メインイベントでは、三冠ヘビー級選手権試合、チャンピオンの宮原健斗に、ジェイク・リーが挑戦。セミファイナルでは、世界タッグ選手権試合、チャンピオンチーム石川修司&佐藤耕平に、芦野祥太郎&本田竜輝が挑戦する。また、青木篤志メモリアルとして、世界ジュニアヘビー級選手権試合が組まれ、チャンピオンの佐藤光留に、新日本プロレスのタイガーマスクが挑戦する他、新日本からはタイガーの他に永田裕志が参戦し、田村男児とのタッグで、諏訪魔&TARUと対戦する。
世界ジュニアヘビー級チャンピオンの佐藤は、5.15北海道・ホテルエミシア札幌大会で、児玉裕輔の挑戦を退け、3度目の防衛に成功した後、突如タイガーの名前を出して、「オメェのルーツ、俺と同じなんじゃないか?パンクラスmissionの自分から言うと、あなたのやりたいジュニアのプロレスは、全日本ジュニアにあるんじゃないか?」と呼びかけた。
すると、これを同日に行われた新日本の『ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.29』(BOSJ)開幕戦、愛知・愛知県体育館大会で聞いたタイガーが「望むところですね、じゃあ。ちょっと今の佐藤選手の、ちょっとお門違いの言葉には、火がつくというか……。僕は別に、佐藤選手には何もないです。何もない。彼は、時々見させてもらいますけど、プロレスもできる、格闘技もできる、素晴らしい選手だと思ってます。佐山さんところ(リアルジャパン・プロレス、ストロングスタイルプロレス)にも出てるしね。素晴らしい選手だと思います。だけど、やるんだったらやりましょう、じゃあ。突然、今指名されて“エッ?”って思ったけど、ま、そういう風に言ってんだったら、じゃあやりましょうよ!」と対戦を受諾したのだ。ちなみにタイガーと故・青木篤志さんは2009年のBOSJで対戦している縁がある。
また、永田は5月31日に東京・後楽園ホールで開催された『ジャンボ鶴田23回忌追善興行』で、諏訪魔とのタッグで、タイチ&TAKAみちのくと対戦。試合は諏訪魔がバックドロップでTAKAから3カウントを奪うも、試合後、永田にもバックドロップを放ち、ブードゥー・マーダーズとともに永田を襲撃。ここに佐藤と田村が救出に入り、永田と握手。永田は「何がやりたいんだコラッ!」と諏訪魔の行動に怒り心頭だったが、早速制裁する機会が設けられた。
(どら増田)