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球団公式サイトはこの日、「松永昂大投手、大嶺祐太投手に来季契約を結ばない旨を通知しましたのでお知らせします」と両名を戦力外としたことを発表。合わせて、松永には育成での再契約を打診している旨も記載している。
今季の両名は大嶺が「8登板・1勝1敗・防御率4.09」、松永が未登板(オープン戦では2試合登板)とどちらもほとんど成績は残せず。大嶺は6月22日・ソフトバンク戦を最後に一軍マウンドには戻れず、松永に至っては二軍でも未登板のままシーズンを終えている。
両名の戦力外発表を受け、ネット上には「個人的に応援してたから残念だけど、数字を考えたら大嶺のクビは致し方ない」、「ほとんど登板機会が無かった大嶺は切られても仕方ないな」、「大嶺は二軍でも防御率イマイチ(3.63)だったし、もう上がり目は無いって判断されたんだろう」と、大嶺の戦力外については納得の声が寄せられている。
一方、松永については「大嶺よりも投げてないのになぜ育成を打診したのか」、「表に出てない故障か何かがあって、それの回復を待つってことなのか?」、「FAの時に里崎が匂わせてたことも関係してたりするんだろうか」と、育成再打診への疑問や背景を推測するコメントが数多く挙がった。
松永は昨オフ国内FA権を行使するもチームに残留したが、この件について球団OBの里崎智也氏は昨年12月に自身のユーチューブチャンネルに投稿した動画内で「言えない情報がある」、「いろいろな話を聞く限り、松永のFAは仕方ない、この状況なら誰でもする」と、並大抵ではない事情があるという旨を匂わせ物議に。加えて、今季は各報道で松永の動向が全く伝えられていないことから、表に出せないような事情が絡んでいるのではとみているファンも少なくないようだ。
「球界では大きな故障・手術からの復帰をめざす選手を、球団が一度育成に落として回復を待つというケースは珍しくありません。松永は昨季左ひじの不調に苦しみ一軍5登板にとどまっているため、現在進行形でひじの治療・リハビリに努めている可能性は考えられるでしょう。ただ、球団発表や報道が全くない点や里崎氏の匂わせ発言を踏まえると、故障ではなくメンタル面の不調や重大な疾患と闘っている可能性も否定はできません。直近では2017年2月に阪神・横田慎太郎が頭痛で春季キャンプを離脱した後に続報が途絶え、同年9月になって脳腫瘍と診断を受け闘病していたことを球団が公表したケースがありますが、もしかしたら松永も同じような事態に陥っているのかもしれません」(野球ライター)
ロッテではこれまでセットアッパーの一角として、「359登板・16勝15敗135ホールド1セーブ・防御率2.91」といった通算成績を残している松永。球団発表を受けた報道では左ひじ・肩痛に苦しんだという内容も伝えられているが、一部からは「イマイチ信用ならん、それぐらいの理由なら球団もとっくに公表してるはず」と疑問の声が挙がっている。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
千葉ロッテマリーンズの公式サイトより
https://www.marines.co.jp/