ソフトバンク
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スポーツ 2021年04月15日 17時00分
ソフトB守護神の急な転倒に不安広がる「益田のふらつきを思い出した」 原因不明のアクシデントの真相は
14日に行われたソフトバンク対オリックスの一戦。「4-1」でソフトバンクが勝利したこの試合で、ソフトバンク・森唯斗が見せたプレーがネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 開幕から試合前までに「7登板・1勝0敗3セーブ・防御率1.29」といった成績を残すなど守護神としてチームを支えている森。同戦も「4-1」とソフトバンク3点リードの9回表に起用され、今季4セーブ目をかけてマウンドに上がった。 ところが、森はイニング開始前の投球練習中、投げた勢いのまま前方に転がるように転倒。受け身をとってすぐに起き上がった森は苦笑いを浮かべたが、どこかを痛めたようなそぶりは見せず投球練習を続行。そのまま9回表を三者凡退で抑え4セーブ目を記録した。 >>ソフトB・工藤監督に「舐めた継投するな」ファン激怒 敗戦危機を招いた守護神温存、伏線は2日前の開幕戦にアリ?<< 森の転倒を受け、ネット上には「千賀(滉大)がマウンドで故障したばかりだからめちゃくちゃ焦った」、「いきなりの転倒は心臓に悪すぎる、もう少し足元に気を付けてプレーしてほしい」、「転倒後は普通に投げてたから、後日故障発覚みたいなことはないと信じたい」といった困惑、焦りの声が多数寄せられている。 同時に、「先日の益田みたいにボコボコに打たれるかと思った」、「この前の益田のふらつきを思い出した、実は投球フォームのバランスが崩れているのでは?」と、ロッテ守護神・益田直也を絡めたコメントも複数見受けられた。 「ソフトバンクは4月6日・日本ハム戦で、エース・千賀滉大がピッチャー返しを捕球した際に左足首をマウンドにとられたまま転倒し負傷交代。当初は左足首のねんざと伝えられていましたが、同月10日に左足首の靭帯損傷で全治2~3か月の重症と判明したことを球団が発表しています。マウンド上でのアクシデントで主戦投手を失ったばかりということもあり、今回の森の転倒に多くのファンが肝を冷やしたようです。一方、一部ファンが益田の名を挙げたのには、3月28日・ソフトバンク戦が関係していると思われます。同戦の益田はロッテ1点リードの9回裏に登板しましたが、投球練習中に後ろにふらつき投球を一旦ストップ。ロッテファンから『よろめいてるけど大丈夫?』と不安の声が挙がる中、益田はこの回2点を奪われサヨナラ負けを喫しました。なぜ益田がバランスを崩したのかは不明ですが、4月14日終了時点で『9登板・0勝2敗2セーブ・防御率3.68』と成績が今一つであることから投球フォームの乱れが原因ではないかという見方もされています」(野球ライター) マウンドに足を取られたのか、それとも投球時にバランスを崩したのかは不明だが、試合翌日の15日、工藤公康監督が森に左ひじの腫れが生じていると明かしたことが伝えられている。工藤監督によるとプレー中の負傷ではないとのことだが、一部では、「こけた時に強くぶつけたのでは」という声も挙がっている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年04月12日 11時05分
ソフトB・工藤監督が小久保ヘッドと対立? “前言撤回”の松田起用、昨季の内川退団も決断に影響か
福岡ソフトバンクホークスのサードは“聖域”なのか…。 ホークスのサードは、今年も松田宣浩内野手が守っている。プロ16年目、長く第一戦で活躍し、定位置を守り抜いた功労者でもあるが、昨季後半から「後継者探し」の雰囲気が漂い始めた。その一番手に挙げられたのが、栗原陵矢だった。昨秋の日本シリーズでも活躍し、登録はキャッチャーだが、持ち前の打撃力を活かすため、一塁や外野の守備についてきた。 「今春キャンプから、栗原が三塁の守備練習に時間を割くことが多くなり、栗原と松田が入れ替わると予想されていました」(スポーツ紙記者) しかし、ペナントレースが始まってみれば、「三塁は松田、栗原は外野」となっていた。