている。
日本代表としてAEWとの対抗戦に出陣する棚橋は「やるべきことがある。人に頼りにされる。団体に代表を、『行ってこい』と任される。こういったことがどれだけうれしいことか、今回のAEWの挑戦で身にしみました。USヘビーを失って、もう一回もう一回って思うけど、『G1』も今日発表されてあるけど、『棚橋がいいんだ』と、『お前に来てほしい』と。何度でも何度でも立ち上がれます」と語る。
「これは少しずつ状況が良くなってますけども、今のプロレス界、日本、世界、エンターテインメント全般に言えることだから。プロレスも絶対に諦めず、今まで以上の新しい形を作っていきますよ。その第一歩、日本でもアメリカでもこうして行き来して、試合ができて、今まで通りじゃないかと。棚橋、しょっちゅう外国に行っているけど大丈夫なんだと。まあ、気をつけることは前提にして、このコロナで固まって固まって、小さくなって苦しくなった心を、少しずつでも少しずつでもいいから俺は解きほぐしてやりたい」と抱負を語った。
「そして、心からプロレスを楽しめるその日まで、俺は諦めないから。信じてついてきてください」と、必要とされていることに感謝の意を述べていた。
AEW大会のエントランスに登場し、CMパンクと対峙した時のファンの歓迎ぶりは尋常でなかった。負傷の完治を待つことにはなるが、モクスリーとの対戦を制するようなことがあれば、今度こそCMパンクとの日米ドリームマッチが実現するはずだ。
(どら増田)