セミファイナルでは、東京女子プロレスのプリンセス・オブ・プリンセス王者、中島翔子に坂崎ユカが挑戦する。現地時間6月26日(日本時間27日)に新日本プロレスとの合同興行開催が発表された、アメリカのAEW遠征を経験して来た坂崎は「私たちの背中を見て育ってきた妹(後輩)たちが、私たちに試合を見てあこがれるような闘いをして。さらに、応援してくれるお客さんが誇れるような闘いを、私たちがぶつけて、本気の試合をここでやりたいと思います」と中島との旗揚げメンバー対決をすることで、後輩に背中を見せたい決意を表明。
一方の中島は「坂崎ユカ、世界で活躍する東京女子の中でも最高の選手の一人です。先月は一人で米国遠征で大活躍してましたし、新しい経験をいっぱい積んでレベルアップしてる。最強の挑戦者と、チャンピオンとしてタイトルマッチができるのはすごくうれしい」とAEW遠征を経験した坂崎を挑戦者に迎えることにより、ベルトの価値も上がると考えているようだ。
中島と坂崎は、2019年11月3日に東京・両国国技館で開催されたDDTの大会で、プリプリ王座戦を闘って以来、2年半ぶりとなるが、その時は坂崎がタイトルを奪取している。これについて坂崎は「シングル自体はとても少なく、あまり肌を合わせることはなかったんですけど。経験値だったり、ハプニングだったり、アクシデントが起きたときの対処だったりとかも、どんどん自分の中で変わってきてますので。心の余裕という部分で成長してるかなと思います」と成長を口にした。一方の中島は「当時以上に、より海外で活躍するようになった。私の知らない経験をたくさん積んでる。大きな会場でも、すごく自信のある顔で、緊張してないような表情でいつもニコニコ。リング上ではすごい怖い顔をする時もあって、そんな自分のペースを保てる精神力が当時以上に上がってるんじゃないかと思います」と対戦がなかった間に積み上げて来た坂崎の経験と精神力の強さを指摘。気を引き締めていた。
なお、メインイベントではGHCヘビー級選手権試合、チャンピオンでプロレスリング・ノアの潮崎豪に、新日本の小島聡がメジャー3団体タイトル奪取のグランドスラムをめざして挑戦する。
(どら増田)