松田が復活したからとは言い切れない。「やってくれるだろう」という“期待”がそうさせたようである。 「工藤公康監督と小久保裕紀ヘッドコーチの意見が割れ、小久保ヘッドの意見が採用されました」(球界関係者) 4月11日の東北楽天戦を終えた時点での松田の打率は2割5分。これに対し、栗原は3割8厘でリーグ3位と好調をキープしている。松田と栗原の両方がスタメンに名を連ねるオーダーは確かに豪華だ。しかし、「8番・サード」は、往年の松田を知るファンとしてはちょっと寂しい感もしないではない。 「工藤監督は栗原の三塁について、『複数のポジションができる方が』と説明していました。キャンプ中のコメントですが、指揮官として、全野手が複数のポジションを守れたほうがやりやすいというニュアンスに聞こえました」(前出・スポーツ紙記者) それに対し、小久保ヘッドは「一つのポジションを…」と反論していた。 「工藤監督の中には、松田と栗原を入れ替える構想もあったはず」(前出・同) 入れ替えを予想する声は少なくなかった。 >>ソフトB・工藤監督に「舐めた継投するな」ファン激怒 敗戦危機を招いた守護神温存、伏線は2日前の開幕戦にアリ?<< コーチ1年目の小久保ヘッドについて聞かれると、「野手のことは全て任せる」とも語っていたので、「工藤監督が折れた」というのが周囲の一致した見方でもある。 こうした情報を聞くと、「工藤監督から小久保ヘッドへの継承」説は否定できない。 「今はチームが好調だから問題はありません。負けが込んできた時、どうなるか…。昨年、チーム功労者である内川聖一(現ヤクルト)に一軍出場のチャンスも与えず、そのまま退団に追い込んでしまいました。その影響もあって、急激な世代交代を恐れたとの声も聞かれました」(前出・球界関係者) 松田は守備中も声を張り上げており、若手投手はそれに励まされている。「欠かすことのできない選手」でもある。しかし、さらに打率を落とすようなことになれば、工藤監督は「野手のことは一任」という方針を撤回するだろう。 「昨季の工藤監督はスタメン、打順を毎試合のように変え、リーグ優勝を勝ち取りました。松田を外した打順もイメージできているはず」(前出・同) 覇者・ソフトバンクが躓くとすれば、レギュラー交代とベンチワークが原因となりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年04月07日 15時30分
負傷降板のソフトB・千賀、今季絶望の可能性も?「高橋の二の舞になりそう」ねんざ診断も心配の声が尽きないワケは
6日に行われたソフトバンク対日本ハムの一戦。「7-0」でソフトバンクが勝利したが、試合結果以上に話題となったのがソフトバンク・千賀滉大のアクシデントだった。 同戦で今季初先発した千賀は、5回まで無失点と好投。ところが、「5-0」とソフトバンク5点リードの6回裏1死、千賀は日本ハム・渡邉諒のピッチャーライナーを捕球した際、左足首をマウンドにとられたまま転倒。左足首を大きくひねった千賀は立ち上がれなくなり、そのまま担架に乗せられ負傷降板となった。 試合後の報道によると千賀は降板後、札幌市内の病院に直行し検査を受けたところ、左足首のねんざと診断されたとのこと。また、ソフトバンク・工藤公康監督は「僕が(マウンドに)行ったときは『そうでもないかもしれません』みたいな言い方をしていました」と、千賀自身は軽症と強調していたと語ったことも伝えられている。 >>ソフトB・工藤監督に「舐めた継投するな」ファン激怒 敗戦危機を招いた守護神温存、伏線は2日前の開幕戦にアリ?<< ただ、今回の一件を受けネット上には「ねんざで良かったと思う反面、本当にねんざでとどまったのかとも思ってしまう」、「足首がほぼ180度逆に曲がったのにねんざで済むなんてことがあるのか?」、「再検査の結果実は骨折でしたってケースもあるから全然安心できない」、「高橋の二の舞になりそうな気がしてならない」といった心配の声が多数寄せられている。 「試合後の検査でねんざと診断されたという千賀ですが、今後の再検査でより大きな故障が発覚する可能性は捨てきれません。