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報道によると、今季リーグ4位に沈んだソフトバンクはセットアッパー・モイネロ、守護神・森唯斗らの離脱などもありリリーフ運用に苦しんだことなどから、どちらの役割もこなせる又吉に着目。又吉が今季7月に取得した国内FA権を行使した場合は即アタックする方針だという。
今季の又吉はセットアッパー・抑えとしてフル回転し、「66登板・3勝2敗33ホールド8セーブ・防御率1.28」と安定した数字をマーク。オフシーズンの報道では球団と複数回FA残留交渉を行い、その中では複数年契約も提示されたが権利行使の意志は固いと伝えられている。
ソフトバンクの又吉調査報道を受け、ネット上には「ソフトバンクが狙ってきたか…資金力ある球団だし引き留めは厳しくなったかな」、「札束攻勢で強引に引き抜かれる未来しか見えない」、「立浪(和義)新監督は今の内から又吉の穴埋め策を考えた方がいいな」と流出を心配する声が寄せられている。
一方、「人的補償取れるなら逆に補強になると思う」、「ホークスに獲られるならまだ救いがある、見込みのある選手が何人かプロテクト漏れしそうだし」、「投打どちらも人的の選択肢は広そうだし、引き抜かれるのは損ばかりでは無いのでは」と、流出後の展開を期待する声も多数挙がった。
又吉は権利取得当初の報道では人的補償が不要なCランク選手と伝えられていたが、オフシーズンに入ってからは一転して補償が得られるBランク選手であると報じられている。そのため、中日は仮に又吉がソフトバンクに流出しても、人的補償選手の選択次第では戦力アップも見込めると考えているファンは少なからずいるようだ。
「今季の中日はチーム打率(.237)、本塁打数(69本)がどちらもリーグ最下位と打力不足に苦しんだチーム。打線のテコ入れを図りたいのであれば、ポテンシャルはありながらも一軍に定着できていない打者が28名のプロテクト枠から漏れていれば狙う価値はあるでしょう。ファンの間では、2018年に22本塁打を放ちながら翌年以降はくすぶっている上林誠知などはプロテクト外ならかなり魅力的な人材だと期待する声も多数挙がっています。一方、又吉の代役としてリリーフをもらいたいと考えた場合は高橋純平(通算56登板)や松本裕樹(同87登板)など、一軍の実績はありつつも絶対的な存在ではない投手がプロテクト漏れしていれば獲得を検討する価値もあるのではないでしょうか」(野球ライター)
ソフトバンクだけでなく、阪神やDeNAも獲得調査に動いていると伝えられている又吉。一部からは「移籍するなら1番補償が期待できるソフトバンクを選んでほしい」という声も挙がっているが、今後の又吉の動向にも注目が集まりそうだ。
文 / 柴田雅人