>>ダルビッシュ、「強要するなら虐待」野球少年への過度な指導に苦言 過去には張本氏と議論を繰り広げたことも<<
張本氏は11月28日の放送で「私の都合でシニア人生ゆっくり過ごしたい」として番組卒業を発表。あわせて「来年は節目で出てきますから、また番組でお会いできると思います」と今後はゲストとして不定期で番組に出演する旨も報告したが、来年以降、誰が後任を務めるのかはまだ決まっていない。
ダルビッシュは7日に公式ツイッターに投稿し、張本氏の後任探しが難航していると報じた『東京スポーツ』(東京スポーツ新聞社/電子版)の記事リンクに、挙手の絵文字を添えて引用。さらに、同投稿に自らリプを送る形で「毎日『喝』の素振りしておきます!」と連投した。
ダルビッシュの投稿を受け、ネット上には「多方面に喝入れまくるダルの姿はちょっと見てみたい」、「リモートならアメリカからでも全然出演できるな」、「現役選手だからシーズン中は無理そうだけどオフ限定ならいけそう」と参戦を期待する声が寄せられている。
一方、「2年前とは真逆の態度でちょっとビックリ」、「昔はご意見番コーナー無くなってほしい的なこと言ってたのに」、「じゃあ2019年の騒動は特に尾を引いてないってことか?」と過去の言動を絡めたコメントも数多く挙がった。
張本氏の後任に意欲を見せているダルビッシュだが、過去には張本氏を非難する内容をツイートし物議を醸している。ダルビッシュは2019年7月28日、張本氏が同日放送の番組内で大船渡高・佐々木朗希(現ロッテ)が監督判断で県大会決勝を登板回避したことに苦言を呈したと伝えた記事のリンクを引用。その上で、「シェンロンが一つ願いこと叶えてあげるって言ってきたら迷いなくこのコーナーを消してくださいと言う」と非難した。
これを受けた張本氏は『週刊文春デジタル』(文藝春秋社/2019年8月3日付)の記事内で「男だったらあまりべらべらくだらんチンピラみたいなことしゃべらないで、ツイッターに書き込まないほうがいいよ」などと反論。すると、ダルビッシュは同日に同記事を引用し、「ずっと停滞していた日本球界を変えていくには勉強し、今までのことに疑問を感じ、新しいことを取り入れていく。その中で議論というのは外せないツール。それを黙って仕事しろとはまさに日本球界の成長を止めてきた原因って気づけないのかな?」とツイートするなど舌戦を展開した。
「SNS、メディアを通じて議論を繰り広げた両名ですが、それ以降和解したのかどうかは特に伝えられていません。ただ、ダルビッシュは張本氏のことが特に嫌いではないようで、2020年には自身の公式ユーチューブチャンネルに、野球ゲームのスマホアプリ『プロ野球スピリッツA』で張本氏を愛用する動画を複数本投稿。また、同アプリでは今年11月中旬にダルビッシュが選出したOB選手(1球団につき1名)がゲーム内に登場しましたが、ダルビッシュは巨人枠として張本氏を選んでもいます。また、張本氏も2020年8月30日報道の同番組で、当時メジャートップタイの6勝をマークしていたダルビッシュに『最多勝とサイ・ヤング賞を獲ってくれればうれしい』とコメントするなど活躍を応援するような姿勢を見せています」(野球ライター)
2年前の態度からは一転し、張本氏の後継者に立候補したダルビッシュ。今後同番組への出演が実現することは果たしてあるのだろうか。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
ダルビッシュ有の公式ツイッターより
https://twitter.com/faridyu