実際、2015年9月の試合中に右足首をひねって負傷降板した元西武・高橋朋己氏(現西武アカデミーコーチ)も当初はねんざと診断されていましたが、数日後の再検査で『右足腓骨骨折・全治2カ月』と重症だったことが発覚。これにより高橋氏はそのままシーズンを終えることになってしまいました。ですので、千賀も高橋氏と同様の故障を負っていれば数カ月単位の離脱をしいられることは避けられない上、その後の回復が思わしくない場合は今季終了となってしまう可能性も捨てきれません」(野球ライター) 具体的な日程は不明だが、今後専門医の再診を受ける予定とも伝えられている千賀。ねんざ以上の故障が判明しないことを願うばかりだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年04月03日 11時00分
4年連続日本一のソフトBは今季優勝できない? 下馬評は覆されるか、開幕スタートダッシュの裏で露呈した弱点とは
3月26日に開幕した今季のプロ野球。3月31日終了時点ではまだ5試合を消化したばかりの段階だが、早くもリーグ優勝の可能性が高いとみられている球団がある。それが昨季のリーグ王者・ソフトバンクだ。 3月25日放送の『プロ野球ニュース2021 開幕直前SP』(フジテレビONE)では、番組に出演する解説者22名中13名からパ1位に予想されているソフトバンク。翌26日から開幕した今季は、同月31日終了時点で「4勝1敗・勝率.800」で首位タイと早くも上位につけている。 2年連続リーグ優勝、そして5年連続日本一を目標に、開幕から貯金を積み重ねているソフトバンク。ただ、一見順調なスタートを切ったように見える中、重大な弱点を露呈しているという見方もある。 >>ソフトB・工藤監督に「舐めた継投するな」ファン激怒 敗戦危機を招いた守護神温存、伏線は2日前の開幕戦にアリ?<< 「開幕からここまで5試合を消化したソフトバンクですが、この間リーグワーストの与四死球数(26個/敬遠は除く)を記録するなど、投手陣の制球の乱れが浮き彫りとなっています。また、四死球がかさんでいる影響からか失点数もリーグ4位(17失点)と今一つの数字になっていますので、このあたりに付け入るすきがあるといえるのではないでしょうか。実際、シーズン初黒星を喫した31日・オリックス戦では、初回からオリックス打線に『4安打6得点・四球3』と猛攻を浴びそのままなすすべなく敗戦しています」(野球ライター) ソフトバンクは開幕からの5試合で計14名の投手を起用しているが、そのうち半数以上の9名が四死球を1個以上記録している。先発では高橋礼(9個)、リリーフでは杉山一樹(4個)といった投手が特に多く四死球を出しているため、他球団は彼らをターゲットに“待ち球作戦”を展開すれば攻略の糸口をつかみやすくなるだろう。 なお、ソフトバンク投手陣は昨季504個の与四死球数(リーグワースト2位/敬遠は除く)を記録しているが、最も四死球を与えたロッテ(126個)には「11勝12敗1分」と他5球団の中で唯一の負け越しを喫している。前述のオリックス戦も含めると、序盤から四球を絡めて先制し逃げ切りを図るのが最も効果的な攻略方法かもしれない。 ただ、今季のソフトバンク打撃陣は同点・リード時は「217・6本・14打点・20安打」と大振りが目立つ一方、ビハインド時は「.282・1本・8打点・20安打」とつなぎの打撃で攻勢を仕掛けている。そのため、先発をどこまで引っ張るか、どのイニングからリリーフをつぎ込むかといった継投策もソフトバンク戦の重要なポイントとなりそうだ。 一部プロ野球ファンからは「野球見始めてから去年までソフトバンクしか日本一になってないから飽き飽きする」、「いい加減ソフトバンクを止めないと野球人気にも関わりかねない」という声も挙がっている。パ・リーグ5球団は制球難に付け込み、ソフトバンクを上位から追い落とすことができるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年03月29日 17時00分
ソフトB・工藤監督に「舐めた継投するな」ファン激怒 敗戦危機を招いた守護神温存、伏線は2日前の開幕戦にアリ?
28日に行われたソフトバンク対ロッテの一戦。「6-5」でソフトバンクが勝利したこの試合でソフトバンク・工藤公康監督が見せた継投が、ネット上のソフトバンクファンの間で物議を醸している。 問題となっているのは、「4-3」とソフトバンク1点リードで迎えた9回表での継投策。本来なら守護神・森唯斗を起用し試合を締めるのがセオリーの場面だったが、工藤監督はなぜか森ではなく、セットアッパーの岩嵜翔をマウンドに送り出した。 ところが、岩崎は2死からロッテ・角中勝也にヒットを許すと、後続の菅野剛士に2ランを被弾し「4-5」と一転して劣勢に。チームは9回裏2死満塁で飛び出た川島慶三のタイムリーにより逆転サヨナラ勝ちを収めたものの、岩嵜の起用自体は完全に裏目に出る形となった。 >>ソフトB・工藤監督に楽天行きの可能性が? 大久保氏が激怒「男の気持ちを踏みにじるんですか!」 知られざる現役晩年の裏話とは<< 工藤監督の継投策を受け、ネット上には、「9回1点差で抑えの森を出さないのは意味が分からない」、「舐めた継投するなよと思ってたら案の定失敗してて笑えない」、「川島のサヨナラ打で命拾いしたが、流れ的には完全に負け試合だった」といった反応が多数寄せられている。 一方、「大差がついていた開幕戦で無駄に投げさせたのがそもそもの間違いだった」、「開幕戦で森を下手に起用しなきゃ今日使えただろ」、「2日前に使わなくてもいい場面で使うからこういうことになるんだ」と、26日の開幕戦・ロッテ戦を絡めたコメントも複数見受けられた。 「同戦で森が起用されなかった理由ですが、試合後に工藤監督は『3連投はさせないということを決めていた』と、26、27日の試合で森を起用していたためと語ったことが伝えられています。ただ、工藤監督は連投の起点となった26日の試合で、一般的に守護神が出る場面ではない7点リードの最終回に森を起用。多少点を取られても問題ない楽な場面で登板させスムーズにシーズンに入らせる狙いがあったのでしょうが、これにより28日の試合は起用すれば3連投という状況になってしまいました。そのため、26日に森を投げさせる必要はなかったのではないかと疑問を抱いているファンは少なくないようです」(野球ライター) 工藤監督の岩嵜起用で敗戦の危機に立たされながらも、9回裏にロッテ守護神・益田直也を攻め立て2日連続のサヨナラ勝ちを決めた。そのため、同戦後には「せっかく工藤監督が2点くれたのに逆転サヨナラ負けとは情けない」、「2日連続背信投球の益田は猛省しろ」と嘆くロッテファンのコメントも多数挙がっている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年03月18日 20時45分
元ソフトB・攝津氏、シーズン中盤には引退を考えていた? “越年決断”の裏側を告白、球団のドライな対応にファン驚愕
元阪神で野球解説者の池田親興氏が17日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、元ソフトバンクで野球解説者の攝津正氏がゲスト出演。2018年オフの現役引退の真相を語った。 現役時代ソフトバンク(2009-2018)一筋で「282登板・79勝49敗73ホールド1セーブ・防御率2.98」をマークし、2012年には沢村賞にも選出された38歳の攝津氏。今回の動画では2019年1月に現役引退に至った経緯や裏話を語った。 >>ソフトB・小久保ヘッド、期待の若手に「一番悪い時のパターン」と苦言 “打率10割”と結果残すも、愛弟子の課題を厳しく指摘<< 2011~2015年まで5年連続で2ケタ勝利をマークしたが、翌2016年から2年連続で7試合の登板に終わるなど精彩を欠いた攝津氏。2017年までに275試合に登板した勤続疲労なのか、この2年間は「(肩や腕が)思うように動かない、力が入らない」という感覚を常に抱えていたという。 プロ10年目・35歳で迎えた2018年も、シーズン初登板の5月22日・西武戦から7月28日・楽天戦までの7試合で「2勝4敗・防御率5.16」と振るわなかった攝津氏。翌29日に同年4度目の二軍落ちとなったが、それを首脳陣から告げられた際に「あ、もうやめようかな」と引退に心が傾いたという。 また、攝津氏は具体的な日時は明かさなかったが「球団からは早い段階で戦力外というのは言われていた」、「(球団からは)『(来季の)契約はしません。退団しますか? 引退しますか?』みたいな(ことを言われた)」と、二軍落ちから日が浅い時期に球団から戦力外通告を受けていたことを暴露。ただ、家族や周囲からは体がある程度動くなら現役を続けてはどうかと勧められ、他球団移籍を模索するため退団を選択したという。 同年11月4日に球団を退団することが発表された攝津氏だが、それまではシーズンを戦う同僚たちを動揺させないよう退団の事実は隠し、10月に宮崎で行われたフェニックス・リーグも素知らぬ顔で参加していたとのこと。ただ、その後他球団からのオファーはなかったため引退を決断するに至ったと語っていた。 攝津氏は動画で驚きの肉体を持っていた元同僚や自身がすごいと思う現役選手についても話している。 今回の動画を受け、ネット上には「まだシーズン中盤の7月末の時点で引退を考えていたのは知らなかった」、「最後までチームメイトに退団明かさなかったのはプロ意識が凄い」、「沢村賞経験がある摂津でもこんなにバッサリ切られるのか」、「もし球団にその場で引退って言ったらコーチ職とかもらえたりしたのかな?」といった反応が多数寄せられている。 前述の沢村賞をはじめ最多勝(2012)、最高勝率(2012)、最優秀中継ぎ(2009-2010)など、先発・リリーフの両方でタイトルを獲得した攝津氏。その攝津氏が明かした引退の裏側に驚いたファンも多かったようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について池田親興氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UC89DdDdfD-wuREdrIjnO8DA
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スポーツ 2021年03月10日 11時00分
今季の巨人にまさかのBクラス転落危機? 天敵への“負けっ放し”に懸念、アレルギー克服のカギは桑田コーチ補佐か
桑田真澄投手チーフコーチ補佐がチームに再合流した。その狙いは――。 福岡PayPayドームで行われたオープン戦で(3月9日)、福岡ソフトバンクが対巨人の連勝を「12」まで伸ばした。 巨人サイドから見れば、“負けっ放し”ということになる。2019、20年の日本シリーズで4連敗を喫しており、19年交流戦3戦目からオープン戦含め、一度も勝っていない。左アキレス腱の断絶から復帰してきた野上亮磨投手の好投、売り出し中の秋広優人内野手が適時打を放つなど明るい材料もあったが、スタンドのファンはこう思ったはずだ。「このままでは、勝てそうにない」と…。 「これ以上、負けると、今季のペナントレースにも影響してきますよ。オープン戦とは言え、尾を引きそう」(プロ野球解説者) 過去にも、同じようなことが起きていた。83、87、90年、巨人は日本シリーズで西武ライオンズに負け続けた。 「90年シリーズで4連敗を喫し、翌91年はそのショックからか、12年ぶりのBクラスに低迷しました」(ベテラン記者) 当時のことは、筆者も知らない。だが、「西武に勝てない悪夢」を振り払うことができた94年日本シリーズは目の当たりにした。「今日は3対1で勝つ」と言って、本当にそのスコアで日本一になった長嶋茂雄監督(当時)の神懸かり的な采配にも驚かされたが、常勝西武を破ったキーマンは投手・桑田だった。 >>巨人・桑田コーチ補佐、若手選手の印象は「Mattを見ているようなもの」? 独特の指導法を明かし反響「時代には合ってる」<< 桑田のクレバーなピッチングとその分析力に、今日のソフトバンクに対応するヒントがあるのではないだろうか。 「94年シリーズ第1戦、先発マウンドを任されたのは桑田でした。巨人は5投手をつぎ込み、11失点と大敗しました」(前出・同) シリーズでの1試合11失点は巨人史上ワースト。26年後の昨季シリーズで13失点に更新された。 「桑田は6回4失点で敗戦投手になっています。でも、後日談として、桑田は西武打線のデータを取るため、勝負どころで意図的に甘いボールを投げていたとの話もあるんです」(球界関係者) 第2戦の先発マウンドは槙原寛己。完封勝利を収めたが、槙原-村田真一のバッテリーに桑田が助言を送っていた。スコアラーがシリーズ前に集めたデータに補足を加えていったそうだ。 「90年と94年では、選手もほとんど入れ代わっています。チーム再建には時間が掛かりますが、昨季シリーズでは、巨人の各投手は球種を狙い打ちされている印象も受けました。ソフトバンク打線を洗い直す必要があります」(前出・同) 桑田コーチは札幌遠征には参加せず、このソフトバンク戦から一軍に再合流した。帰京後の合流ではなく、わざわざ福岡まで呼び寄せたのは何か目的があったはずだ。桑田コーチの眼にソフトバンク打線はどう映っていたのだろうか。(一部敬称略/スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年02月26日 17時00分
ソフトB・小久保ヘッド、期待の若手に「一番悪い時のパターン」と苦言 “打率10割”と結果残すも、愛弟子の課題を厳しく指摘
25日に行われたソフトバンク対ロッテの練習試合の中継に、ソフトバンク・小久保裕紀一軍ヘッドコーチが登場。ソフトバンクのプロ4年目・21歳のリチャードに苦言を呈した。 同戦のリチャードは6回表から三塁の守備で途中出場し、「1打数1安打・死球1」と2打席ともに出塁。しかし、試合後に中継に登場した小久保ヘッドは打撃面の課題や不満を語った。 小久保ヘッドは昨年12月の就任当初から、現役時代の自身と同じ三塁手のリチャードに期待を寄せている。「彼(リチャード)と一番最初に話した課題は(体の)キレ。彼はゆったり、だらっと(バットを)振るタイプで半速球は飛ぶが、速いボールにいかに対応できるかというのはキレ(に左右される)」と、直球への対応が課題と考え指導しているという。 春季キャンプではリチャードの体のキレを鍛えるため、短距離ダッシュやミット打ちといったトレーニングを課していると伝えられている。ただ、「実際対外試合に入ってみると、真っすぐを意識し過ぎて変化球が全然タイミングが取れていない。一番悪い時のパターンになっている」と直球には力み、そのせいで変化球にも対応できていないのが現状だという。 >>ソフトBのボクシングだけじゃない! 球場に“地鶏”を放った球団も、過去のキャンプで行われた衝撃の珍トレーニング<< 「(現役時代に)王監督から言われてた『真っすぐを仕留めないとプロじゃない』という原点が、彼にとっては今一番必要かなと思う」と、変化球は多少捨ててでも直球を確実に打ち返すことがリチャードの成長に必要な点だという。「変化球は(2ストライクに)追い込まれたら(打者にとっては)不利だがその前にきた、狙っている球をなぜ仕留められなかったのかというのが(リチャードの)一番の課題。ちょうど昨日もその話をしてた」と、相手がカウントを取りにきた直球にしっかり狙いを定めるよう説いていると語っていた。 小久保ヘッドの発言を受け、ネット上には「今日のリチャードは一応打率10割だったのに手厳しいな」、「最低限結果出したのに注文つけるのか、これくらいで満足してるようではダメだってことか?」、「ヒット打ったとはいっても、打ったのは浮いた半速球で落ちる球には空振りしてたからなあ」、「正三塁手の松田(宣浩)がもう37歳だから、一日でも早く世代交代に目途をつけたいって焦りもあるのかな」、「紅白戦では軽いスイングで一発打ってたから体のキレは増してるはず、だから指示通りに考え方を工夫すれば結果もついてくるのでは」といった反応が多数寄せられている。 昨季は二軍で本塁打(12本)・打点(47打点)の二冠に輝き、この日の練習試合でも結果自体は出しているリチャード。今回の小久保ヘッドの苦言は、一軍の中心選手になれるようさらに成長してほしいという期待の表れなのかもしれない。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年02月26日 11時00分
4年連続日本一のソフトBに唯一無二の弱点が! 千賀・東浜以上に状態は深刻? 対外試合の意味深投球は首脳陣の作戦か
5年連続日本一をめざす福岡ソフトバンクホークスが千葉ロッテと練習試合を行った(2月25日)。両チーム、無得点での引き分け。この試合をソフトバンクの側から見てみると、意外な脆さも窺えた。 >>ソフトB・甲斐、正捕手の座が決して安泰ではないワケ 劣化が続く“キャノン”以外にも課題が?<< 「開幕ローテーション入りを狙う武田翔太と大竹耕太郎の2人が好投しました。工藤公康監督も喜んでいました」(スポーツ紙記者) 試合後、確かに工藤監督は「武田のカーブ」について、「一回浮いてポンと落ちてくる。緩急を使えていた」と“解説付き”でコメントするなど、上機嫌だった。 先発要員の千賀、東浜が故障で出遅れている。「重傷ではない」(関係者)とのことだが、武田、大竹に「使える」とのメドが立てば、開幕ローテーションには影響はない。ソフトバンクの最大の武器である“選手層の厚さ”だろう。 しかし、代役では難しい選手もいる。同試合で1イニングを投げたクローザーの森唯斗投手だ。「自分の感じとしては、そこまで悪くない」 自慢のストレートは140キロ台。同日の宮崎は小雨まじりの寒さであり、特に投手は肩を温めるのにも苦労していた。 「同日の森はストレート中心のピッチングでした。試合前から決めていたんじゃないかな、調整の一環として」(プロ野球解説者) とは言え、ソフトバンクの連覇のカギはこの森と言っていい。クローザーという重大なポジションにいることはそうだが、森はプロ1年目の2014年からリリーバーとして活躍し、昨季まで「7年連続50試合以上」という驚異的な登板数をカウントしている。 「その森がコケたら(怪我をしたら)、マズイことになりますよ」(前出・同) 登板過多、勤続疲労による球速ダウンや故障も懸念される。 もっとも、怪我をする前からこんな心配をしても仕方ないのだが、同日の森は失策もあって走者を許している。練習試合とはいえ、1点を争うイニングで走者が出ると、守っている野手は少なからず、動揺する。しかし、クローザーとして長く貢献してきた森がマウンドにいると、その動揺がないのだ。 「森で負けたら、仕方ないよ」 そんな声がペナントレース中、何度も聞かれた。しかし、森以外のリリーバーが1点を争う場面で走者を許したら、「大丈夫か?」という不安感の方が強くなる。また、救援に失敗したら、「やっぱり」と落胆の思いも広まるだろう。つまり、森がコケたら、ソフトバンクは一気に失速する危険性を秘めているわけだ。 「首脳陣も森の状態を一番に心配しています。森が元気なうちに、たとえばモイネロをクローザーで使う試合を増やしておかないと、大変なことになる」(前出・同) 森のスロー調整がちょっと気になる。 昨季、大ブレイクした周東の故障、千賀、東浜の出遅れも痛いが、本当に心配なのは森の状態。ソフトバンクも“弱点”を抱えていた。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年02月21日 11時00分
ソフトB・甲斐、正捕手の座が決して安泰ではないワケ 劣化が続く“キャノン”以外にも課題が?
今季も「扇の要」にはこの男が座る。 4年連続日本一を達成した福岡ソフトバンクホークスの甲斐拓也は、今季も不動の正捕手としてマスクを被ることに疑いの余地はない。だが、『常勝軍団』だからこそ、球界屈指の捕手としての地位を守り続けることも、決して簡単ではない。 昨年は4年連続でのゴールデングラブ賞や、自身2度目のベストナインに輝く活躍を見せるも、先発投手や対戦相手によって、起用法が変わり、シーズンを通しての出場はままならなかった。レギュラーとして自己最多出場を果たした一昨年に比べ、昨シーズンはコロナ禍での試合数削減もあるが、30ゲーム以上、出場機会を減らしている。 また、今季への懸念として考えられる要素として、捕手のスキルを表す数値である盗塁阻止率もその一つだ。2018年には12球団ダントツとなる.447を叩き出すなど、まさに大砲に例えられるほど他球団の脅威となっていた『甲斐キャノン』の威力は、ここ2シーズン下がってきており(2019年.342、2020年.328)、数字を見る限りにおいて、やや陰りを感じさせている。 それでも、甲斐の存在そのものが、投手陣の大きな支えとなっていることは間違いない。 昨年までホークスは、2年連続でチーム防御率がリーグトップの成績を残したことは、投手陣の高い能力を甲斐のインサイドワークによって引き出されたことに他ならない。 また、今季も先発陣の一角として、開幕ローテ入りを狙う和田毅は今キャンプでブルペンに入り、甲斐のミットに投げ込むと、『(甲斐から)良い球が来てますと、言ってもらった』として、自身の投球への好感触を得たコメントを残している。やはり、甲斐の存在は、ベテラン、若手を問わず絶大な信頼を置かれるなど、ホークス投手陣全体に安心感を与えている。30歳を前にして、求められることは決してグラウンド上の動きだけではない、精神的な部分においても捕手としての円熟味が感じられる。 昨年の日本シリーズ、捕手として巨人打線を完全に封じ込めた上、バッティングでも2本塁打を放つなど、試合を決定付ける働きを見せている。春季キャンプ中には「チームが勝つためには、守備も勿論だが、自分が打たなければならない」と打撃への重要性も語っている。さらなる連覇をめざすチームの中で、攻守において『核』となるべく、背番号19は貪欲に自らを追い込んでいく。(佐藤文孝)
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スポーツ
ソフトB守護神の急な転倒に不安広がる「益田のふらつきを思い出した」 原因不明のアクシデントの真相は
2021年04月15日 17時00分
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ソフトB・工藤監督が小久保ヘッドと対立? “前言撤回”の松田起用、昨季の内川退団も決断に影響か
2021年04月12日 11時05分
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負傷降板のソフトB・千賀、今季絶望の可能性も?「高橋の二の舞になりそう」ねんざ診断も心配の声が尽きないワケは
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ソフトB・工藤監督に「舐めた継投するな」ファン激怒 敗戦危機を招いた守護神温存、伏線は2日前の開幕戦にアリ?
2021年03月29日 17時00分
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元ソフトB・攝津氏、シーズン中盤には引退を考えていた? “越年決断”の裏側を告白、球団のドライな対応にファン驚愕
2021年03月18日 20時45分
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今季の巨人にまさかのBクラス転落危機? 天敵への“負けっ放し”に懸念、アレルギー克服のカギは桑田コーチ補佐か
2021年03月10日 11時00分
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スポーツ
ソフトB・小久保ヘッド、期待の若手に「一番悪い時のパターン」と苦言 “打率10割”と結果残すも、愛弟子の課題を厳しく指摘
2021年02月26日 17時00分
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スポーツ
4年連続日本一のソフトBに唯一無二の弱点が! 千賀・東浜以上に状態は深刻? 対外試合の意味深投球は首脳陣の作戦か
2021年02月26日 11時00分
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スポーツ
ソフトB・甲斐、正捕手の座が決して安泰ではないワケ 劣化が続く“キャノン”以外にも課題が?
2021年02月21日 11時00分
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芸能ニュース
「にゃ? にゃにゃ」MAYUKAの“ネコ語”にメンバーも「かわいい」 NiziUが白戸家のお父さんと共演、ソフトバンクWEBCM公開
2021年02月18日 16時55分
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芸能ニュース
古市憲寿「四次元ポケットだけで良くないですか」まさかの“ドラえもん不要論”? ソフトバンクの人気シリーズ新CM完成
2021年02月18日 00時00分
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スポーツ
ソフトBのボクシングだけじゃない! 球場に“地鶏”を放った球団も、過去のキャンプで行われた衝撃の珍トレーニング
2021年02月11日 17時00分
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芸能ニュース
RIMAのモノマネも披露! NiziUとソフトバンクのコラボ『NiziU LAB』が始動開始、 新CMでは新曲のパフォーマンスも
2021年02月10日 16時30分
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スポーツ
ロッテ・松中コーチから理論を聞き出すマル秘テクニックがある? 元ソフトB・川崎氏が伝授、“土削り指導”の意図も指摘
2021年02月08日 15時30分
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芸能ニュース
NiziUがソフトバンク「5G LAB」に登場 最新技術を活用したVR、AR、FRコンテンツで“推しアングル”も楽しめる!
2021年01月29日 16時20分
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スポーツ
オリックスに「こいつら遊んでんのか」厳しい目 ソフトBとは大違い? 大久保元監督が練習視察で見た“ぬるま湯体質”とは
2021年01月27日 19時30分
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芸能ニュース
寺田心、2021年の抱負は「資格をとりたい」 初のヤンキー役に挑戦、ソフトバンク新CMで松本人志・小池栄子と共演
2021年01月20日 00時00分
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スポーツ
オリックス、巨人、ソフトバンクら6球団が宮崎キャンプの無観客開催を発表
2021年01月18日 10時50分
特集
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マリエの告発で評判ダダ下がりの出川哲朗 オードリー春日が呆れ、たかじんさんを激怒させた過去も
芸能ニュース
2021年04月10日 12時20分
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マリエの衝撃告白は暴露本出版のため? 意外な人物が紳助さんの現状明かしていた
芸能ニュース
2021年04月13日 22時00分
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マリエの大暴露、裏に“黒幕”がいる? 出川哲朗は経済産業省がPR動画非公開など実害も
芸能ニュース
2021年04月12日 12時00分
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爆問太田が「マセキ終わった」発言? 妻・光代は「マリエって誰?」 出川の後輩・かが屋が暴露報道に言及か
芸能ニュース
2021年04月09日 12時30分
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マリエの“爆弾告発”で所属事務所の過去の騒動が蒸し返される? ネット上の根強い噂とは
芸能ニュース
2021年04月10日 20時00分